ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 165813
全員に公開
アイスクライミング
塩見・赤石・聖

大鹿村隠谷

2012年01月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
nobou その他11人

コースタイム

大町4:45-6:50大鹿村役場7:00-7:40登山口7:55-8:15隠谷入り口8:30-クライミング開始-10:40氷瀑(30m)下-登攀訓練-同14:40-懸垂下降-15:40隠谷入り口15:45-16:00登山口16:15-18:30大町
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大町‐現地(往復)
2012年1月29日(日)7:40
登山口にて主管者挨拶
2012年1月29日(日)7:40
登山口にて主管者挨拶
7:55 隠谷に向けて林間を行く
7:55 隠谷に向けて林間を行く
8:12 隠谷入り口着 
8:12 隠谷入り口着 
同 登攀準備
8:27 大町労山きってのクライマー,K氏
8:27 大町労山きってのクライマー,K氏
8:31 この奥に30mの氷瀑がある
8:31 この奥に30mの氷瀑がある
8:38 登攀開始
8:45 じっと待つ間,冷える
8:45 じっと待つ間,冷える
9:18 やっと番が来てSさんが登り始める
9:18 やっと番が来てSさんが登り始める
9:47 手ほどきを受けるK氏
9:47 手ほどきを受けるK氏
同 3mの滝で練習
同 3mの滝で練習
10:42 滝上から高巻きしてして30mの滝下に出る
10:42 滝上から高巻きしてして30mの滝下に出る
同 トップの女性クライマーがすでに滝に取り付いている
同 トップの女性クライマーがすでに滝に取り付いている
10:45 登攀開始
10:54 難所にかかる
10:54 難所にかかる
同 ちょっとかぶり気味で
同 ちょっとかぶり気味で
11:01 突破
同 確保者達
11:02 ほぼ到達
11:03 懸垂下降
11:08 お疲れ様
11:17 下部で6〜8mの練習を繰り返す
11:17 下部で6〜8mの練習を繰り返す
11:46 大町労山Sさん登攀開始
11:46 大町労山Sさん登攀開始
11:57 11分で登る
12:47 K氏
13:22 ノンアックスで登る
1
13:22 ノンアックスで登る
同 ここまで
13:45 Sさん再トライ
13:45 Sさん再トライ
同 中央へ廻る
13:53 完了
13:55 下部・ビレーのアイススクリューを回収
13:55 下部・ビレーのアイススクリューを回収
14:04 〇〇さんも再々トライ
14:04 〇〇さんも再々トライ
14:08 終了
15:23 下降中に見た鹿の遺骸
15:23 下降中に見た鹿の遺骸
15:42 隠谷入り口まで懸垂下降
15:42 隠谷入り口まで懸垂下降
16:05 登山口にて 終回挨拶/解散
16:05 登山口にて 終回挨拶/解散

感想

 勤労者山岳連名長野県連登山学校。参加者12名。

 大町市への転居後、労山長野県連にコンタクトして大町労山に加入し、1月から正式に会員となった。古巣の広島・佐伯FHCに在籍中から加入していた遭対基金が、無事故でそのまま継続されるのが大きい。

 大町労山は、松川村,大町市,白馬村,小谷村等,大北地区在住の会員20余名を有し、かつてマナスル,シシャパンマに登頂したことのあるトップクライマーから薮山専門のハイカーまで、幅広い登山者を擁する中規模の会で、月2回の例会を軸に、冬期も活発に山行活動を展開している。
 折よく労山長野県連の登山学校として、以前から一度経験したいと思っていたアイスクライミングの実践講習が行われることとなり、絶好の機会とばかり、ベテラン会員3氏と共にこれに参加し、厳寒の大鹿村隠れ谷にて実践講習を受けた。

 前夜が1月後半の例会だったので、会議後参加者全員がnobou宅に泊まりこんで雑魚寝し、4:40に出発,7:00前に大鹿村役場に着いて他の会の参加者と合流し現地に向かう。
 登山口着7:40。主管者挨拶の後,道なき林間を歩いて8:15に隠谷(仮称)入り口に着き、ここでアイゼン,ハーネス等を装着。8:30,早い人から登攀開始。2mの滝を2つ越えた先の5mの滝から本格的なクライミングとなるが、ここでK氏からWアックスの手ほどきを受ける(9:20〜9:50)。
 5mの滝からは直登を避けて大きく高巻きし、ズルズルと崩れやすい岩屑の急斜面を遮二無二登って10:40に目的地である30mの大滝の下に出る。

 すでに滝上からはメインのザイルが下され、トップバッターの女性クライマーが取りついて衆目を浴びながら登攀を始めているところで(10:42)、下から3分の2くらいのややかぶり気味の直壁でやや苦戦し、鈍る腕を交互に休めながら10分あまり(10:44〜10:54)でこの壁を乗り切って11:03滝上に到達し、快心の笑みと共に懸垂で降りてきた。

 その後、次々と参加者が滝を登り、またトレーニング用に張られた3本のザイルを使って10m程のクライミングを繰り返すなどして15時近くまで冷凍庫のような渓間で過ごす。下はズボンだけ,上はセーターを着るのが面倒でシャツ2枚とオーバーヤッケだけだったので超寒かった。
 自分は体験して見るくらいの気持ちで参加したので30mの滝を登って見たいと言う気持ちの高まりはなく、10mのトレーニングに留めて他者のクライミングを見ることに徹する。

 アイスクライミングは岩登りと同じく3点支持が基本で、スタンスが重要と言うことだが、初心者はどの程度の蹴りこみでしっかり止まるのか、その加減が分からないだけに目いっぱい蹴りこみ、しかも1発で決まらず何回か繰り返すので必要以上に筋力を消費してしまいがちで、夜になって大腿の内転筋に痙攣が来た。
 アイゼンの爪だけで立つので脚を内側に絞り気味に使うからだろう。両脚に来たが、特に普段使わない利き足でない方の脚は強烈だった。
 バイルを打ち込む腕も逆腕が鈍りやすい。普段にはない動きによるものではあるが、別にバイルでぶら下がる訳ではないので、無駄な動きが多いと言うことなのだろう。

 アイスハンマーやアイスアックス,登攀用具等,アイスクライミングは用具に負う所が大きく、金がかかることこの上ない。
 この先,続けるかどうか・・,一旦帰って反芻し、もう一度やりたいと思えば装備を揃えるところから始めることになるだろうと思う。道具を借りてやっているうちは本気にはなれないだろうと思うが、今のところアイスバイルまで買う気も余裕もない。
 そうこうしているうちに、期間限定のシーズンは過ぎて行く。大町から大鹿村までは往復約300km。中信や北信のどこかに氷瀑があるとしても雪が深すぎて近寄れず、雪の少ない南信に行かないとトレーニングの場所がないと言うのも皮肉なことだ。






お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2261人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら