御嶽山・美しい星闇に出会える場所

2009年06月27日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.2km
• 登り: 907m
• 下り: 901m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

田の原記念公園駐車場
(トイレ有)

コース状況／危険箇所等

・特に道迷い危険箇所はないと思われます

・駐車場まで車で行くと一気に高度が上がるので高山病の症状が出やすい

・虫除けネットが必要
(虫除けスプレーでは対処しきれず)
バッタの大量発生のように酷い状態でした
なんとかならないものかと思う程

写真

御嶽山
夜明け前

田の原記念公園
日の出を待つ

光芒となりゆく

登山口

雲1つない空

目前に広がる
無垢な自然に
心が惹かれ

長いアプローチ

仕事を終えて
名古屋駅で友と
21:00待ち合わせ

星空と夜明けに
間に合うように
運転

駐車場で仮眠です
寝不足と
高山病で頭痛

大きな自然

その先にある
峰々の向こうから
昇る日は美しく

満天の星空へ
入口が閉じ行く
時を見ていたい

大きな山容の
独立峰

夜の帳が下りると
漆黒の闇が
取り巻いて

宇宙に続く
星空は
最上級の奥行きと
輝きを
放っていた

中央アルプスを
振り返って

朝一番で
お会いした
先行者お2人は
途中で
引き返してきたと

雪で先に
行けないとの
ことでしたが

歩くのが遅い私達
他の方が
歩いてくれたことで
雪が溶け
通ることが出来た

帰る時に
ずるずる滑った
場所

3000m級の滑り台
怖くて
泣いてしまう

雷鳥

しぐさも
愛らしい

姿は完全に
保護色

8合目付近

繊細さと
力強さを
併せ持つ

雄大な
山容の上に
立ってる

王滝頂上付近

硫黄臭が
強く
漂ってる

2009年5月2日
御嶽山

薄明時

北アルプス方面

2m程の積雪
窪地のようになった
東屋に
滑り込み

夢のような光景を
待ちわびて

中央アルプス方面

寒さが
身に沁みて

かじかんだ
手に
息を吹きかけた

奥には白山

かすかに翻る
地吹雪もなく

穏やかな風景が
広がってる

紅のベールを
長くなびかせて

西空に
夜明けが続く

光が射し
青白い雪原も
僅かに頬を染めて

過ぎ去った冬を
惜しむかのように

遅い春を
瑞々しい気配で
待ちわびる
かのように

山に触れて
山を眺めて
振り返りました

また来たいと
思っているの?

分岐点を
自らの心と
友の瞳の中に
問いかける瞬間

ほぼ無風の
穏やかな日和

鯉のぼりの
裾が時折
翻って

遠望からの

御嶽山

開田高原より
御嶽山

木曽馬と一緒に

このお姿は
神々しき姿だと

木曽駒ケ岳に
登った時に
知ることになりました

装備

個人装備

ソフトシェル グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ゲイター 着替え 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター ロールペーパー ナイフ ポール テント テントマット ザックカバー 調理器具 地図（地形図） ファーストエイドキット 携帯トイレ

感想

まあ

新たな詩人よ　
風から雲から光から　
新たな透明な
エネルギーを得て
人と地球に
とるべき形を暗示せよ

宮沢賢治

御嶽山の登山道の1つ王滝口
標高約2,200m付近に広がる
田の原の駐車場に到着すると
無数の星々が
頭上を覆いつくしていた

標高の高さと独立峰ゆえの
一寸先も見えない闇
本当の暗闇がもたらす奇跡

天の川に見つけた
赤、緑、蒼、金と
銀の星屑と　
その深い奥行き
彩り豊かな星雲

日本の中で
最も星空が美しく輝き
果てない宇宙に
魅せられる
御嶽山

乗鞍岳〜北アルプスと
中央アルプス
白山
恵まれた展望の峰々に
レンブラント光線が
放たれる夜明け前
静寂がシンと
支配していた