沙流岳
北海道
pah01510
その他3人 
体力度について
- GPS
- 06:49
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 831m
- 下り
- 824m
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| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
トムラウシ山冬季登山のためにプラブーツ・山板スキー訓練のために行った沙流岳スキーツアーの記録。
この時に悪化した凍傷のためにトムラウシ山のチャレンジはお流れとなってしまった。
残念な記録でもある。
海外に住むために日本を離れる所属山岳会女性会員のお別れ山行。
日勝峠駐車場で準備をするが非常に冷え切った朝でまた風も強い。
軽い凍傷で治りかかっている両手の中指だけでなく、手全体が冷たく動かない指のために準備がはかどらない。同行者を待たせてしまっている事態に非常に焦る。
なんとか準備を終わらせて出発し先行するメンバーに追いつくが私が思い描いていたルートは樹林帯から堀ゲレンデを経由して沙流岳の尾根に入るものであったが、リーダーは日勝北斜面経由(雪山ガイドに掲載されているもの)だったので、先頭交代の時に戸惑った。
日勝北斜面の下は強風で雪が飛ばされ帰りのハイマツ地獄が思いやられた。
日勝ピーク直下北側を迂回しながら沙流岳に向かう尾根に入る。
かなりゆっくりとしたペースでトレッキング気分である。尾根に入ると風はなく太陽が顔を出すとホカホカする陽気?なのだが、なかなか温まらない手にちょっと焦る。
腱鞘炎にならんばかりに指の屈伸やら叩きを行うが、冷たくなる指先はいかんともしがたい。
途中追いかけてきた男性単独者に先を譲り、沙流岳頂上に到着。眺望は残念ながらほとんど雲の中。
頂上直下のふかふかパウダーを美味しく戴き最低コルまで滑走する。
後は、シールを付けて日勝ピークまで登り返し。
日勝北斜面も一部を除いて快適な滑りを楽しめた。これで明日計画している双珠別でスキー訓練を終わらせれば、トムラウシ山での山板滑走でみんなに迷惑を掛けることはなさそうなレベルだなとは思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。
駐車場について車をスタートさせるがなかなか体のこわばりが戻らない。
経験から凍傷の悪化を予感し怖くてなかなか手袋を外せなかった。
やはり治りかかっていた両手中指の白い部分が広がっている。こうして厳冬期のトムラウシ山チャレンジは同行メンバーの迷惑を考えると断念せざるを得ないと双珠別岳登山を諦めた翌日日曜日に温泉に浸かりながら悩みに悩んで結論を出し、月曜日にはトムラウシパーティ副リーダーに申し出た。
同日、外科に診察を受けに行く。水曜日のアイスクライミング中止を医者から勧められ従う。そりゃそうだ。
海外に転居する会員からはとてもいい山行だったと喜んで戴いたことがとてもありがたく思えた一日だった。
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