ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1601960
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御嶽山 秋のえびしっぽ祭

2018年10月02日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:30
距離
15.2km
登り
1,548m
下り
1,538m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:45
休憩
1:44
合計
8:29
距離 15.2km 登り 1,549m 下り 1,547m
6:40
17
6:57
6:58
22
7:20
7:23
20
8:31
8:33
3
8:36
8:37
18
8:55
9:00
6
9:15
9:16
13
9:29
24
9:53
9:54
2
9:56
10:04
2
10:06
10:20
17
10:37
6
10:51
8
10:59
11:41
2
11:43
11:44
12
12:03
12:12
17
12:29
12:38
10
12:48
12:55
2
12:57
29
13:40
17
13:57
12
14:09
24
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
濁河温泉登山口駐車場(約40台/無料)
登山口に登山届ポスト・バイオトイレあります。
濁河温泉までは小坂側・チャオ側からも車で通行可能でした。
コース状況/
危険箇所等
従来の仙人滝の横を通る登山道は通行禁止になっているので、遊歩道から仙人橋の先に繋がる新しい迂回ルートができました。
剣ヶ峰まで行かれる方はヘルメット必要。
今回のルートではないけど女人堂〜三ノ池間はまだ通行禁止です。

コース状況:台風通過後なのでぬかるんでる場所が多いですが、それ以外は倒木や損壊崩落などの被害もなく良好です。

危険箇所:白竜教会避難小屋から三ノ池に下りるルートは急峻で崩れやすいので注意が必要ですが、他は特に問題ないです。
その他周辺情報 日帰り温泉:飛騨小坂温泉郷 厳立峡ひめしゃがの湯(650円)
濁河温泉郷から車で4,50分。
内湯に露天風呂・サウナ・ジャグジー風呂あり。外にシュワシュワ飲泉もあり。
源泉は22,3度の冷泉ですが、加温した源泉風呂もあります。
なかなかおもしろいです。
仙人橋が落ちて通行止めになった旧登山道入り口
2018年10月02日 06:04撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:04
仙人橋が落ちて通行止めになった旧登山道入り口
新しい登山道入り口
2018年10月02日 06:04撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:04
新しい登山道入り口
暗くて申し訳ないけど
しばらく遊歩道みたいな道を歩きます
2018年10月02日 06:06撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:06
暗くて申し訳ないけど
しばらく遊歩道みたいな道を歩きます
苔むす森の中を気持ちよく歩く
2018年10月02日 06:16撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:16
苔むす森の中を気持ちよく歩く
「登山道」の看板が多く立っているのでまあ迷わないでしょう。
2018年10月02日 06:26撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:26
「登山道」の看板が多く立っているのでまあ迷わないでしょう。
旧登山道との合流点かな
2018年10月02日 06:35撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:35
旧登山道との合流点かな
ジョーズ岩
もう少し離れた方がジョーズっぽく見えるのですが枝が邪魔で
2018年10月02日 06:45撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:45
ジョーズ岩
もう少し離れた方がジョーズっぽく見えるのですが枝が邪魔で
100mごとに番号札がある。飛騨頂上の42まである。
2018年10月02日 06:48撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:48
100mごとに番号札がある。飛騨頂上の42まである。
湯の花峠
飛騨頂上まであと3分の2
2018年10月02日 06:57撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:57
湯の花峠
飛騨頂上まであと3分の2
山はまだ朝霧の中
2018年10月02日 06:58撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 6:58
山はまだ朝霧の中
葉っぱもだいぶ色づいてきました
2018年10月02日 07:05撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:05
葉っぱもだいぶ色づいてきました
滝が見える
2018年10月02日 07:11撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:11
滝が見える
カエル岩
2018年10月02日 07:11撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 7:11
カエル岩
(飛騨頂上まで)あと半分!
2018年10月02日 07:15撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:15
(飛騨頂上まで)あと半分!
胡桃島方面との合流点
来年には避難小屋ができるらしいんだけど
全く作ってる様子はなかった
2018年10月02日 07:18撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:18
胡桃島方面との合流点
来年には避難小屋ができるらしいんだけど
全く作ってる様子はなかった
のぞき岩
日が登ればガスも晴れるのかな
まだ少し不安
2018年10月02日 07:22撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:22
のぞき岩
日が登ればガスも晴れるのかな
まだ少し不安
あと3分の1!
2018年10月02日 07:39撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:39
あと3分の1!
相変わらず何も出てないお助け水
何の助けにもならない
2018年10月02日 07:44撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:44
相変わらず何も出てないお助け水
何の助けにもならない
森林限界
でももう少し続くんじゃ
2018年10月02日 07:55撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:55
森林限界
でももう少し続くんじゃ
上もガス
下もガス
うーん
2018年10月02日 07:56撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 7:56
上もガス
下もガス
うーん
少し晴れてきた
しかも少し白い・・・えびしっぽの予感!!!
2018年10月02日 08:00撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 8:00
少し晴れてきた
しかも少し白い・・・えびしっぽの予感!!!
このあたりからハイマツにも霧氷がついてきた
上が長袖一枚なので風が寒い・・・
2018年10月02日 08:15撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 8:15
このあたりからハイマツにも霧氷がついてきた
上が長袖一枚なので風が寒い・・・
初つらら
2018年10月02日 08:21撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 8:21
初つらら
えびしっぽキター!
ガスもすっきり晴れ!
2018年10月02日 08:30撮影 by  X-T1, FUJIFILM
2
10/2 8:30
えびしっぽキター!
ガスもすっきり晴れ!
しっぽを払い落として飛騨頂上
2018年10月02日 08:33撮影 by  X-T1, FUJIFILM
3
10/2 8:33
しっぽを払い落として飛騨頂上
継子岳・四ノ池
2018年10月02日 08:34撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 8:34
継子岳・四ノ池
中央アルプス方面
2018年10月02日 08:34撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 8:34
中央アルプス方面
五ノ池小屋に摩利支天
ここからが一番きつかった
2018年10月02日 08:35撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 8:35
五ノ池小屋に摩利支天
ここからが一番きつかった
真っ白摩利支天乗越。
今回は剣ヶ峰が目的なので摩利支天はパス。
ここまでもっと滑るかなと思ったけどそうでもなかった。
ただ吹き付ける風に顔から水分が奪われ手から体温が奪われ・・・
2018年10月02日 08:59撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 8:59
真っ白摩利支天乗越。
今回は剣ヶ峰が目的なので摩利支天はパス。
ここまでもっと滑るかなと思ったけどそうでもなかった。
ただ吹き付ける風に顔から水分が奪われ手から体温が奪われ・・・
剣ヶ峰が見えてきた
すごく、白いです。
2018年10月02日 09:01撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:01
剣ヶ峰が見えてきた
すごく、白いです。
今日も三ノ池はきれいです
2018年10月02日 09:08撮影 by  X-T1, FUJIFILM
3
10/2 9:08
今日も三ノ池はきれいです
賽の河原避難小屋
2018年10月02日 09:09撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:09
賽の河原避難小屋
すぐそこのようにも思えるけどまだまだ・・・
2018年10月02日 09:09撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:09
すぐそこのようにも思えるけどまだまだ・・・
自然のげーじつですね
2018年10月02日 09:12撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 9:12
自然のげーじつですね
賽の河原
ここにくるとモノクロにしたくなる
2018年10月02日 09:15撮影 by  X-T1, FUJIFILM
2
10/2 9:15
賽の河原
ここにくるとモノクロにしたくなる
おじぞーさんにも容赦なく張り付くしっぽ
2018年10月02日 09:16撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:16
おじぞーさんにも容赦なく張り付くしっぽ
埋まった二ノ池わきを通りここの分岐を右へ通れるようになった
左は黒沢口方面
2018年10月02日 09:32撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:32
埋まった二ノ池わきを通りここの分岐を右へ通れるようになった
左は黒沢口方面
ここらでヘルメットをかぶる
2018年10月02日 09:35撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:35
ここらでヘルメットをかぶる
覚明上人立往生の地
2018年10月02日 09:37撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:37
覚明上人立往生の地
黒沢十字路の案内板
2018年10月02日 09:40撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:40
黒沢十字路の案内板
剣ヶ峰まで465m!!細かい!!
2018年10月02日 09:40撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:40
剣ヶ峰まで465m!!細かい!!
山頂直下に設置されたシェルター
これでなんとかなるのか疑問だけど
奥の階段が地味にきつかった
2018年10月02日 09:53撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:53
山頂直下に設置されたシェルター
これでなんとかなるのか疑問だけど
奥の階段が地味にきつかった
剣ヶ峰登頂
見事に首ちょんぱされとる
2018年10月02日 09:56撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:56
剣ヶ峰登頂
見事に首ちょんぱされとる
一ノ池
こんな風になってたんだな
2018年10月02日 09:57撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:57
一ノ池
こんな風になってたんだな
富士山が見えたんだけどすぐ雲に隠れる
2018年10月02日 09:57撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:57
富士山が見えたんだけどすぐ雲に隠れる
鉢盛山はよく見える
左端には乗鞍の一部とその右に穂高が見え隠れ
2018年10月02日 09:58撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:58
鉢盛山はよく見える
左端には乗鞍の一部とその右に穂高が見え隠れ
山頂標識とかは無くこれが唯一それっぽい物
2018年10月02日 09:59撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 9:59
山頂標識とかは無くこれが唯一それっぽい物
恵那山が見える
2018年10月02日 10:00撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:00
恵那山が見える
シェルターがあったところは剣ヶ峰頂上山荘があって
階段の右に社務所でその下には剣ヶ峰山荘旭館の残骸か
うーん
2018年10月02日 10:06撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:06
シェルターがあったところは剣ヶ峰頂上山荘があって
階段の右に社務所でその下には剣ヶ峰山荘旭館の残骸か
うーん
合(−人−)掌
2018年10月02日 10:07撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:07
合(−人−)掌
王滝頂上かな
2018年10月02日 10:24撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:24
王滝頂上かな
像がシュッと右に動いたように見えなくもない
2018年10月02日 10:28撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:28
像がシュッと右に動いたように見えなくもない
二ノ池
2018年10月02日 10:38撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:38
二ノ池
建て替え中の二ノ池本館
前は壁がまだなかったけど完成も近いのかな
2018年10月02日 10:39撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 10:39
建て替え中の二ノ池本館
前は壁がまだなかったけど完成も近いのかな
二ノ池新館改め二ノ池ヒュッテ
御嶽山も早く元の賑わいを取り戻してほしいですね
2018年10月02日 10:41撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 10:41
二ノ池新館改め二ノ池ヒュッテ
御嶽山も早く元の賑わいを取り戻してほしいですね
前回は通れなかった三ノ池へ下りる道を通って三ノ池を周って帰ります
2018年10月02日 11:45撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 11:45
前回は通れなかった三ノ池へ下りる道を通って三ノ池を周って帰ります
ここの草紅葉もきれいです
2018年10月02日 11:53撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 11:53
ここの草紅葉もきれいです
巻き道ルートと三ノ池への分岐
2018年10月02日 11:56撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 11:56
巻き道ルートと三ノ池への分岐
池のほとりへと下る岩ゴロの道
2018年10月02日 11:58撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 11:58
池のほとりへと下る岩ゴロの道
開田頂上の三ノ池
三ノ池から女人堂への道は未だに通行禁止です
2018年10月02日 12:05撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 12:05
開田頂上の三ノ池
三ノ池から女人堂への道は未だに通行禁止です
三ノ池の水面ショット
2018年10月02日 12:11撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 12:11
三ノ池の水面ショット
う〜ん
2018年10月02日 12:12撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 12:12
う〜ん
う〜〜ん
2018年10月02日 12:17撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 12:17
う〜〜ん
う〜〜〜ん
2018年10月02日 12:19撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 12:19
う〜〜〜ん
ずっとここでぼーっとしていたい
2018年10月02日 12:25撮影 by  X-T1, FUJIFILM
4
10/2 12:25
ずっとここでぼーっとしていたい
ぼーっとしていたいけど東側からガスが上がってきたので帰ろう
2018年10月02日 12:39撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 12:39
ぼーっとしていたいけど東側からガスが上がってきたので帰ろう
左手に三ノ池、右手に四ノ池の湿原という
両手に池な五ノ池小屋への稜線歩き
2018年10月02日 12:40撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 12:40
左手に三ノ池、右手に四ノ池の湿原という
両手に池な五ノ池小屋への稜線歩き
五ノ池
五ノ池小屋のデッキテラスはまだ通り抜けできない
ここ通れないのめんどくさいんだよね
小屋にも立ち寄る気にならないし早く直ってほしい
2018年10月02日 12:47撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 12:47
五ノ池
五ノ池小屋のデッキテラスはまだ通り抜けできない
ここ通れないのめんどくさいんだよね
小屋にも立ち寄る気にならないし早く直ってほしい
鮮やかなイエローベルト
この日はずっと白山見えなかったな
2018年10月02日 13:12撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 13:12
鮮やかなイエローベルト
この日はずっと白山見えなかったな
青空と黄葉したダケカンバ
2018年10月02日 13:24撮影 by  X-T1, FUJIFILM
1
10/2 13:24
青空と黄葉したダケカンバ
朝はガスってたのぞき岩から摩利支天
2018年10月02日 13:56撮影 by  X-T1, FUJIFILM
10/2 13:56
朝はガスってたのぞき岩から摩利支天
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター ヘッドランプ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ ヘルメット

感想

剣ヶ峰までへの入山規制が10月8日まで一時解除されたので、この機会に紅葉の御嶽山を楽しもうということで。
黒沢口からは前回登ったので、今回は小坂口から。開田口、日和田口も考えたけど、どちらも徹夜で行くには距離的にキツそうだったので。
5時半頃に駐車場に着いてゴソゴソ準備してたら、カメラのトップローダーバッグをザックに取り付けるためのカラビナを忘れたのに気づいて意気消沈する。しかたなくレンズを広角ズームに交換、望遠は捨ててそのまま首にぶら下げて持っていくことに。
6月の豪雨で仙人橋が落ちたとかで、途中までは見知らぬ新ルートを歩く。新しい道だからか、下がふわふわで登りは地味に体力を奪われるが、帰りは酷使された足や膝に優しい。渓流を横目に歩く旧ルートもいいけど、静かな苔の森を歩く新ルートも悪くない。
元のルートに合流してしばらくすると巨岩がいくつか見えてくる。そういえば何とか岩いうのがあったな・・・と思い出してると「ジョーズ岩まで200m」の標識が。ジョーズ岩は遠くから見るとわからなくもないけど近づいて下から見てもあまりジョーズ感がない、というのも思い出した。
いつも通り黙々と高度を上げ森林限界を超えるも、なかなかガスが晴れない。そのうち晴れると予想はしていても若干不安もある。ようやく晴れてきた摩利支天の尾根を見ると薄っすら白い。もう10月だし山頂はそりゃ氷点下だよな・・・と今さらながら思いつつ、前に白山で見たえびのしっぽ地獄を思い出す。強風に煽られびっしり氷の鱗をがついた滑る石段で何度もこけた記憶だ。それはそれとして、薄化粧した山に心も躍りペースも早くなる。さっきまで覆ってたガスはどこへやらであっという間に青々とした空が広がった。
飛騨頂上に着くとさすがに2800mの稜線は風が強くて寒い。地面から出っ張るものには無差別にしっぽがびっしり張り付いていた。歩き始めて10分で脱いだ上着を羽織って手袋をして摩利支天乗越へ登り始めた。まだ日が当たらない北側斜面に強烈な西風が吹き付けるのでとにかく寒い、特に手。薄手の手袋しかないので片方ずつポケットに突っ込んで何とかしのぐ。あと顔。どんどんフリーズドライされていくのがわかる。前日にモンベルで買ったジオラインバラクラバをなぜ持ってこなかったのかひどく後悔した。
摩利支天乗越周辺は前回もういいよってほどライチョウと遭遇したゾーンなので、いないかな〜少しは白くなってきてるのかな〜ときょろきょろ探してみたが全く見なかった。
摩利支天乗越を越え、やっとこさ今日の目標の剣ヶ峰が見えてきた。ダーッと下った賽の河原の向こうにリニューアルした二ノ池ヒュッテも見える。近くに見えるんだけどまだまだ遠いんだよな。山のスケール感はホントよくわからない。
摩利支天乗越を超えると暖かい陽光が差し風も幾分穏やかになる。暑くも寒くもない心地い下りから二ノ池へと登り返して、規制が解除された分岐を通過し、ザックに突っ込でおいたヘルメットをかぶる。ここからは未知の世界で、あれから4年経ってようやく来られた場所でもある。
登山道は狭いが整備されている。寝不足のせいかものすごく重く感じる足をなんとかひきずって、シェルターが3つ置かれた頂上山荘があった場所へ到着。シェルターの奥に山頂奥社へ続く階段と鳥居が見える。この最後の階段が異様にキツかった。
剣ヶ峰山頂に着くとさっそく首ちょんぱ像がお出迎えしてくれた。早く直るといいんだけど、今回はまだ一時解除だからこのあたりは追々なんだろう。あいにく雲が多くて遠くの山はあまり見えなかったけども、摩利支天や継子岳方面を見ると思った以上に高低差があって、改めてここが御嶽山の頂上なんだなと感じた。
とにかくおなかが空いたのでリニューアルした二ノ池ヒュッテをチラ見だけして賽の河原避難小屋まで戻って昼食休憩。
ここで買ったばかりのsotoのストームブレイカーの初使用テスト、と言ってもガス缶でお湯沸かしただけ。これ缶を逆さにしての液出しだから最後までしっかり使い切れそうでいいね。まあ少しかさばるけど。
昼ご飯のあとは三ノ池を回るか五ノ池直行か迷ったけど、ご飯食べたら元気出たので三ノ池を回ってから帰ることにした。眠いので摩利支天も継子も今回はパス。
三ノ池の畔から摩利支天方面を見上げると、池、ハイマツの緑の向こうに険しい岩山が池を囲むようにそそり立っているので、少し千畳敷カールを思い出した。まあこんな大きくてきれいな池は千畳敷には無いけど。三ノ池〜四ノ池〜継子岳は天気さえ良ければ一日中ぶらぶらしたりぼーっとしていたい。ホント好きだわ。
厳冬期はガチな奴なので、次は残雪の4,5月くらいに来てみたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:599人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [2日]
御嶽山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
御嶽山、お池めぐりコース(田の原登山口基点)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
御嶽
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら