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記録ID: 1648814
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ハイキング
東北

みちのく潮風トレイル−船越半島・霞露ヶ岳編−

2018年11月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:38
距離
24.5km
登り
1,346m
下り
1,360m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅山田を起点として船越半島を一周予定でした。半島内は付け根部分の集落までしか公共交通機関がないので侵入から脱出まで自力でカバーしなければなりません。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特にありませんがクマがたくさんいるようです。また何かあっても脱出は容易でないのでそれなりの装備で臨みましょう。
その他周辺情報 半島内には食事や入浴ができる場所はありません。山田の市街地や船越の市街地で入手する必要があります。
船越半島の潮風トレイルはまだ正式開通していませんが、道の駅山田にはコースが表示された看板があります。写真を撮っていきます。
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船越半島の潮風トレイルはまだ正式開通していませんが、道の駅山田にはコースが表示された看板があります。写真を撮っていきます。
ようこそ船越半島へ〜。なにやら目つきのよろしくないクジラがお出迎え(笑
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ようこそ船越半島へ〜。なにやら目つきのよろしくないクジラがお出迎え(笑
巨大な防潮堤が建設され景色がすっかり変わっていました。
巨大な防潮堤が建設され景色がすっかり変わっていました。
鯨と海の科学館。
津波で被害を受けましたが無事復活したようですね。
鯨と海の科学館。
津波で被害を受けましたが無事復活したようですね。
山田湾を挟んだ対岸には、昨日さまよい歩いた重茂半島。きつかったなぁ…。
山田湾を挟んだ対岸には、昨日さまよい歩いた重茂半島。きつかったなぁ…。
防潮堤を渡りきったところに交差点。右へ行くと田の浜。左だと大浦。トレイルは大浦へ向かいます。
防潮堤を渡りきったところに交差点。右へ行くと田の浜。左だと大浦。トレイルは大浦へ向かいます。
津波被害を受けなかった場所は道路も昔のまま。
津波被害を受けなかった場所は道路も昔のまま。
地元の自治会?が「マリンロード」という名前を付けて美化に努めているようです。
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地元の自治会?が「マリンロード」という名前を付けて美化に努めているようです。
この辺りまで来ると山田湾の外側、太平洋もチラホラ。
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この辺りまで来ると山田湾の外側、太平洋もチラホラ。
再び分岐点が現れます。我々は左の大浦漁港方面へ。
ちなみに右に行くと小谷鳥方面。
再び分岐点が現れます。我々は左の大浦漁港方面へ。
ちなみに右に行くと小谷鳥方面。
大浦漁港に降り立ちました。漁港の復旧はほぼ終わったようですが、背後で防潮堤の建設が進んでいます。
大浦漁港に降り立ちました。漁港の復旧はほぼ終わったようですが、背後で防潮堤の建設が進んでいます。
建設中の防潮堤の内側に入ると大浦の集落へ。手前側の更地になっている部分は津波ですべて流されてしまったとのこと。自分も家を流されて命からがら逃げ延びたというおじいさんにお話を聞きました。
建設中の防潮堤の内側に入ると大浦の集落へ。手前側の更地になっている部分は津波ですべて流されてしまったとのこと。自分も家を流されて命からがら逃げ延びたというおじいさんにお話を聞きました。
高台にある津波記念碑と慰霊碑。波はここまできたのだとか。実際、家を流されたという人に直接話を聞いたのは初めてだった。かける言葉も、どんな表情でお話を聞いていいのかもよくわからず戸惑った。
高台にある津波記念碑と慰霊碑。波はここまできたのだとか。実際、家を流されたという人に直接話を聞いたのは初めてだった。かける言葉も、どんな表情でお話を聞いていいのかもよくわからず戸惑った。
集落の高台地区は被害なく昔からの面影を残しています。
この神社がある十字路は右へ。
集落の高台地区は被害なく昔からの面影を残しています。
この神社がある十字路は右へ。
すると秀全堂というお堂があります。昔、霞露ヶ岳で修行したお坊さんが最後に入滅した場所なのだとか。
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すると秀全堂というお堂があります。昔、霞露ヶ岳で修行したお坊さんが最後に入滅した場所なのだとか。
秀全堂の横を通り抜けて山際へ。杉林に続く道に入って行くと…。
秀全堂の横を通り抜けて山際へ。杉林に続く道に入って行くと…。
霞露ヶ岳への道であることを示す看板が出てきました。よかった、道はあっているようです。
霞露ヶ岳への道であることを示す看板が出てきました。よかった、道はあっているようです。
その奥に潮風トレイルの道標もありました。こんな目立たない場所に…。ちょっと奥ゆかしすぎるんじゃないですかね(笑
その奥に潮風トレイルの道標もありました。こんな目立たない場所に…。ちょっと奥ゆかしすぎるんじゃないですかね(笑
道端には古い祠も祀ってあり、昔からの信仰の道であることをうかがわせます。
道端には古い祠も祀ってあり、昔からの信仰の道であることをうかがわせます。
薄暗い杉林の急登。でも、ここには道がある(笑
昨日の山林よりはよほど良い道。
薄暗い杉林の急登。でも、ここには道がある(笑
昨日の山林よりはよほど良い道。
小さな峠を越えます。
小さな峠を越えます。
ヘッツォ石…だそうな。なんですかね、ヘッツォって。外国語のような不思議な響き。
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ヘッツォ石…だそうな。なんですかね、ヘッツォって。外国語のような不思議な響き。
そのまま霞露ヶ岳へ向かうのかと思ったら一旦林道へ。
そのまま霞露ヶ岳へ向かうのかと思ったら一旦林道へ。
未舗装林道はやがて舗装路へ。民家も現れました。奥に行くほど整備されている不思議な道路。
未舗装林道はやがて舗装路へ。民家も現れました。奥に行くほど整備されている不思議な道路。
番犬が現れた!
…リード着けてないなぁ…。変に刺激しないようにゆっくり進んでいきます。
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番犬が現れた!
…リード着けてないなぁ…。変に刺激しないようにゆっくり進んでいきます。
やがて見覚えのある場所へ。ああ、ここに出るのか。以前霞露ヶ岳に登った時に周回してきた場所でした。
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やがて見覚えのある場所へ。ああ、ここに出るのか。以前霞露ヶ岳に登った時に周回してきた場所でした。
ちょっとばかり道に迷った記憶がよみがえります。
作業道があちこち入り組んでいるので注意深く進みましょう。
ちょっとばかり道に迷った記憶がよみがえります。
作業道があちこち入り組んでいるので注意深く進みましょう。
手作り感満載の標識や…
手作り感満載の標識や…
「例の杭」やら鳥居やら、いろいろ目印があるのでそれらを辿っていきましょう。
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「例の杭」やら鳥居やら、いろいろ目印があるのでそれらを辿っていきましょう。
落ち葉をカサコソ踏んでいきます。気持ちいい♪
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落ち葉をカサコソ踏んでいきます。気持ちいい♪
あまり眺望がある山ではないのですが、時々海が見えたりします。これは山田湾。
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あまり眺望がある山ではないのですが、時々海が見えたりします。これは山田湾。
明るい尾根道を行く。
明るい尾根道を行く。
広葉樹の林の一角に不自然な針葉樹の集まりが見えてくると山頂が近い。霞露ヶ岳の奥宮。
広葉樹の林の一角に不自然な針葉樹の集まりが見えてくると山頂が近い。霞露ヶ岳の奥宮。
鳥居をくぐると自然石で作った石段が。ほとんど岩場のようでもありますが。
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鳥居をくぐると自然石で作った石段が。ほとんど岩場のようでもありますが。
石段を登ると奥宮が登山者を迎えてくれます。
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石段を登ると奥宮が登山者を迎えてくれます。
神社の裏手には大きな山名標識があります。標識の裏手から多少の眺望も楽しめます。
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神社の裏手には大きな山名標識があります。標識の裏手から多少の眺望も楽しめます。
この時点で、歩きはじめから6時間経過。予定している行程の三分の一を消化したことになります。まだ先は長いので急ぎ下山にかかります。
この時点で、歩きはじめから6時間経過。予定している行程の三分の一を消化したことになります。まだ先は長いので急ぎ下山にかかります。
何度か登って勝手知ったる登山道。
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何度か登って勝手知ったる登山道。
木々の間からは重茂半島突端と太平洋。
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木々の間からは重茂半島突端と太平洋。
とどヶ崎灯台が見えますね。あの灯台の下に立ったのは何日前だったか…。
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とどヶ崎灯台が見えますね。あの灯台の下に立ったのは何日前だったか…。
しばらく水平移動していた登山道は岬の突端で一気に高度を下げていきます。眼下には漉磯海岸。今日はうねりが大きいのか、岩に当たって砕ける波の音が大きく響いてきます。
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しばらく水平移動していた登山道は岬の突端で一気に高度を下げていきます。眼下には漉磯海岸。今日はうねりが大きいのか、岩に当たって砕ける波の音が大きく響いてきます。
赤平金剛と呼ばれる大絶壁。地上からだと全体は見えないんですよね。今、この辺を回る遊覧船ってあるのかな?
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赤平金剛と呼ばれる大絶壁。地上からだと全体は見えないんですよね。今、この辺を回る遊覧船ってあるのかな?
急な下りを駆け下りていくと明るい海岸にたどり着きます。
急な下りを駆け下りていくと明るい海岸にたどり着きます。
海を眺めながらしばし休憩。疲労が蓄積してきたのを感じます。
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海を眺めながらしばし休憩。疲労が蓄積してきたのを感じます。
小谷鳥海岸まで10km超かぁ…。今日はさらにその先まで歩いて船越半島を脱出する予定なのですが…。
小谷鳥海岸まで10km超かぁ…。今日はさらにその先まで歩いて船越半島を脱出する予定なのですが…。
ここから先はしばらく舗装路歩き。自然遊歩道を目指します。
ここから先はしばらく舗装路歩き。自然遊歩道を目指します。
ここは左へ。まっすぐ行くとさっき通った登山口へ戻ってしまいます。
ここは左へ。まっすぐ行くとさっき通った登山口へ戻ってしまいます。
舗装路を2kmほど歩くと自然歩道の入口があります。道標の真ん前に駐車された車のせいで、危うく入口を見逃すところでした。
舗装路を2kmほど歩くと自然歩道の入口があります。道標の真ん前に駐車された車のせいで、危うく入口を見逃すところでした。
入口付近は二人並んで歩けるのではないかという立派な遊歩道だったのですが、すぐに道幅は狭くなり…
入口付近は二人並んで歩けるのではないかという立派な遊歩道だったのですが、すぐに道幅は狭くなり…
すぐにあまり歩かれていない山道へと変貌しました。ここ何回かのトレイルですっかり見慣れた風景だよ(笑
すぐにあまり歩かれていない山道へと変貌しました。ここ何回かのトレイルですっかり見慣れた風景だよ(笑
橋、倒壊。一瞬焦りましたが、山側に回って渡渉可能でした。
橋、倒壊。一瞬焦りましたが、山側に回って渡渉可能でした。
真新しい倒木。枝打ち処理などされていなかったので通り抜けるのに苦労。
真新しい倒木。枝打ち処理などされていなかったので通り抜けるのに苦労。
再び橋倒壊。もうじき全線開通予定とか言っているわりに整備状況が…。
再び橋倒壊。もうじき全線開通予定とか言っているわりに整備状況が…。
シイタケじゃね?とツートンが色めきだちますが、やめておきなさいって。キノコは間違うとやばいから…。
シイタケじゃね?とツートンが色めきだちますが、やめておきなさいって。キノコは間違うとやばいから…。
密集しているよ! 食べれるきのこじゃね!?と再びツートンが色めきだちましたが、やめときなさいってば。
密集しているよ! 食べれるきのこじゃね!?と再びツートンが色めきだちましたが、やめときなさいってば。
…こ、これは…。たぶん熊の掘り返しでしょう。まだ新しいっぽい。特に獣臭いとかはなかったですが、このあたり登山道上に熊糞がたくさん落ちてました。居ますね、これは。
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…こ、これは…。たぶん熊の掘り返しでしょう。まだ新しいっぽい。特に獣臭いとかはなかったですが、このあたり登山道上に熊糞がたくさん落ちてました。居ますね、これは。
小谷鳥まであと4km。夕暮れの気配が感じられる。焦ってくるなぁ。
小谷鳥まであと4km。夕暮れの気配が感じられる。焦ってくるなぁ。
自然歩道の半ばを過ぎると整備状況にも変化が現れた。橋が架けかえられてました。
自然歩道の半ばを過ぎると整備状況にも変化が現れた。橋が架けかえられてました。
下草も多少刈りはらわれて…いる?
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下草も多少刈りはらわれて…いる?
あと2km。このあたりからようやく海岸に向かって下って行く感じになります。
あと2km。このあたりからようやく海岸に向かって下って行く感じになります。
あ、車発見!
山中脱出成ったか?
あ、車発見!
山中脱出成ったか?
無事に林道に出ました。小谷鳥まではまだありますが、山中から脱出できたことでホッと一息。
無事に林道に出ました。小谷鳥まではまだありますが、山中から脱出できたことでホッと一息。
日没が迫ります。
日没が迫ります。
小谷鳥海岸が見えてきました。真新しい巨大な防潮堤が完成していますが、その周りは何もない更地が広がっています。
小谷鳥海岸が見えてきました。真新しい巨大な防潮堤が完成していますが、その周りは何もない更地が広がっています。
小谷鳥から田の浜に抜けるにはさらにもう一山越えなければならないのですが…。
小谷鳥から田の浜に抜けるにはさらにもう一山越えなければならないのですが…。
日没まで一時間を切りました。今から山に入るのは危険と判断。ここでギブアップです。残念…。
んで、ギブアップとはいえ歩いて脱出しなければなりません。道の駅山田まで7kmほど、舗装路を歩いて生還となりました。
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日没まで一時間を切りました。今から山に入るのは危険と判断。ここでギブアップです。残念…。
んで、ギブアップとはいえ歩いて脱出しなければなりません。道の駅山田まで7kmほど、舗装路を歩いて生還となりました。

感想

みちのく潮風トレイル船越半島区間を歩いてきました。正式には未だ未開通なのですが、霞露ヶ岳の登山道と旧自然歩道を再利用しているであろうことはわかっていたので予想経路をたどります。道の駅山田の駐車場に地図入りの立て看板があったので、そちらも参考にしました。
重茂半島と同じく、一度トレイルに入ってしまうとエスケープルートがほとんどない区間で飲食物の補給も不可能です。公共交通機関も半島の根元までしか届いていません。宿泊施設もキャンプ場もないのでガチの野宿をする以外は一日で歩ききるよりほかにないのですが、40km以上の距離があるのでそれも難しい…。なんともプランニング泣かせの区間でした。
日が短い季節だったという事もありますが、日の出と同時にスタートしても一日で半島から脱出できず、中途半端な位置でトレイルを一旦離脱することを余儀なくされました。これ、正式開通してもチャレンジできる人って限られるんじゃぁ…。
これから歩く予定の皆様、装備はしっかりと準備して挑戦してください。生半可な登山より厳しいですよ…。

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コメント

ゲスト
とても厳しそう…
こんにちは。いつもご記事を楽しく拝読させていただいております。
前回と今回、大変お疲れさまでした。厳しいコースだということが、ひしひしと伝わってまいりました((( ;゚Д゚)))
自分なら果たして無事脱出できるのか??…(^_^;)と思いつつ、素晴らしい森や浜の風景にも心ひかれ、興味深く読ませていただきました。ありがとうございました。
2018/11/19 21:47
Re: とても厳しそう…
こんにちは。コメントありがとうございます。
スタートの八戸あたりはハイキングだった潮風トレイルもいよいよ佳境に入ってきました(笑
このあたりの厳しさはリアス式海岸のなせる技です。集落から遠い半島の突端は秘境感満点でした。こんな機会でもなければ行かない場所ですしねぇ…。正式開通してもはたしてどれだけ歩く人がいるのか、興味深く見守っていこうと思います。
2018/11/26 21:01
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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