奈良 古寺巡り 秋篠寺 西大寺
- GPS
- 05:05
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 20m
- 下り
- 8m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:06
10:35 ウワナベ古墳
12:10 平城宮跡大極殿
13:45 秋篠寺
14:40 西大寺
15:10 近鉄大和西大寺駅着
合計時間5時間 合計距離13km
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 近鉄大和西大寺駅乗車 |
感想
12月も半ばを過ぎて ほんとは歩いている暇はないのだが、これだけは是非とも今年中に解決しておきたい疑問を解きに出かけた。奈良の東大寺は大仏さまと奈良公園の鹿で日本人ならほとんどの方が知っている。いまや海外からも見物客が押し寄せる。だが奈良には「西大寺」もある。ということに私は最近気が付いた。
およそ1300年前の奈良時代に聖武天皇により東大寺ができ、その娘である称徳天皇により西大寺ができた。平城宮を挟んで東西に立派なお寺があったのである。近鉄の「てくてくマップ」にちょうど古墳巡りを兼ねての散策マップがあったので、それにしたがって歩いてみた。
前方後円墳は大阪の仁徳天皇陵ばかりではない。こちら奈良盆地の近鉄奈良線北部地域にもひしめき合っている。立派なお濠に囲まれて小高い丘には木々がうっそうと茂っている。なかには神功皇后陵という記紀の時代の名前がついて宮内庁管理としておごそかに整備されている。あまりにも大きすぎて眺めるだけでは前方後円の形はわからない。
その南側の平原に平城宮跡が発掘・整備され大極殿や朱雀門がきらびやかに再建されている。近鉄奈良線で奈良に行くと線路はこの平城宮跡地の南部を横切るように進むので往復道中の車窓の眺めは最高である。
近鉄京都線を横切って秋篠寺へ向かう。団体客が押し寄せる大きなお寺ではない静かなたたずまいである。東門から入ると雑木林でその足元には苔の庭がひっそりと広がる。モスグリーンの言葉どおりの黄緑でベルベットのような質感である。拝観券のパンフによると本堂が国宝で中の「伎芸天」が有名だそうだ。まさに古寺巡礼と言いたくなるような雰囲気の秋篠寺であった。
南門から住宅街を南に抜ける。近鉄奈良線を横切って東に向かうと西大寺である。入口の東門に向かう途中の土塀が一部剥げていて うらぶれた雰囲気が漂う。が中は広くきれいに整備されていた。目をひくのは本堂に対面する東塔跡地の大きな石の基礎である。基壇の上に配置された石の上に 柱が立てられ五重塔が建っていた、と想像すると圧倒される。東大寺と西大寺、東と西に釣り合い良く大きなお寺があったんだと納得した。
帰りは近鉄大和西大寺駅である。目の前に立体駐輪場があって、先を行く人々が迂回するように踏切を渡っていたのでその後についていったら駅入口まで延々と線路沿いを歩くはめになった。あとで駅構内図を見ると南入口がちゃんとあった。
地図を見ると近鉄大和西大寺駅は大阪〜奈良線と橿原〜京都線が交差する駅である。高速道路のようにS字にカーブして接続しているので駅のホームは平行である。ところがJR京橋駅になると大変である。環状線に対し東西線が直角に交差しているので乗り継ぎの客は駅構内を矢印に沿って ひたすら歩いて移動しなければならない。
こうやって、だんだんと大阪・奈良方面の鉄道駅について知識が深まる。これは良いことだ。
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