大菩薩嶺と牛の根通り 裂石〜小菅
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- GPS
- 08:30
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,753m
コースタイム
天候 | 快晴 ただし小菅まで行くと曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅まで 親切な人が車に乗せてくれました |
コース状況/ 危険箇所等 |
裂石〜丸川峠分岐:車道です 丸川峠分岐〜丸川峠:思ったより急な坂。小さな岩をよじ登る箇所あり。 丸川峠〜大菩薩嶺:雪道。とはいえ踏みしめられているので歩きやすい。日陰なため寒いが道は凍結なし。 大菩薩嶺〜大菩薩峠:展望よし。だが風がもろに吹き付けるため寒い。日なたなのに雪あり。一部凍結。歩きづらいわけではないが景色に見とれると危ないかも。 大菩薩峠〜牛の根分岐:今回の山行で唯一泥で滑った。 牛の根通り:歩きやすい。緩いアップダウンあり。日陰は雪、道凍結あり。 |
写真
感想
この時期行ける一番楽な2000m級の山かなぁと思って行ってみた。靴はメレルのカメレオン2だが、アイゼン、スパッツなしで最後まで行けた。(ストックは持っていない。)
まずJR塩山駅からバスで大菩薩峠登山口まで。この時点で自分1人しかいない。平日だしなぁと思っていたが、結局ここから下山まで1グループ(3人)しかすれ違わない、静かな山行となった。
登山口から丸川峠分岐までは車道歩き。分岐では上日川方面はゲートで封鎖されていて車の通行は不可能のようだ。ここから林道を少し歩くと登山道に入る。登山道は思っていたより急で汗が出るが、これは着込んでいたせいもあるだろう。フリースとネックウォーマーを外す。道は歩きにくいということはないのだが、若干荒れていた。雪はなく晩秋を思わせる雰囲気だ。
1時間と少し歩くと丸川峠に至る。振り返ると富士山が登場。おはようございますと写真を一枚撮る。とここで異変に気付く。カメラのバッテリーが落ちかけている・・・どうやら寒さが原因らしい。頂上でバッテリー切れは勘弁なのでさっさと上に行く。ただ丸川峠の雰囲気は山の中にポッカリできた憩いの空間みたいであった。
ここから大菩薩嶺頂上までは北面の道のため雪道となる。ほとんど日陰なこともあり寒い。道は凍結はしていないので歩きやすい。全体的に暗い雰囲気の中時折漏れる太陽の光にホッとしながら先を往く。
そして歩き始めて2時間半。思ったより早く山頂に到着。本当に何もない・・・しょぼい標識のみで拍子抜けする。展望もないが折角なので一服する。
それから少し木々の中を下ると、そこにはとんでもなく綺麗な景色が待っていた!
ドーン
と頭の中で効果音が鳴って笑ってしまった。あの暗い雰囲気の道を越えた後だったから余計に感動したし、正直こんな絶景とは思ってなく驚いた。
今いる大菩薩連嶺、富士山、御坂山地、甲府盆地、南アルプス、甲斐駒、八ヶ岳と全部見える。これはテンションが上がる。
はずだったが大きな問題に直面した。寒い。ひたすら寒い。外した防寒着を再装着したが痛いくらい寒い。これだけ展望が得られるということは木々がないということで、つまりもろに風に吹き付けられるのだが、その風が強い。
いつもなら景色を眺めてボーっとするのだが少し止まると寒い。指はかじかんで痛い。カメラのバッテリーは限界寸前。でも景色は最高。もうどうすりゃいいんだ状態で、とりあえず半ばヤケクソでラーメンを食べる。
その後少し歩くと避難小屋があった。ここで初めて人と出会う。
山頂を抜けた先の雷岩から大菩薩峠までの稜線は本当に景色がよく歩いていて楽しい。寒いけど。
そして熊沢山を抜けると笹の原っぱで牧歌的な雰囲気の石丸峠に到着。ここが唯一泥で滑った箇所だった。
牛の根通りまでの道はひたすら下り。たまに雪が残っているが歩きやすい。さくさく進むといつの間にか榧ノ尾山に着いた。ここで一服して小菅の湯を目指す。
牛の根通りも緩やかなアップダウンがあるがペースを維持しやすい。途中イノシシが出てきて心臓が跳ね上がる。日陰や北面は雪があったり霜柱で道が盛り上がっているが歩くことに支障はない。1時間も歩くと棚倉屋敷跡に着いた。
ここから小菅の湯までの道は一部凍結して滑りやすくなっているので注意する。そして登山道も終わってさぁ温泉に入ろうと思ったらまさかの臨時休業。
バスも3時間はない。時間を潰すところもない。
一気にトーンダウンしてしかたなく奥多摩駅方面を歩くことにした。適当に歩いて時間を潰して適当なバス停まで行こうと思っていたが、40分ほど歩いたら親切な人が車に乗せてくれた。本当にありがたかった。
今回の反省は、2000m級の寒さを舐めるなと温泉の休業日は要確認。
そして山で助けてもらったことを忘れない。
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