記録ID: 166172
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沢登り
奥多摩・高尾
奥多摩日原川鷹ノ巣谷(帰途倉戸山付近でビバーク)
2004年07月20日(火) 〜
2004年07月21日(水)
tanno1967
その他1人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,238m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鷹ノ巣谷は奥多摩の沢登りコースのなかでも人気のあるコースの一つで、滝の巻道は比較的しっかりしていた。一緒に行った友人は、着脱式の沢靴のフェルトの底を忘れたが、多少ペースは鈍っても通過に特に問題はなかった。 私は場所によってはザイルで確保してもらいながら積極的に滝を登ったが、登れる滝が多く、楽しい沢だった。 ただ、出発時間が遅く、多少ペースが鈍かったこともあり、源頭の湧水のあたりでは、石尾根を越えて日没までに降りるのは難しい時間になっていた。この時点で、友人は持ってきていたツェルトでビバークすることにしたが、私はツェルトもなく、ヘッドランプで進めると思ったので、別れて先へ進むこととした。 源頭の湧水の先は適当に登って行ったが、ケモノ道が交錯する斜面で、ルートは判然としなかった。鷹ノ巣山の東、1620m付近で稜線に出て、倉戸山への尾根に入ったが、途中で暗くなった。稜線では木々の枝から枝へと渡る猿の群れ(暗いのでよくわからなかったが?)に遭遇した。倉戸山を過ぎてしばらく行ったあたりで、ルートがはっきりしないので、携帯電話用と思しき電波塔のある尾根上の切り開きで夜を明かすことにして、雨具をかぶって寝た。この時点で実際には登山道からは外れていた。ここでは携帯電話が使えたので、自宅には心配しないように連絡を入れることはできた。 翌朝は電波塔から踏み跡をたどって降りて行ったが、やがて踏み跡は途絶えた。道を外したことはわかったが、地形図から降りるのに支障はないと判断してそのまま降りた。最後は水根沢沿いの林道の法面上部に出て、滑りやすい杉林の急斜面の下降に苦労したが、法面は簡単に降りて水根入口のバス停に出た。 |
写真
感想
奥多摩の鷹ノ巣谷を登った時の記録です。
2004年7月20日という日は、東京都心で観測史上最高気温の39.5度を記録した日ですが、沢登りをするには良い日で、積極的に水につかって登りました。
しかし、予定外のビバークを、しかも友人と離れた状態ですることになったこと、暗い中で下りの尾根道を間違えてしまったことは反省点でした。友人と別れた時点で沢登りは終わっていたので大丈夫とは思いましたが、降りた日には、何度か友人に電話し、無事下山を確認したときにはほっとしました。そもそも友人が沢靴の底を忘れて、登りに多少時間がかかっていたので、滝登りに時間をかけずに巻き道をつかって早く進むのが良い判断だったかもしれません。
鷹ノ巣谷自体は、水が澄んで登れる滝も多く、とても楽しい沢でした。
奥多摩駅から青梅線で立川に出て、駅のプラットホームで「奥多摩そば」を食べましたが、塩分が不足していたらしくいつになくおいしく感じました。
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