素晴らしき氷瀑へ!雲竜渓谷


- GPS
- 07:57
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 887m
- 下り
- 885m
コースタイム
[10:30 雲竜渓谷入口(約19分休憩) 10:49発]-
[11:38 雲竜瀑(約93分休憩&写真撮影) 13:11発]-[13:50 雲竜渓谷入口]-
[14:40 洞門岩]-[15:11 稲荷川展望台]-[15:48 林道ゲート着]
天候 | 晴れのち曇り 稲荷川展望台で気温-4℃、風速0〜1m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただ、ゲート付近は駐車可能台数が少ないです。 林道は雪が多いのでスタッドレスタイヤが必須です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【林道ゲート→稲荷川展望台→洞門岩】 ひたすら林道歩きなので単調です。 【洞門岩→雲竜渓谷入口】 洞門岩から更に林道を歩いていく道と 雲竜渓谷に降りて渓谷に沿って歩く道があります。 渓谷の道を歩きましたが、トレースはしっかりついていました。 降雪直後でない限りトレースが消えることはないと思います。 少し急なアップダウンがあります。 一箇所危ない場所がありロープが張られていました。 それ以外は問題無いと思います。 【雲竜渓谷入口→友知らず→雲竜瀑】 堰堤から渓谷に降りて進みます。 最初はゆったりとした道ですが、 進むにつれ道が狭くなり歩きづらくなります。 川に落ちないように注意が必要です。 雲竜瀑の手前から滝壷へは右方面の斜面を登っていきます。 かなり急な斜面なので注意が必要です。 登りきった後少しトラバース気味に歩き、 雲竜瀑に到着します。 アイスクライミングが出来る方は雲竜瀑手前の滝を 直接登っていけるみたいですが…。 林道ゲート付近に登山ポスト有り |
写真
感想
昨年の『山と渓谷』2月号の表紙を飾っていたこの場所。
記事を読んだ時は『行ってみたいけれど雪道はまだ無理だなぁ…』と断念。
しかし、今年は基本的な雪山装備も揃えたし
北八ヶ岳で雪山デビューも果たした。
ならば行くしかないだろう!
という事で今回は氷瀑を観に雲竜渓谷へ。
早朝に自宅を出発し、高速道路の日光方面の分岐を
スルーするミスを犯しつつも、それなりの時間に現地へ到着。
路肩に駐車している車が沢山あり、
良い場所は確保出来そうになかったので
空いているスペースに突っ込みなんとか駐車完了。
準備を済ませ林道をゆったりと歩き始めました。
ゲートに到着すると、そこには警察の方が。
別に何も無いのに何か言われたらイヤだなぁ〜なんて
余計な事を考えていたら
『今日は沢山来ているね〜。もう50人以上は雲竜に入っているよ。』
という話をしてくれました。
『それじゃどうも〜』と挨拶をしてゲートから出発。
その先は延々と林道歩きで、
なかなか雲竜渓谷には辿り着かせてもらえません。
焦らしますね…。
やっとの事で洞門岩まで到着すると、
警察の車とTV局の取材の車が停まっていました。
後日知ったのですが雲竜渓谷で山岳救助訓練を
やっていたらしいのですが、TV局がその取材に来ていたとのこと。
まぁそんな事はさておき、ここでアイゼンを装着して出発です。
退屈な林道歩きから開放され、変化のある渓谷の道を歩きます。
トレースに沿って進んで行くと所々に小さな氷瀑があり、
それがこれから現れるであろう巨大な氷瀑の風景を想像させて
どんどんテンションが上がっていきます。
そして暫く歩くと雲竜渓谷入口に到着。
ここからがやっと本番だ!と期待が膨らみます。
堰堤から無雪期は階段であったであろう
急坂を降りいよいよスタート。
川の流れに天然氷の橋が架かった場所を
いくつか渡っていくと…遂に辿り着きました!
今まで見たことの無い巨大な氷瀑が連なる風景。
少し歩いてはシャッターを切りまた少し歩く。
この素晴らしい風景を少しも逃したくない、
そういう気持ちでひたすら写真を撮りながら歩きました。
滝の裏側に入れる場所などもあり、
とにかく楽しいとしか言いようがありません。
そうこうしているうちに雲竜瀑の手前に到着。
アイスクライミングは出来ないので、
右手の急斜面に伸びるトレースを辿り
雲竜瀑の直下へと向かいました。
これは…凄い!
こんな巨大な滝が凍結した姿を見るのは初めてだったので、
そのスケールの大きさに圧倒されるばかりでした。
ただ山岳救助訓練はまだ終了していなかったので、
雲竜瀑の直下に降りれず、少し待機です。
暫くすると終了し解散していったので、
そこでいよいよ真下からの雲竜瀑と対面。
やはり…凄い!としか言いようがありません。
とそこで『バキッ』という鈍い音が響きます。
その場にいたおじさん(もしかしたら救助訓練をしていたプロの方?)が
氷瀑にヒビがどんどん入ってきているから
時間が経つと崩れる可能性があるから気をつけなさい
と教えてくれました。
崩れてきたら…終了ですね。
雲竜瀑の直下から少し離れた場所で昼食タイム。
今回はラーメンに準備してきた肉野菜炒めを投入して食します。
寒い場所で温かい食べ物を食べられる、幸せもあり美味しい!
雲竜瀑を眺めながらの食事に満足し、帰途に着きました。
復路も度々立ち止まり、写真を撮りながら進みます。
そして雲竜渓谷入口まで戻ってきてしまえば、
あとはもうただ帰るのみ。
洞門岩まで戻ってきてからアイゼンを外し、
長い長い林道を少しダレ気味に帰りました。
昨年から観たいと思い続けてきた雲竜瀑を
観ることが出来た今回はとても満足。
ただ、アイスクライミングをやっている人を見たら
自分も少しやってみたくなったり…。
イヤしかし…自分の重量をもっと軽くしなければ。
ちなみに今回もGPSログが少しぶっ飛んでました…。
渓谷に入るとあまり受信できないのだろうか?
gentamaと言います
雲竜渓谷魅力的ですね
前から一度行ってみたいと考えていました
行くに当り少し教えていただけますか
渓谷に入ってからのルートは迷うことはありませんか?
沢を何箇所か渡渉するようですが?宜しくお願いします。
gentamaさんよろしくお願いします。
ルートですが、
雲竜渓谷は結構人気があるので
降雪直後でなければトレースが
はっきりと残っている可能性が大きいので
迷うことはない思います。
逆にトレースが無いと渡渉ポイントなどが
よく判らず迷う可能性があるのではないかと思います。
なので、人の多い週末に行くと
安心して歩けるのかもしれませんね。
渡渉ポイントですが、
良い具合に沢に天然氷の橋が架かっている場所と
石を伝って渡る場所がありました。
氷の橋は強度もあるのでそこまで
気をつかうことなく渡れます。
それで、石を伝って渡る場所ですが
結構安定した石を使って渡るので
ゆっくりと慎重に渡れば大丈夫だと思います。
渡渉ポイント自体は何箇所かありましたが、
大変だったと思う場所は無かったので
それ程難しくはないと私は思います。
しかし、先ほど書いたようにトレースが無いと
安全な場所を探りながら
渡らなければいけなくなるので、
難易度が上がりそうです。
こんな感じですが参考になったでしょうか?
雲竜渓谷はとても素晴らしい場所だったので、
ぜひ行ってみて下さいね。
詳細なルートの説明、大変心強いです
是非usagreatさんのレコを参考に行ってみたいと思います
素晴らしい雲竜氷瀑楽しみです
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