熊倉山 宗屋敷尾根〜聖尾根 (バリエーションハイキング)


- GPS
- 07:40
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,352m
- 下り
- 1,352m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
道の駅あらかわに車を停めて出発。
林道を進み、新しい林道の分岐となる450m付近から宗屋敷尾根に取り付く。
尾根は全般的に傾斜がきつい。テープは少ないが、踏み跡は明瞭なので迷うことは
ない。800mより上では0〜10cmほどの雪があった。
特に問題となるところは無いが、稜線手前の1370mPは岩峰となっている。岩の経験
がある人ならば直登出来そうだが、経験のない人は左(南東)側のトラバース道を
行った方が無難。この区間だけテープが多く付けられている。
トラバース道を行くと回り込んで岩峰の基部に出る。ここからちょっと登ると一般
縦走路に出る。一般縦走路から宗屋敷尾根に間違って下りないように、トラロープ
が張られている。
谷津川林道コースは1307mPを巻くように付けられている。トラバース道には積雪が
あり、やや状態が悪そうだったので尾根伝いに進んだが、1307mPから高根に下りる
途中には岩稜帯があり、少し厄介だった。
高根から谷津川林道コースを離れ、聖尾根へ入る。
聖尾根も踏み跡が明瞭で、宗屋敷尾根よりもテープが多く、整備されている印象を
受けた。聖尾根に入るとすぐに大血側に下りるルートの標識が現れる。これは大血
川集落の住民が最近開拓したルートであるようだ。
聖尾根には2ヵ所岩稜地帯の通過があり、注意を要する。1ヵ所目は、1307mPを下り
た1290m付近。東側を下りて行くが、残置されているトラロープは古いものであり、
信頼できないと思われる。ここは立木が多いので、これらを利用しながら下りられ
る。2ヵ所目は、1040m付近。ここも東側にトラロープが残置されているが、切れか
かっているのでもちろん使えない。この岩稜帯はトラバースしにくく、ほぼ垂直に
下りるしかない。今回は西側を慎重に下りたが、冷や汗ものだった。懸垂下降する
のが無難だろう。ここでは1050m付近から北西に延びる尾根に進み、途中からトラバ
ースすることにより岩稜帯の基部に行くことが出来る。しかし、そのまま北西方向
の尾根に引き込まれる可能性もあるので注意を要する。
それ以外は特に問題なく、聖尾根の名前の由来ともなっている聖岩(725mP)まで進
める。聖尾根のトレースは、大峠(聖岩手前の鞍部)から北側の沢筋に下りて行く
のが一般的である。
しかし、今回は聖尾根の末端まで完全にトレースしたかったので、その先に進み、
三峰口駅まで歩いた。聖岩は下りられないので、大峠から一旦沢筋方向に進み、途
中からトラバースして聖岩の基部を目指した。やはり歩く人がいるようでうっすら
と踏み跡があった。
その後は特に問題となる個所は無い。しかし、大峠までのルートが踏み跡およびテ
ープ等がしっかりしているのに対し、その先はほぼテープが無い。踏み跡もはっき
りしない。よってテープ・踏み跡に頼らざるを得ない人は、大峠から下りた方が無
難である。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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yoshi629さん、こんにちは。
雪の後は、バリエーションですね
熊倉山は何年も前から登ろうと思いながら、なぜか
未登のままです。
長沢背稜(酉谷山)まで行きたいと考えているの
ですが、今だと不安なので、雪がない時期かな?
と思っています。
ロープが切れそうですか。。。設置してあると逆に
危なそうですね。
youtaroさん、こんにちは。
雪山に行こうと思っていたのですが、諸事情により雪の
無い近場になりました。
それで気になっていた熊倉山の2つの尾根にしたという
訳です。
残置のトラロープなどは整備されている類の物ではなく
あくまで「残して置いていったもの」なので信頼するの
は危険です。
沢などに残置してあるハーケンなどもそうです。一応、
効いていることを確認して使いますが、それも絶対とい
う訳ではなく、打たれているハーケンの多くが70年代の
ものらしいので、そろそろ耐久年数を超えるものが出て
くるようです。
会のメンツは「いつかババを引く奴が出てくる」なんて
言ってます・・ 恐ろしいロシアンルーレットと言えそ
うです
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