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Yamareco

記録ID: 1575264
全員に公開
ハイキング
奥秩父

和名倉山 気になるヒルメシ尾根に行って来ました

2018年08月30日(木) 〜 2018年08月31日(金)
 - 拍手
GPS
23:55
距離
15.1km
上り
1,783m
下り
1,786m

コースタイム

1日目
山行
9:14
休憩
1:27
合計
10:41
7:47
25
8:12
8:15
47
9:02
0:00
91
10:33
0:00
30
11:03
11:11
21
11:32
0:00
70
12:42
0:00
6
12:48
12:58
9
13:07
0:00
65
14:12
0:00
10
14:22
14:28
4
14:32
14:34
16
14:50
14:52
9
15:01
15:36
34
17:08
17:11
10
17:21
17:23
16
17:39
0:00
6
17:45
0:00
43
2日目
山行
2:05
休憩
0:15
合計
2:20
5:17
6
5:23
0:00
18
5:41
0:00
20
6:01
6:10
38
6:48
0:00
20
7:08
7:14
23
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ヒルメシ尾根を登るのに多数の方の記録を参考にさせて頂き、ここに感謝致します。荷物の違い、このコースの経験値等の違いなのか、各人のコースタイムのバラツキが大きく標準のコースタイムをつかむ事は出来ませんでした。

ヒルメシ尾根のコースは「尾根」が付いていますが尾根歩きは、ほんの僅かです。この事を頭に入れて歩くと道探しがし易く成ると思います。このコースは登山用でなく林業用に作られたのかもしれませんね。

笹ッ場〜川又分岐以外はバリコースです。

《笹ッ場〜川又分岐》の、この区間は破線と実線なので問題有りません。

《川又〜P1173から派生する尾根の下部》
吊橋を渡った先に目印は有りません。沢の左岸の急斜面を登ると水場で、ここから潰れ小屋まで問題有りません。潰れ小屋の先は横切る踏跡が幾つか有り、引き込まれ易いです。小屋の上に出たら小屋を背に、苔の処まで上に向かって登って行きます。後は苔の処から尾根に乗るまで問題有りません。

《P1173から派生する尾根の下部〜H1165乗越し》
潰れ小屋から登って来て辿り着いた尾根は P1173から複数派生する尾根の1番右端の尾根で仮にこれを第1の尾根とします。この区間の正規コースは踏跡が尾根でないので道が荒れています。登山用として作るなら多分、第1の尾根に登山道を作ったと思います。
この区間の基本は尾根は登らず横切ることです。詳細は感想を参照して下さい。

《H1165乗越し〜P1762東側の乗越し》
H1165乗越しから巨岩までは良い道です。巨岩からは石ゴロゴロの道で歩き難くなります。
緑色の細い棒を過ぎると踏跡が薄くなり赤リボンを頼りに進んで行きます。自分は帰りに薄暗い中、リボンを見つけられず、ここでビバークする事と成ってしまいました。ここを過ぎるとしっかりしたジグザグ道で歩き易くなります。

《P1762東側の乗越し〜桃源郷》
踏跡明瞭で目印も有り、問題有りません。

《桃源郷〜川又分岐》
ヒルメシ尾根のトラバース道で、ほぼ水平道です。ここで注意するのは、沢を通過した後と尾根を横切った後に進む踏跡が分かり難い事です。初めてこのコースを歩く場合はコースタイムに、道探しの時間を加える事をお勧めします。
二瀬分岐から下って来ると、川又分岐の道標が凹んだ箇所に裏向きで設置されているので見落としに注意が必要です。

《大ヨケの頭分岐〜笹ッ場》
このコースには目印は殆ど有りません。踏跡は有ったり無かったりで、踏跡が出て来ても直ぐに消滅します。又、単調な尾根でないので現在地の確認が必要です。
川又観光トイレの左側に見える・・・
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川又観光トイレの左側に見える・・・
国道140号のゲートの処の階段を下って行きます!
国道140号のゲートの処の階段を下って行きます!
これから渡るボロボロな吊橋!
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これから渡るボロボロな吊橋!
ボロボロの吊橋を渡ります。木部は朽ちているが金属部分は腐って無さそう。金属部分に体重をかけてゆっくりと渡りました!
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ボロボロの吊橋を渡ります。木部は朽ちているが金属部分は腐って無さそう。金属部分に体重をかけてゆっくりと渡りました!
沢の左岸は水平道を想像していましたが、実際は急登でした!
沢の左岸は水平道を想像していましたが、実際は急登でした!
登り切ると水場に到着です!
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登り切ると水場に到着です!
水場から先は斜度が緩やかで歩き易いです!
水場から先は斜度が緩やかで歩き易いです!
沢から離れ少し登ると、ヒルメシ尾根の表示が現れ・・・
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沢から離れ少し登ると、ヒルメシ尾根の表示が現れ・・・
直ぐ先に石杭が有ります!
直ぐ先に石杭が有ります!
潰れ小屋を過ぎた先で横道に誘導されて道迷いをしました。小屋から苔の処まで上に向かって登って行くのが正解です!
潰れ小屋を過ぎた先で横道に誘導されて道迷いをしました。小屋から苔の処まで上に向かって登って行くのが正解です!
苔の処から小尾根まで踏み跡は、はっきりしています!
苔の処から小尾根まで踏み跡は、はっきりしています!
P1173から派生する小尾根が見えて来た!
P1173から派生する小尾根が見えて来た!
第1の尾根に乗る。この尾根を登って行き道迷いをしました。長文になるので詳細は感想を参照して下さい!
第1の尾根に乗る。この尾根を登って行き道迷いをしました。長文になるので詳細は感想を参照して下さい!
何とか H1165の乗越しに到着しました。正面の P1173から来ました。ここを右に下ると川又です! (振り返って撮影)
何とか H1165の乗越しに到着しました。正面の P1173から来ました。ここを右に下ると川又です! (振り返って撮影)
2番目のやじろべえ。最初のやじろべえはパスと成りました!
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2番目のやじろべえ。最初のやじろべえはパスと成りました!
巨岩に到着です!
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巨岩に到着です!
巨岩を過ぎると石ゴロゴロの歩き難い道に変わります! (振り返って撮影)
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巨岩を過ぎると石ゴロゴロの歩き難い道に変わります! (振り返って撮影)
倒木の手前に在る四角い岩に赤い目印!
倒木の手前に在る四角い岩に赤い目印!
ここでジグザグ道が終り直登の歩き易い道に変わります!
ここでジグザグ道が終り直登の歩き易い道に変わります!
用途が分からないが目印になる緑色の細い棒!
用途が分からないが目印になる緑色の細い棒!
この辺りは踏跡薄く目印を探しながら進みます。帰りに薄暗くなり、目印を見つけられずに、ここでビバークし翌日、明るくなって下山しました!
この辺りは踏跡薄く目印を探しながら進みます。帰りに薄暗くなり、目印を見つけられずに、ここでビバークし翌日、明るくなって下山しました!
丸看板。東大のかな?、消えていて分かりませんでした!
丸看板。東大のかな?、消えていて分かりませんでした!
H1735mのコル。標識を探したが見つかりませんでした!
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H1735mのコル。標識を探したが見つかりませんでした!
大ヨケの頭の分岐辺り。分岐点がはっきりしないので、適当に尾根に向かって登りました!
大ヨケの頭の分岐辺り。分岐点がはっきりしないので、適当に尾根に向かって登りました!
最初に出会った目印。ようやく目印が出てきました!
最初に出会った目印。ようやく目印が出てきました!
倒木を跨いだら左の尾根でなく、右の尾根に向います!
倒木を跨いだら左の尾根でなく、右の尾根に向います!
稜線がずれたコル状の処。ここにもピンクリボンが有りました! (振り返って撮影)
稜線がずれたコル状の処。ここにもピンクリボンが有りました! (振り返って撮影)
林業の残骸。この辺りには植林地が無いのに、なぜ残骸が有るのか不思議です?
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林業の残骸。この辺りには植林地が無いのに、なぜ残骸が有るのか不思議です?
道らしき処に目印が有りました!
道らしき処に目印が有りました!
倒木帯が現れると傾斜が緩くなり山頂近くです!
倒木帯が現れると傾斜が緩くなり山頂近くです!
山頂手前の苔の森。北ノタルと同じ位いに綺麗な処です!
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山頂手前の苔の森。北ノタルと同じ位いに綺麗な処です!
大ヨケの頭、どこが山頂か分かりませんでした!
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大ヨケの頭、どこが山頂か分かりませんでした!
笹ッ場の上部右から出て来ました!
笹ッ場の上部右から出て来ました!
北ノタルの森。苔が綺麗です!
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北ノタルの森。苔が綺麗です!
2年振りに二瀬分岐に来ました。14時50分なので当然、和名倉山はパスします!
2年振りに二瀬分岐に来ました。14時50分なので当然、和名倉山はパスします!
川又分岐に気が付かずに行き過ぎてしまい、致命的な30分程のロスをしてしまいました!
川又分岐に気が付かずに行き過ぎてしまい、致命的な30分程のロスをしてしまいました!
トラバース道で唯一の苔です!
トラバース道で唯一の苔です!
ヒルメシ尾根 (川又道)の水場。パイプに気が付きませんでしたが、右上に写っていました!
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ヒルメシ尾根 (川又道)の水場。パイプに気が付きませんでしたが、右上に写っていました!
沢の処に在った、少し小さな巨岩!
沢の処に在った、少し小さな巨岩!
平坦地で目印を探していたらカメラを見つけました!
平坦地で目印を探していたらカメラを見つけました!
桃源郷。辺りは一升瓶が散乱しています、目印には良いが余りにも見苦しいです!
桃源郷。辺りは一升瓶が散乱しています、目印には良いが余りにも見苦しいです!
切り株を過ぎると大ヨケの頭の分岐に戻って来ました。一周するのに。計画では3時間としましたが、実際は4時間もかかってしまいました!
切り株を過ぎると大ヨケの頭の分岐に戻って来ました。一周するのに。計画では3時間としましたが、実際は4時間もかかってしまいました!
H1165乗越しに分岐する処で広い道に引かれて直進してしまいました。遭難防止には、進入禁止の目印が必要な箇所だと思います!
H1165乗越しに分岐する処で広い道に引かれて直進してしまいました。遭難防止には、進入禁止の目印が必要な箇所だと思います!
和名倉山に登る場合に、ここの目印が分かり難くく、左斜め上に向かって登って行きます! (振り返って撮影)
和名倉山に登る場合に、ここの目印が分かり難くく、左斜め上に向かって登って行きます! (振り返って撮影)
尾根を横切る処にやじろべえが在りました。この尾根が第2の尾根です。和名倉山に行くには、この尾根を登らず横切ります!
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尾根を横切る処にやじろべえが在りました。この尾根が第2の尾根です。和名倉山に行くには、この尾根を登らず横切ります!
第1尾根と第2尾根に挟まれた沢の上部に出ました。少し下ると踏跡、目印が分からなくなったので沢に降りて第1の尾根に移ると目印が有り、少し下ると P1173から派生する小尾根の処に出ました!
第1尾根と第2尾根に挟まれた沢の上部に出ました。少し下ると踏跡、目印が分からなくなったので沢に降りて第1の尾根に移ると目印が有り、少し下ると P1173から派生する小尾根の処に出ました!
この吊橋を無事に渡れ登山を終了しました!
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この吊橋を無事に渡れ登山を終了しました!

装備

個人装備
防寒着 雨具 昼ご飯 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 時計 タオル カメラ

感想

《川又〜P1173から派生する尾根の下部》
吊橋を渡り終えて沢沿いの道を探したが無い。目に入ってくるのは斜面のみ。情報は沢の左岸を進む。目印が無く進む道は無いので、沢の左岸を登る事にする。斜面を登り切ると水場に到着。ここから普通の山歩きに成りました。潰れ小屋の上に出て、登って行くと横に向かう踏跡が幾つも現れる。それに引き込まれ道間違いをしました。正解は小屋の上に出たら小屋を背に、苔の処まで上に向かって登って行き、横道は無視しましょう。苔を過ぎた先で尾根に乗ります。

《P1173から派生する尾根の下部〜H1165乗越し》
だぶりますが、潰れ小屋から登って来て辿り着いた尾根は P1173から複数派生する尾根の1番右端(西側)の尾根で仮にこれを第1の尾根として記述しています。
行きは正規のコースを見つけられずに、第1の尾根の隣(東側)の第2の尾根を登りました。第1の尾根を詰めても行けると思います。
第1の尾根に目印が有ったので登って行くと途中で踏跡、目印が無くなりました。引き返して目印を探すが分からない。隣の尾根に行ってみるが目印が見当たらない。最初の尾根を登り返し、途中から左に入り隣の尾根に行くと下にピンクリボンを発見したので右から2番目の尾根を登る事にしたが、上に行っても目印、踏跡が現れませんでした。GPSで確認すると P1173の西の稜線に出れそうなので強引に登りました。

帰りは正規のコースで下り、どこが分からなかったのか検証し、分かった事は、
1.第1の尾根を数十m登り、東側の第2の尾根の谷側に踏跡を探し、見つけたら移動します。(第1の尾根から第2の尾根に移るのに目印、踏跡を見つける事が出来ませんでした)
2.第2の尾根の谷側の踏跡を登って行くと、第2の尾根を横切り林業用のやじろべえに到着します。やじろべえから更に第2の尾根を横切って行くと第3の尾根が現れます。
3.第3の尾根は尾根を少し登ってから途中で第3の尾根を東側へ横切ります。第4の尾根の有無は、うろ覚えではっきりしません。
4.最後に尾根を東側へ横切り谷筋のジグザグ道を詰めると H1165乗越しに到着します。

正規のコースは P1173から派生する尾根の下部から、尾根を短かく登りますが、長く尾根を登る事は有りません。尾根は登らず横切ることです。踏跡が尾根でないので道は荒れています。第1の尾根に乗ってから H1165乗越しに出るまでが、ヒルメシ尾根で一番苦労しました。

《H1165乗越し〜P1762東側の乗越し》
H1165乗越しから巨岩までルンルン気分で歩けました。巨岩を過ぎると石がゴロゴロで歩き難いです。ジグザグ道が終ると尾根状となり緑色の細い棒が有りました。この先から踏跡が薄くなり赤リボンの目印を頼りに進みました。ジグザグ道に変わると踏跡もはっきりし目印も有り快適に歩けました。
帰りは緑色の細い棒の手前で薄暗くなり、リボンを見つける事が出来ず、ここでビバークする事に成りました。

《P1762東側の乗越し〜桃源郷》
なぜか P1762東側の乗越しから暫く道が広くなりました。H1735のコルの標識は探しましたが見つけられませんでした。大ヨケの頭の分岐点は分からなかったので尾根を目指して適当に行きました。桃源郷へは沢の処だけが歩き難いだけです。桃源郷は広場を想像していましたが幅広い道状態でした。それにしても散乱した沢山の一升瓶で桃源郷でなくゴミ捨場でした。

《桃源郷〜川又分岐》
ヒルメシ尾根 (川又道)の水場を過ぎた先で踏跡を探すのに、行っては戻りを繰り返し4回目にして、ようやく山側に踏跡を見つけました。ヒルメシ尾根の記録には沢を下る記述が有りましたが、大きくみると終始、水平状態で歩けました。

《大ヨケの頭分岐〜笹ッ場》
登山者によっては早足で下山した記録が有ったので、歩き易い尾根道なのかなと思っていましたが、実際は倒木有り、踏跡も無い処も有り、尾根も単調な尾根でないので、初めての登山者は現在地を確認しながらの行動が必要です。

日帰りの予定でしたが道迷いで、下山を開始する時間が遅くなってしまい、途中でビバークするハメとなりました。前回は足のトラブルで計画を断念し、今回はビバークと色々有りましたが、念願のヒルメシ尾根を歩け満足しました。これで和名倉山の歩るかれている5コースで未踏はナシ尾根のみとなりました。来年はナシ尾根で楽しむつもりです。

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