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Yamareco

記録ID: 1579576
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ハイキング
奥武蔵

伊豆ヶ岳と旧南川小学校(西吾野駅→森坂峠→上久通→殿入谷右岸尾根→伊豆ヶ岳→花桐川→旧南川小学校→西吾野駅)

2018年09月09日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.3km
登り
806m
下り
801m

コースタイム

日帰り
山行
5:26
休憩
0:19
合計
5:45
9:14
25
9:39
9:39
12
9:51
9:51
17
日用橋
10:08
10:10
40
八坂神社
10:50
10:50
104
愛宕社
12:34
12:43
42
13:25
13:25
35
炭焼き窯
14:00
14:00
11
林道終点
14:11
14:11
18
14:29
14:37
22
旧南川小学校
14:59
14:59
0
14:59
ゴール地点
今回伊豆ヶ岳を選んだ理由は二つあります。
1.当初は土曜の計画でもっと時間のかかる山を予定していましたが、土曜は駄目と判断してから程々の山として伊豆ヶ岳を選びました。
2.別に飯能の廃校となった小学校を調べていたら旧南川小学校と言うのがあるのが分かりました。しかも調査の過程でここはアニメ「GJ部」の学校のモデルではないか?と言うのがひっかかり、是非とも行こうと言う事にしました。

さて伊豆ヶ岳はこれまでに何度か登っている山ですが、同じコースでは面白みが無い。
帰りに旧南川小学校に寄るとすると一度登りで使った花桐川コースを行こうかと決めました。
では登りはどうするか。下り一度使った東尾根コースも考えましたが、未だ行った事の無い殿入谷右岸尾根コースを行ってみようと言う事にしました。
天候 朝のうち曇のち晴れ

まるで天気予報と言う仕事を放棄したかの様な土曜日の予報。僅か24時間未満の前日昼の予報では気象協会が晴れ、気象庁が曇、ウェザーニューズが曇りのち雨、GPV予報が雨のち曇と、どれか出しておけば当たるだろうと言う予報で、今週は到底土曜日を登山の日には選べませんでした。
(でも土曜日の都内は晴れ。くっそーと思いつつ雨雲レーダーを見たら秩父や奥多摩方面はかなりの通り雨があったみたいです)

日曜ならどの予報も曇もありながら晴れ予報だったので本日日曜日を選びました。
その結果、概ねどの予報も当たった曇りのち晴れとなりました。
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き
くっそー(今回こればっかり?)
西武池袋線は朝っぱらの6時頃に椎名町・東長崎間で人身事故で一時間抑止です。
当然いつもの快速急行は運休となってしまいました。

駅に着いてから知ったので、どうするか急いで計画の立て直しをします。
1.取り敢えず飯能迄は行こう。飯能に行きさえすれば人身事故の影響がほぼない西武秩父方面の電車に乗れるかもしれないし、場合によっては名郷方面のバスに乗れるかもしれない。
2.その場合ターゲットの山はどうするか。
3.西武線アプリを見たら遅れた結果池袋7:20発飯能行き準急となった電車が走る。これは8:15に飯能到着で8:28発の西武秩父行きにあまり待たずに乗れる(名郷行きバスは8:30)。
4.これは当初予定の快速急行から見て凡そ30分遅れである。
5.30分程度の遅れなら当初予定の伊豆ヶ岳へ行っても差し支えない。

と言う事で準急飯能行きで飯能へ行って飯能発8:28の西武秩父行きに乗り継ぎました。
快速急行が運休になったせいか、この各停は4両を飯能で増結して8両で運行されました。
それでも満席で立ち客も居ました。
何しろ私が乗った準急の後にL-trainの急行、メトロ10000系の合計3本が接続したので。


この電車は後続のS-trainに高麗で抜かされるとか武蔵横手で特急と交換待ちするとか吾野でも交換待ちするとか随分待たされる筋でしたが無事に9:09に西吾野に到着。
当初の快速急行より46分遅れ。


帰り
僅か4分程の待ち合わせで15:04の飯能行きに乗れました。
飯能ではFライナー快速急行に接続。
帰りは順調。
コース状況/
危険箇所等
・西吾野駅→森坂峠→上久通
森坂峠はこれまでに何度か歩いた所ですが・・・うわー夏は辛い。
低山で人があまり歩かない場所で樹林帯じゃない区間はほとんど道が失われますね、草で。
道自体は峠と言う位なのでそんなに厳しい斜度ではないのですが、今日は樹林帯に取り付くまでが大変。
そして下久通への下り。以前歩いたのは下久通からの登りで、その時は今年の3月3日で未だ草が生い茂って居ない時で、その時ですら道が不明瞭だったのがより一層不明瞭になっています。
森坂峠は夏に越えちゃいけない。

下久通から上久通までは舗装道路です。斜度はほとんどありません。

・上久通→伊豆ヶ岳
本日のメインルート、殿入谷右岸尾根コースです。

まず取り付き。
ヤマレコのみんなの踏み跡を見ると八坂神社を越えてから川を渡るのですが、Google StreetViewで見ても「あの丸太を渡ってあの森の中に行くの?」と言う場所でこれはちょっと無い。
登山詳細図では観音堂から取り付く道になっていて、ヤマレコの登山記録で「殿入谷右岸尾根」で検索した結果ではみなさんがそこから登っている様です。但し尾根までは苦労してました。
その辺りを覚悟して観音堂から取り付きます。最初は何となく踏み跡がありますが、すぐにロストしました。そこでこれまでに何度もやっている低山での尾根までの取り付きの試練から何とか行けそうな場所を選びつつよじ登ります。
おそらくこの区間に正解は無いです。だからそう言う登りの経験が無い人はやめておいたほうが良いでしょう。

尾根に入るとそこそこの登りとなりますが、苦しい急登と言う程ではありません。登山詳細図で急坂と言うのがありますが、そんな感覚はあまりありませんでした。下りでキツイのかも。

やがて愛宕社に着きます。登山詳細図で「参道」とありますが、そんな雰囲気はありませんでした。ここまで来ても未だ序盤なんですよね。ここまでで結構疲れましたが。

途中で妙に広い場所があります。ひょっとしたらこれが登山詳細図で書かれている「馬小屋(マコーヤ)」なのかもしれません。山城マニアの私には「ここってまさか山城?」とも思える場所でしたが、虎口とか全然それらしいのが無いので違うのでしょう。

やがて地図上では等高線が平になる区間になりますが、無造作にそう書かれているだけでちっとも平坦ではありません。それどころか岩稜があちこちにあります。そして登山詳細図で言う「藪」が登場します。これが今回の難関。
おそらく馬酔木ではないかと思う低木の藪となり、これをかきわけますが、天気の項目で書いた様に昨日はこの一帯にかなりの雨がありましたが、それによる水がかきわけると全部降り掛かって来ます。びしょ濡れになりました。

最後は北東にトラバースして東尾根コースへ向かいます。以前、東尾根コースを行く時に地図に何故東尾根方面に複線の道があるのかと思ったのですが、そうじゃなくてこの殿入谷右岸尾根コースが最後に東尾根コースに取り付く時にずーっと北東にトラバースして取り付くコースでした。これはこのコースのヤマレコの記録でみんながトラバースしている事で気が付きました。読んでなかったら知らずに直登していたと思います。但しこのトラバースコースが不明瞭で多分私は最後にロストして失敗しました。大分苦労して東尾根コースに合流。殿入谷右岸尾根コースに比べたら東尾根コースは県道みたいなもんですねwそして古御岳からのコースに合流するとそっちは国道みたいな感覚。

・伊豆ヶ岳→花桐川コース→西吾野駅
今年の6月8日に登ったコースです。
まず男坂・女坂との分岐点からの直下ですが、これがキツイ。その上に今回はおそらく台風で落とされたと思われる枝葉が大量に堆積して踏み跡が分かりません。
私は一度ここを登ったので大まかにどう行けば良いのか分かっているから踏み跡をロストしても降下出来ます。初めての人は降下では使わない方が良いでしょう。

九十九折しながら高度を下げるとやがて沢に到着します。
ここからが花桐川コースの醍醐味です。どこを踏み跡にすべきか、渡渉しながら考えながら歩きます。一応何となく踏み跡はありますが、渡渉地点でわかりにくくなります。
今日は前日の雨の影響かやや増水していましたが、渡れない事はなかったです。
但し、台風などの影響か道は以前登った時よりは荒れていました。

登山をする様になってから、古本屋で過去の観光案内の本を探す様になったのですが、昭和の頃はこの花桐川コースが伊豆ヶ岳へのメインルートだった様です。そしてその頃は伊豆ヶ岳直下は今のコースではなくて、東尾根へトラバースするルートだった様です。
登山道までの舗装道路歩きが長い事、沢筋なので道が荒れやすい事、こう言う点から廃道に近い扱いになってしまったのかもしれません。

舗装道路に出てからは長いです。但し下りなので登りで使うよりは気分的に楽です。しかも今回は「旧南川小学校へ行くぞ」と思っているので、そこからのまたも長い国道299号線沿いの歩きも、これまた下りだったのであまり苦になりませんでした。
その他周辺情報 トイレは西吾野駅にあります。
そして前回気が付かなかったのですが(寄ってないし)、旧南川小学校にも公衆トイレがあります。
9:14 いきなり予定より45分遅れで登山開始。
9:14 いきなり予定より45分遅れで登山開始。
森坂峠への道はこのありさま。
何となく分かりますが、かと言って足元をよく見ないで突き進むと何か落とし穴が待っているかもしれないので掻き分けながら進みます。
森坂峠への道はこのありさま。
何となく分かりますが、かと言って足元をよく見ないで突き進むと何か落とし穴が待っているかもしれないので掻き分けながら進みます。
樹林帯に入ると道が見えてホッとする。
樹林帯に入ると道が見えてホッとする。
9:39 森坂峠です。
1
9:39 森坂峠です。
9:51 日用橋に下りて来ました。
湿度が高いですが、曇っているので日差しに焼かれる事はなかったです。
9:51 日用橋に下りて来ました。
湿度が高いですが、曇っているので日差しに焼かれる事はなかったです。
もう彼岸花の季節なんですね。
そう言えば高麗駅のホームにポスターを貼っている最中でした。
もう彼岸花の季節なんですね。
そう言えば高麗駅のホームにポスターを貼っている最中でした。
10:08 八坂神社前です。
お!計画より18分遅れに戻したぞ。
しかしこの後が大雑把に90分だろうと計画したのが間違いでそれよりも遥かに時間がかかる事になります。
10:08 八坂神社前です。
お!計画より18分遅れに戻したぞ。
しかしこの後が大雑把に90分だろうと計画したのが間違いでそれよりも遥かに時間がかかる事になります。
観音堂の前から取り付きます。
1
観音堂の前から取り付きます。
全然踏み跡ありません。
全然踏み跡ありません。
10:25 何となく尾根に出ました。20分近く格闘してますね。
10:25 何となく尾根に出ました。20分近く格闘してますね。
10:50 愛宕社です。
10:50 愛宕社です。
11:09 ここが馬小屋かな?
平坦な場所。
11:09 ここが馬小屋かな?
平坦な場所。
11:24 岩稜帯出現。
11:24 岩稜帯出現。
11:31 藪と書かれているらしい低木の始まり。
今回これに随分手こずりました。
11:31 藪と書かれているらしい低木の始まり。
今回これに随分手こずりました。
ここは正面突破。
ここは正面突破。
12:00 ここが東尾根へのトラバース開始地点。
東尾根へ向かうと知っていないと微妙な位置にあるピンクテープが正面の道を指し示しているみたいにみえます。
12:00 ここが東尾根へのトラバース開始地点。
東尾根へ向かうと知っていないと微妙な位置にあるピンクテープが正面の道を指し示しているみたいにみえます。
しかしトラバースする道も不明瞭で、ここはこの木が倒れるのではないかと怖くてかなり上を回り込みました。
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しかしトラバースする道も不明瞭で、ここはこの木が倒れるのではないかと怖くてかなり上を回り込みました。
12:11 やっと東尾根コースに合流。
でも多分間違えた道を歩いて時間がかかった。
写真左の方から来ました(道が無い)。
12:11 やっと東尾根コースに合流。
でも多分間違えた道を歩いて時間がかかった。
写真左の方から来ました(道が無い)。
12:34 伊豆ヶ岳に到着しました。
90分で行けるかななんて予想は全くハズレで144分かかってます。
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12:34 伊豆ヶ岳に到着しました。
90分で行けるかななんて予想は全くハズレで144分かかってます。
かなり精根尽き果てていて、お昼もおにぎり一個を半分しか食べられず。
12:43には伊豆ヶ岳を出発します。
伊豆ヶ岳おばあさんのレリーフにご挨拶。
1
かなり精根尽き果てていて、お昼もおにぎり一個を半分しか食べられず。
12:43には伊豆ヶ岳を出発します。
伊豆ヶ岳おばあさんのレリーフにご挨拶。
右のロープがはられている花桐川コースに行きますよ。
まあロープをはって正解ですね。
右のロープがはられている花桐川コースに行きますよ。
まあロープをはって正解ですね。
何しろこのありさまでは・・・
何しろこのありさまでは・・・
13:08 沢まで下りて来ました。
(道、無いよね)
13:08 沢まで下りて来ました。
(道、無いよね)
13:25 炭火窯跡です。
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13:25 炭火窯跡です。
14:00 林道終点まで下りて来ました。
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14:00 林道終点まで下りて来ました。
14:29 旧南川小学校です。
晴れて良かった。
こちらは昭和校舎。
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14:29 旧南川小学校です。
晴れて良かった。
こちらは昭和校舎。
こちらが明治校舎。
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こちらが明治校舎。
公衆トイレあります。
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公衆トイレあります。
14:59 西吾野駅に到着。
何気にヤマノススメ関八州見晴台回のアングルで。
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14:59 西吾野駅に到着。
何気にヤマノススメ関八州見晴台回のアングルで。

感想

行った事がないからと選んだ殿入谷右岸尾根コースですが・・・
駄目だw
苦労に対して見返りがほとんどありません。と言うか、苦労がありすぎ。
取り付きは大変だし、藪は大変だし、トラバースは分かりにくいし。

花桐川コースは登りで一度使ったからこそ降下出来ましたが、初めてが下りではちょっと使えませんね。沢筋は面白いのですけどね。登山口と西吾野駅の間に長い長い舗装道路あるし。

旧南川小学校はちゃんと校舎が残っているうちに見られて良かったです。
しかも晴れて青空だったのが良かった。

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