古賀志山(赤川ダムから登りは中尾根、下りは東稜、西の松島や猿岩にも足を延ばして1日満喫!)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 933m
- 下り
- 922m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中尾根コースへは、赤川ダムを左に見ながら歩き、林道の二股を左(つりぼり場)に→橋の手前の二股を右へ→その先の二股を右(北コース)に→木橋を渡ったら、すぐ右の沢へ下りる→沢と沢の間の植林帯を行くと、すぐに取付きとなる。 中尾根コースへはいくつか取付きがあるそうですが、今回の東端からの取付きはのっけからロープに頼らなくては登れないような岩場など、なかなかハードです。 道中に道標はなく、目印等も殆どありませんが、踏み跡は概ね明瞭。 西の松島へは559mPから西へ行き、鞍掛山との分岐の鞍部から垂直に近い岩場(ロープあり)を2度登ります。 古賀志山〜猿岩は546mPの前後と篭岩の西に長めの岩場(ロープ、鎖あり)があります。踏み跡も概ね明瞭ですが、篭岩〜猿岩の間はやや薄い印象。 東稜コースは東稜見晴しの先から5〜6箇所の岩場(ロープ、鎖あり)があります。 こちらも道標はないですが、赤ペンキの目印は所々にあり、踏み跡も概ね明瞭。 それと古賀志山全体にいえることですが、数十ものコースがあると言われるだけあって至るところに踏み跡があり、おまけに岩場の巻き道も付けられているので基本的に尾根筋を外れないようにしましょう。 水場… 北コースからの分岐である木橋を渡ってすぐ下りる右の沢の左側に岩間から水が湧いている。コップが置かれているので飲めるのでしょう。 トイレ… 赤川ダム駐車場、およびその先の林道沿いにも2ヶ所あり。 |
写真
感想
せっかくの3連休、雪山に行きたいところだったが23日、25日は所用があり、おまけに車はノースタッドレスのため登山口まで行けるか心配。かといって、公共交通機関を利用しての日帰り雪山はかなりタイトだ。
どうせ来週雪山の予定があるので今回は近場へ日帰りとし、この前の滝子山同様いつでも行けそうでなかなか行く機会のなかった山シリーズ第2弾として、栃木の低山古賀志山へ行くことにした。
古賀志山は幾つものルートがあるらしいが、その中でも中尾根と東稜が面白いらしい。更に古賀志山から西の稜線も楽しいらしいので、それなら一気に歩こうと西から古賀志山を目指し、そこから東稜を下って中尾根を登り返そうと決めた。
4時過ぎに自宅を出て、途中コンビニで朝食を摂りつつ6時半頃には現地に到着。
しかし県道70号から林道背中当線への道が分からず通り過ぎてしまい、地図でよく確認して探し当て林道に入って行く。
すると、すぐにフェンスが置かれて先へ進めなくなっている。不法投棄が多くて進入禁止にしたようだ。工事現場などでよく見るフェンスだったので簡単にどかして先に進むこともできるが、さすがに気が引けるのでやめて他から登ることにする。
ということで、駐車場への道が唯一分かっていた赤川ダムへと向かった。
車を止めて林道を歩いて行き、途中の二股で地図を確認していると「どこから登るの」と男性から声を掛けられ、中尾根と答えると「それじゃこっちだ」と案内してくれました。
木橋から沢に下り二手に分かれた沢の間を行くと、すぐに急な岩場が立ちはだかります。取付きがハングしていて、どう見てもロープに頼らざるを得ない感じ。もちろん岩登りをする方なら問題ないんでしょうが、素人の私には太刀打ちできるわけもなくロープを使って攀じ登って行きました。
続いても岩壁にぶち当たる。ここがネット上でいわれているヨコバイらしく、右から巻けるらしいが、それもつまらないので直上してみる。フリクションも利いてスタンスもあったのでチョット怖かったが無事に通過。
ヨコバイの先にはタテバイなるものもあるらしく、期待して歩いて行くがそれらしき箇所が見当たらない。もちろん高度感のある岩場は幾つもあったが、どれも三点確保すればロープなどに頼らずに登れたので違うようだ。
そうこうしている間に稜線に出てしまいました。どうやらタテバイは巻いてしまった?らしく、これはまた来なくては!
稜線を北に向かい、小さいながらも急な登り返しで559mPに到着。ここは日光連山や那須の山並みが広がる良い場所です。
更に西へ足を延ばし、西の松島といわれる場所へ向かってみた。途中樹間からでも急な下りが見て取れ、これを帰りに登るのはキツイなぁ〜と一瞬躊躇したが、ここまで来たんだからと行ってみる。それにしても最近は、このように躊躇して引き返すこともあり、ヘタレテきていると実感。
その西の松島は、2度にわたる垂直に近い岩場をクリアして来ただけの価値のある気持ちの良い場所。切れ落ちた岩上に立てば気分爽快です!
行きに登った岩場を慎重に下り、来た道を戻って異様に開けた伐採地(後で聞いた話では、こんな所までブルで上がってきたらしい!)を抜け、富士見峠の先が古賀志山の山頂。時間によってはこのまま東稜を下るつもりだったが、まだ早いので西へ辿り猿岩まで行くことにしました。
展望の良い御岳山を過ぎ、雑木の尾根を行くと長めの岩場。ここも三点確保の要領で越えると開けた岩尾根が続く。見上げると何人もの方がパラグライダーで気持ち良さそうに空を舞っている。楽しそうでもあり、怖そうでもありますね〜。
今度は長めの岩場を下り、岩尾根を登り返して赤岩山。その後、篭岩を経て432.7mPへ。ネット上ではここを猿岩としている方もいるし、その先の岩場を猿岩としている文献もある。この定義は曖昧なようで、そこらへんは低山ならではでしょうか。
その岩場へは大した距離じゃなさそうなので行ってみました。432.7mPと見える景色は変わりませんでしたが、余裕があるなら行ってみても良いかもしれません。
ここから古賀志山まで戻って、少し北から東稜を下ります。東稜見晴しの先から急な岩場の下降が暫く続きますが、いずれもロープや鎖が付いていますし、三点確保の練習であえてそれらを使わずに下るのも面白いでしょうね。
岩場の下降が終わると、後は植林帯をズンズンと下って林道へ。このまま林道を辿っても、林道の向こうにある遊歩道のような山道を辿っても最終的には赤川ダムまで行くことができます。
そんなこんなでたっぷりと岩場と戯れて下山。楽しいクリスマスイヴとなりましたとさ(笑)
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