奈良 信貴山
- GPS
- 04:54
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 560m
- 下り
- 571m
コースタイム
10:30 法蔵時
11:40 かいうんばし(生駒縦走道との出会い)
11:50 信貴山への分岐
12:30 信貴山
13:10 朝護孫子寺
15:10 近鉄生駒線信貴山下駅 着
合計時間5時間 合計距離8km
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 近鉄生駒線信貴山下駅〜JR関西本線王寺駅〜JR大和路線天王寺駅 |
感想
各地の紅葉が見ごろを迎えた日曜日は、混雑を避けて生駒山地の信貴山を目指した。
国宝の「信貴山縁起絵巻」という文字は昔、社会や歴史の教科書でよく目にしていたが、その信貴山が生駒山中にあるお寺とは知らなかった。
ガイド本で近鉄信貴線服部川駅下車とあったのだが、うっかり乗り過ごして終点の信貴山口駅で降りた。構内には近鉄西信貴山ケーブルが待ち構えている。そのまま改札を出た。あたりの様子が違うので、横にある大きな八尾市教育委員会のハイキング案内図を眺めているうちに降りる駅を間違えたことに気が着いた。しかし、目指すは同じ生駒の尾根を越えた信貴山なんだからと、とりあえず地元のハイキング案内に従って歩き始める。
山を見上げると頂上にぴかぴか光る球体が見えた。高安山城跡に立つ高安山気象レーダーで近畿の空の番人である。線路なりに歩くと「史跡の道」の石標があり法蔵寺はこちらと踏切の向こうへ続く。法蔵寺の先に公衆トイレがあり、いよいよ本格的な山道が始まる。
生駒山地は大阪側は急峻で奈良側はなだらかである。この道も両側が迫った細い道だが「おおみちハイキング道」と道標があり確かに上に続いている。ふっと見上げると赤い橋が架かって「かいうんばし」とあり、右高安山駅・左十三峠との道標に出合う。
十三峠を目指して しばらく行くとぴかぴかの気象レーダーがある。これが下から見えたレーダーだと説明の看板を読む。さらに進むと分岐があり右手の信貴山への道に進む。自然な山道を落葉を踏みながら行くとさらに分岐があり道標に従って信貴山方向へと上る。
山頂の「空鉢護法堂」では南方向にうっすらと金剛山・葛城山・二上山のシルエットが見えた。眼下には「朝護孫子寺」の伽藍が紅葉の間に見えた。昼食休憩のあと朱の鳥居の続く参道を下って「信貴山縁起絵巻」のある朝護孫子寺の境内に入る。
昔、聖徳太子が寅年・寅の刻に戦勝祈願をされ毘沙門天王のご加護を受けた由縁で、虎は信貴山のシンボルである。境内のあちこちに大きな黄色の張子の虎が祀られている。仁王門に続く開運橋にも虎の飾りがある。この赤い開運橋が現存する珍しいカンチレバー式の橋だそうである。
旧ケーブルカー跡地を下り、住宅街の道を下ると近鉄信貴山下駅である。
よく晴れた気持ちの良い秋の一日であった。
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