キノコ偵察 ダブルヘッダー
- GPS
- 05:57
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 578m
- 下り
- 573m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
キノコというのは一週間も経つと大きく変わってしまうので、チャンスを逃さないためには毎週回らないといけません。しかしそうすると土日の休みでは2箇所しか回れない・・・ということになり、今回は午前中と午後で違う山に行くことにしました。
近くにあればいいのですがそれぞれ結構離れていて移動に1時間半以上かかります。しかも経路上自宅の近くを通過します(笑)
それでもやはり2箇所回った甲斐がありました。今年はナメコが不作?と思っていましたが単に遅いだけで、いま幼菌がどんどん出てきています。これは来週末はナメコフィーバーの予感です。
ところで人間というのは「増える」「成長する」ということに喜びを覚える特性があるのですが、それは子孫を残すためにはそういうのが都合がよいためです。そういうことに興味のない個体は自身の次の世代を残すことに興味がないため、その遺伝子は後世に引き継がれることなく途絶えてしまいます。
その遺伝子のため、人間というのは人口が減ることに危機感を覚えたり、会社の業績が落ちることに不安を覚えたりするものです。しかし人口が増えるということは資源の浪費が加速するので、ある意味「死に急ぐ」側面をも持ち合わせています。とはいえ人口が増えたことで英知を集結してこの豊かな文明社会を築けているわけで、何が正解かは私には分かりません。
倒木をキノコが腐らせてまた土に返らせる、動物の糞を餌にする虫がいる、そういう循環機構を何十万年と続けていたことに対し、人間の文明社会はせいぜい数百年でしかありません。
人間のこの活動は単なる浪費で、そのうち終焉してしまうのだろうか、これまで長い年月の間続けてきた自然の営みと比較して、我々の浅はかさを垣間見るようで、一週間もすれば腐り始めてしまうであろうキノコたちを、旬な時にゲットすることにどのような意味があるのか・・・と考えつつも結局は袋の中のキノコが「増える」ということに喜びを覚える単調さが勝ってしまうという一日でした。
コメント
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モモちゃん、まいどです。
いつも楽しいレコありがとうございます。写真よりも文章が楽しめるって、なかなかないレコですが、ここはやっぱりモモちゃんの独壇場ですね。
これからもマニアックな中にきらりと光る知性とユーモアを楽しみに読ませて頂きます。
チカさんコメントありがとうございます!
最近よく考えると変態山行とかドM山行から遠ざかっているので、なかなか山行の内容で楽しんでいただけないようになってきました
キノコ山行ですとルート公開できないことが多くて しかも写真はキノコばっかりですし。
早くラッセル三昧したいと思っている今日この頃です。また山スキーシーズンに入りましたらよろしくお願いします
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