細蔵山〜伊折橋から作業道路を歩き夏コース(二度目)
- GPS
- 09:34
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,536m
- 下り
- 1,518m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
『富山の百山』にもそう書いてありますが、対岸道路のお地蔵さん辺りに車を停め、渡渉して登山口に着くのが一般的のようです。 しかしながら川が干上がっている時ならともかく、通常は水の勢いが強くおすすめできないです。 前回は渡渉を試みて断念しました。今回は渡渉は考えませんでした。 伊折橋の手前を左手に進んだところから作業道路が登山口近くまで伸びているので(5.5km)、道路入り口に車を停めるか、そこから4.6km入ったところに木橋があるのでその手前に車を停めるのが良いと思います。(「作業道路のため通行禁止」のような表示があったと思うので、その辺りは自己判断で) 道路入口は広いので何台でも、木橋手前には5台ほど停められると思います。 (写真参照) ちなみにその木橋は車で渡るのを躊躇するような橋ですが、度胸があれば…(以下略。この日は1台突破していました。) コースは国土地理院地図の1234mから1330m辺りの傾斜が緩む部分はヤブが酷く分かりにくいです。 ピンクのリボンが行き先を教えてくれますが、次のリボンが見えないところもあり、何度か違う方へ進んでしまいました。 前回五月は残雪があり、道を間違っても進みやすかったので、時期によって歩きやすさが違うと思います。 |
その他周辺情報 | この日は寄りませんでしたが、舟橋村の湯めごこち(モンベルから数百メートル東へ。850円。シャンプー・ソープ付き。温泉、露天有り。サウナでのロウリュウサービスが最高!)、上市町の「アルプスの湯」(610円。シャンプー・ソープ付き。温泉、露天有り)が良いと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 ホイッスル 鈴 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 保険証 タオル ツェルト 杖 シュラフ iPad スマホ*2 ヒトココ
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感想
五月の細蔵山登山の時は、ヤマレコに書き始めて二度目だったので最小限のことしか書きませんでした。
その後自分のメモとして細かいことまで書くスタンスに変わってきました。
補足で前回書かなかったことを少し書きます。
前回は雨の中の山行でした。
休むくらいなら少しでも早く進もうと、食事も取らず、山頂で写真を撮った数分間+αだけの休憩でした。
このお山の登山道は結構な急斜面です。
下りで足が痛くなり、さらに肛門に違和感が出てきました。
足の痛みの方がまさったので、肛門の違和感は余り気にしてませんでした。
登山を終え、帰りに日帰り温泉「湯めごこち」に寄りました。
湯船に浸かる前にかけ湯をしてお尻を触ってみたところ…
Σ( ̄口 ̄*)!
何か出てる!
…そうです、肛門からイボ状のものがはみ出していたのです。
肛門の病気には詳しくないので、「脱腸」とか「ヘルニア」とか、大変なことになったのかも知れないと憂鬱になりました。
翌日肛門科に行くと、診察前に経緯を話しただけで医師は大したことないというような笑いを浮かべました。
「血栓性外痔核」
外痔核の中に血栓が形成された病気だそう。
心配する必要は余りないようです。
その通り数日で痛みはなくなり、吐出部は二週間くらいで引っ込みました。
その時思ったのは、気持ち的には平気でも、身体が悲鳴を上げるってことがあるんだなぁということ。
五月の雨に打たれて寒かったのに、疲れて休みたいのに、少し我慢するだけだと思い休まなかったのです。
そんな状況にヤワな身体が悲鳴を上げたのです。
それ以降、休憩はたっぷり取るようになりました。
***
前々回の鍬崎山は春のリベンジでした。
今回の細蔵山は春のリベンジ第二弾になるのです。
コース状況/危険箇所等に書きましたが、対岸から渡渉して登山口に行くのは前回でコリゴリです。
前回は渡渉を諦め作業道路を車で入り、途中から歩きました。
ただ、作業道路の入り口には「作業道路のため通行禁止」というような表示があるんです。
日曜だから作業はないだろうと自分を納得させましたが、ちょっと後ろめたかったのです。
前回は、細蔵山はかなり厳しいお山という認識で、歩く距離を少なくしたかったんですが、今回は当時より体力が付いているという自負があります。
後ろめたい気がする位なら、作業道路手前に車を停め、作業道路を歩いてやれと思いました。
作業道路は概ね分かり易いです。
2.6キロ地点で山側に上がっていくコンクリートの道と、川側に降りて行く砂利があります。(写真参照)
コンクリートを上がり、余りに急なので間違いかと思い引き返して砂利を進みました。
…正解は山側に上がるコンクリートでした^^;
間違えやすいのはここくらいです。
砂利道にはそこかしこに熊の足跡がありました。
ついさっき歩いたような生々しい跡です。
いつもは鈴は仕舞ってあるのですが、流石に今回は取り出して鳴らしながら歩きました。
ちなみに伊折橋から登山口までは約5.4kmで180m上がります。
平均勾配は3.3%。
登山口に通じる林道は結構急な道が多く、勾配7〜11%くらいのところが多いですが、それらに比べるととても緩やかなので、負担にはならないと思います。
例えば高峰山、鍋冠山の登山口へ通じる西種からの林道が最近ずっと閉鎖されていると思いますが、あの林道3.4kmの勾配は10.9%です。
今夏、鉢伏山の登山口まで有峰林道小口川線を10.2km歩きましたが、7.9%でした。
登山口近くには赤いペンキで「細蔵山」と書いた石が見え、すぐに小石を積んだ大石が三つくらいあります。
そこが登山口になります。
私はうっかりして一度通り過ぎてしまいました。
登山道の入り口は狭く草が生い茂っているので、登山道を探すというより小石を積んだ大石と小枝からぶら下がったピンクのリボンを目印にした方がいいと思います。(写真参照)
多くの山がそうですが、登山口からいきなり急坂になります。
入ってすぐに、木にコピー用紙がぶら下がっていました。
私もお世話になったことのある、創楽さんのサイトのコピーでした。
お山ではゴミ拾いをする私ですが、わざと置いてあるんだろうと思い、回収せず置きっぱなしにしておきました。
1234mピークまではかなりの急斜面です。
しかし実はそこを過ぎて平坦になる部分が一番の難所でした。
国土地理院の地形図を見て頂ければ分かると思いますが、1234mピークの手前から1330mピークを過ぎてしばらくは等高線の間隔が広いんです。
つまり前後左右とも平坦なんです。
左右が急峻なら進む方向は限られますが、平坦だとあらゆる方向に進めてしまいます。
そんなところがヤブヤブになって道が見えないので、ホント進む方向が見定められないんです。
ピンクのリボンに頼らざるを得ないんですね。
なのに次のピンクリボンが見えない場合も多いんです。
かなり大変な思いをしました。
(ちなみに山頂で会った二人組の方もヤブのことを嘆いておられました)
12時に山頂に到着。
木々が生い茂り、狭く、開けてないところでした。
数人いると居場所に困るくらいの広さです。
実際、私が到着した時にお二方がおられましたが、私に遠慮した様子ですぐに降りて行かれました。
彼らがいなくなるまで私は腰を下ろす場所がなく立ってました^^;
…少し前の『富山県の山』を見ると、「細蔵山山頂は広い台地状になっており、大勢の人がゆっくり休むことができる。」という記述があります。
びっくりです。
もしかすると、季節によっては整備されて狩り払われているのかもしれません。
山頂からは剱岳、立山が見えました。
剱岳より左側には雲があり、毛勝三山等は見えませんでした。
下りは急なところは慎重に、緩やかなところは道とリボンを探しながら歩きます。
登り時には1234mピークの少し手前に 「 ←細蔵山の大杉 細蔵山→ 」と書いた木札がありました。
この表示、とてもありがたいのですが、下りでは見えないのです。
そんな表示のことをすっかり忘れ、リボンだけを頼りに歩いて行きました。
大杉に行くつもりはなく、登山口に戻るつもりで歩いていたのに、気がつくと全然違うところに来ていました。
次のリボンが見えないのでGPSを見ると、登山道から50mくらい逸れているんです。
戻ってから少し下り、木札を見つけようやく意味が分かりました。
私は登山口を目指して歩いているつもりだったのに、辿ったリボンは「細蔵山の大杉」へいざなう案内リボンだったのです。
私が行き詰まったところには確かに大きな杉がありました。
しかも木札に書いてあった「細像の大杉」という認識もなく写真に撮ってました。(気づけ)
道理で次のリボンがない筈です(汗)
こんな間違いを何度かしながら15時ようやく登山口に着きました。
そこから1時間弱作業道路を歩き、伊折橋に着きました。
結構厳しい山行でした。
道が分かりにくいというのもありますが、大きな枝が腰くらいの高さにせり出している箇所がとても多いんです。
跨ぐには高すぎて、仕方なくくぐるんですが、身一つならまだしも、背中には大きなザックを担いでいるので、腰をかがめて枝をくぐるのは結構な難作業なんですね。
こういう箇所が多くて疲労が増しました。
前回の五月…残雪期の方が歩きやすかったかも知れません。
***
13日から細蔵山で行方不明になられている方がおられるとのこと。
今日(22日)の新聞に、まだ見つかっていないとありました。
キョロキョロしながら歩いていましたが、木々が生い茂りすぎて見通せないところばかりなので、もし急なところに滑落されたとしたら、発見するのは大変と思いました。
ご無事でのお帰りをお祈りします。
本来、静かなお山と思いますが、その報道もあってか登りで三人(2+1?)、山頂で二人組、下りでソロ、アベック、福野の四人組(女性一人)と、沢山の方と会いました。
下りで登山道から離れたところでガサッとしたので熊と思いましたが、猿でした。
飲み物は2L持参し、1.2L飲みました。
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創楽を掲載している和田です。感想/記録 拝見しました。とても丁寧に記載されており参考になりました。無理をせず安全登山を応援しております。
コメントどうもありがとうございます。
創楽さんにはとてもお世話になっています。
充実したサイト運営、どうもありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
連絡おそくなりました。こちらこそ、よろしくお願い致します。お互い安全に楽しみたいですね!
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