【南アルプス】小河内川・大日影沢二股まで

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 555m
- 下り
- 536m
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
個人装備 |
ハーネス+メット+ バイルハンマー
フェルト地下足袋
シュリンゲ+ビナ+確保器
防寒具
カッパ
シュラフカバー
小マット
水筒
その他沢個人基本装備(ナイフや灯り地図磁石)
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共同装備 |
ツエルト
ノコ
焚き火セット
ザイル8mm×40m
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感想
リニア新幹線の工事が大鹿村で始まり、作業坑道のいくつかの入り口を見て、細い細い大鹿村の上蔵、釜沢の集落を抜けて、後醍醐天皇の皇子宗良親王が隠れ住んでいたという御所平にて地下足袋を履く。軽トラで犬の散歩(甲斐犬っぽい)のおじさんと話して入渓。
週間予報に反し好天にうきうき。
きょうは中高時代からの級友の誘いで、リニア工事で水量が10分の一に失われるという予測の小河内川の沢を案内する。リニア線は、この上流部ではすべて地下だが、その影響は大きい可能性が高い。予測には外れてほしい。目的地は大日影沢中腹の大滝。級友はほぼ初心者。初心者を連れて沢に行くのは学生時代以来か。渡渉に、滝の登りに、先を想定して導く。
標高1070の谷が狭くなるところから小日影沢二股までは函状で巨岩の埋まった暗い谷。はじめの4m滝は右岸のロープがある。スタンスは豊富。巨岩帯には弱点がありノーザイルで通過。途中右岸側からの大崩落箇所もある。左岸に右岸に、踏み跡もある。途中、石灰岩の白黒縞々の美しい滝壺あり。またぐるぐる洗濯機のような渦巻き滝壺もあり、美しい。
古い地図によれば小日影沢出会いには右岸に昔鉱山があり、そこへの右岸道もあったらしい。沢から100mほどあがるようで、今は不明瞭とのことなので帰りも使わなかった。小日影二股までは、まあ沢の中は厄介だ。
1310には右岸に巨大な石灰岩層理面がある。大日向沢出会いまではずっと平凡な河原だが、空が晴れ、正面に小河内岳がそびえている。大日影沢左俣の布引の滝も遠く見えている。引き返し時間を気にしながら大日影沢出会いを折り返し点にする。
1.8mほどの岩の上から滑り落ち、右ふくらはぎを痛めた。肉離れだと思う。初めてだ。びっこで下る。かかとを浮かせばなんとか歩ける。油断した。3時間で戻ることができた。
帰路、大鹿通いの級友に、集落や、福徳寺、以前は歌舞伎もやった神楽のお宮など、教えてもらう。懐かしの小渋川本流入渓点は、リニアトンネルの土砂仮置き場になりつつあった。
日が暮れてしまったのでできたばかりの大鹿道の駅でシシトウを買って、伊那まで走り、元祖ローメンの店萬里でローメンと馬心刺身を食べる。ローメンは15年ぶりくらいに食べるが、やはりなんとも時代を背負った味である。
肉離れにより今週の予定が多少代わり、それにより出会いなども多少変わって行くのだろう。何かのお導きかもしれない。
コメント
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きっとそうだね~,yoneちゃん
私もちょっと、思考が違いますが、そちらへ向かってます
しかし相変わらず、すごいとこ!
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