御嶽山 秋のえびしっぽ祭


- GPS
- 08:30
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,538m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 8:29
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口に登山届ポスト・バイオトイレあります。 濁河温泉までは小坂側・チャオ側からも車で通行可能でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
従来の仙人滝の横を通る登山道は通行禁止になっているので、遊歩道から仙人橋の先に繋がる新しい迂回ルートができました。 剣ヶ峰まで行かれる方はヘルメット必要。 今回のルートではないけど女人堂〜三ノ池間はまだ通行禁止です。 コース状況:台風通過後なのでぬかるんでる場所が多いですが、それ以外は倒木や損壊崩落などの被害もなく良好です。 危険箇所:白竜教会避難小屋から三ノ池に下りるルートは急峻で崩れやすいので注意が必要ですが、他は特に問題ないです。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉:飛騨小坂温泉郷 厳立峡ひめしゃがの湯(650円) 濁河温泉郷から車で4,50分。 内湯に露天風呂・サウナ・ジャグジー風呂あり。外にシュワシュワ飲泉もあり。 源泉は22,3度の冷泉ですが、加温した源泉風呂もあります。 なかなかおもしろいです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ヘルメット
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感想
剣ヶ峰までへの入山規制が10月8日まで一時解除されたので、この機会に紅葉の御嶽山を楽しもうということで。
黒沢口からは前回登ったので、今回は小坂口から。開田口、日和田口も考えたけど、どちらも徹夜で行くには距離的にキツそうだったので。
5時半頃に駐車場に着いてゴソゴソ準備してたら、カメラのトップローダーバッグをザックに取り付けるためのカラビナを忘れたのに気づいて意気消沈する。しかたなくレンズを広角ズームに交換、望遠は捨ててそのまま首にぶら下げて持っていくことに。
6月の豪雨で仙人橋が落ちたとかで、途中までは見知らぬ新ルートを歩く。新しい道だからか、下がふわふわで登りは地味に体力を奪われるが、帰りは酷使された足や膝に優しい。渓流を横目に歩く旧ルートもいいけど、静かな苔の森を歩く新ルートも悪くない。
元のルートに合流してしばらくすると巨岩がいくつか見えてくる。そういえば何とか岩いうのがあったな・・・と思い出してると「ジョーズ岩まで200m」の標識が。ジョーズ岩は遠くから見るとわからなくもないけど近づいて下から見てもあまりジョーズ感がない、というのも思い出した。
いつも通り黙々と高度を上げ森林限界を超えるも、なかなかガスが晴れない。そのうち晴れると予想はしていても若干不安もある。ようやく晴れてきた摩利支天の尾根を見ると薄っすら白い。もう10月だし山頂はそりゃ氷点下だよな・・・と今さらながら思いつつ、前に白山で見たえびのしっぽ地獄を思い出す。強風に煽られびっしり氷の鱗をがついた滑る石段で何度もこけた記憶だ。それはそれとして、薄化粧した山に心も躍りペースも早くなる。さっきまで覆ってたガスはどこへやらであっという間に青々とした空が広がった。
飛騨頂上に着くとさすがに2800mの稜線は風が強くて寒い。地面から出っ張るものには無差別にしっぽがびっしり張り付いていた。歩き始めて10分で脱いだ上着を羽織って手袋をして摩利支天乗越へ登り始めた。まだ日が当たらない北側斜面に強烈な西風が吹き付けるのでとにかく寒い、特に手。薄手の手袋しかないので片方ずつポケットに突っ込んで何とかしのぐ。あと顔。どんどんフリーズドライされていくのがわかる。前日にモンベルで買ったジオラインバラクラバをなぜ持ってこなかったのかひどく後悔した。
摩利支天乗越周辺は前回もういいよってほどライチョウと遭遇したゾーンなので、いないかな〜少しは白くなってきてるのかな〜ときょろきょろ探してみたが全く見なかった。
摩利支天乗越を越え、やっとこさ今日の目標の剣ヶ峰が見えてきた。ダーッと下った賽の河原の向こうにリニューアルした二ノ池ヒュッテも見える。近くに見えるんだけどまだまだ遠いんだよな。山のスケール感はホントよくわからない。
摩利支天乗越を超えると暖かい陽光が差し風も幾分穏やかになる。暑くも寒くもない心地い下りから二ノ池へと登り返して、規制が解除された分岐を通過し、ザックに突っ込でおいたヘルメットをかぶる。ここからは未知の世界で、あれから4年経ってようやく来られた場所でもある。
登山道は狭いが整備されている。寝不足のせいかものすごく重く感じる足をなんとかひきずって、シェルターが3つ置かれた頂上山荘があった場所へ到着。シェルターの奥に山頂奥社へ続く階段と鳥居が見える。この最後の階段が異様にキツかった。
剣ヶ峰山頂に着くとさっそく首ちょんぱ像がお出迎えしてくれた。早く直るといいんだけど、今回はまだ一時解除だからこのあたりは追々なんだろう。あいにく雲が多くて遠くの山はあまり見えなかったけども、摩利支天や継子岳方面を見ると思った以上に高低差があって、改めてここが御嶽山の頂上なんだなと感じた。
とにかくおなかが空いたのでリニューアルした二ノ池ヒュッテをチラ見だけして賽の河原避難小屋まで戻って昼食休憩。
ここで買ったばかりのsotoのストームブレイカーの初使用テスト、と言ってもガス缶でお湯沸かしただけ。これ缶を逆さにしての液出しだから最後までしっかり使い切れそうでいいね。まあ少しかさばるけど。
昼ご飯のあとは三ノ池を回るか五ノ池直行か迷ったけど、ご飯食べたら元気出たので三ノ池を回ってから帰ることにした。眠いので摩利支天も継子も今回はパス。
三ノ池の畔から摩利支天方面を見上げると、池、ハイマツの緑の向こうに険しい岩山が池を囲むようにそそり立っているので、少し千畳敷カールを思い出した。まあこんな大きくてきれいな池は千畳敷には無いけど。三ノ池〜四ノ池〜継子岳は天気さえ良ければ一日中ぶらぶらしたりぼーっとしていたい。ホント好きだわ。
厳冬期はガチな奴なので、次は残雪の4,5月くらいに来てみたい。
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