札幌の歴史巡り 開拓と発展と音楽ホールと衰退と・・・

2018年12月28日(金) [日帰り]

• GPS: 04:15
• 距離: 15.9km
• 登り: 34m
• 下り: 0m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:43
• 休憩: 1:32
• 合計: 4:15

10:40 スタート地点
11:10 11:44 さっぽろテレビ塔
12:58 13:56 北海道庁旧本庁舎
14:39 14:39 中島公園
14:55 幌平橋駅

天候

晴れ　マイナス4度　風強し

アクセス

利用交通機関：

電車

JR札幌駅→大通駅→バスセンター前駅→西11丁目駅→すすきの駅→中島公園駅→幌平橋駅

コース状況／危険箇所等

雪で圧雪、アイスバーンです。転ばないように歩きましょう。
靴は雪靴がいいと思います。

写真

12/28 5:47

おはようございます。苫小牧の港が近づいてきています。

12/28 5:47

　あれが北海道の灯だよ。

12/28 7:15

　寝たりないのでフェリーターミナルのベンチで寝足し、そんななか別の船から出ている煙と日の出がぶつかった。燃えているわけではない。

12/28 8:25

　はい、タクシーで苫小牧駅までやってきました。

12/28 8:25

　苫小牧駅前にあったデパート「長崎屋」が閉店して駅から直接向かうことができる通路を取り壊したところなのだそうだ。

12/28 10:10

　そこから高速バスで札幌へ。バスの車内から豊平川と藻岩山。

12/28 10:43

　そして、札幌駅だ。荷物を預け軽くなって歩行開始だ。

12/28 10:44

　冬が始まっているよ〜大きな口をあけて〜♪

12/28 10:46

　札幌駅、左には大丸だ。とても一枚には入らない。

12/28 10:46

　こちらは、JRタワー。夜景もきれいらしい。

12/28 10:47

　そう、道路は全部アイスバーンさ。

12/28 10:53

　雪印パーラー、懐かしいなあ。いまだに道民にとってスノーブランドは大好きです。

12/28 10:55

　旧札幌農学校演舞場、通称時計台です。じつは、札幌市民ほど中に入ったことがない。今日のテーマは開拓の歴史なので、入ります。

12/28 11:05

　ベンチに座ったクラーク博士、その横に座って写真を撮るというのが観光客の中で大うけのようだ。

12/28 11:06

　こちらから見たほうがいい感じかも。

12/28 11:07

　横から見た時計台。正面から見るのと違って意外と建物の大きさを感じます。

12/28 11:08

　よく紹介されるアングルの時計台。

12/28 11:12

　そして、その時計台の横にあるのが、札幌市役所。これは時計台よりも高いんですね

12/28 11:12

　札幌オリンピックを記念している石像。

12/28 11:15

　わくわくホリデーホール。昔の札幌市民会館。私の中学高校時代、吹奏楽コンクールの札幌地区大会はここで行われていたという懐かしい場所。

12/28 11:15

　その横はNHK札幌放送局になる。

12/28 11:16

　そして、札幌テレビ塔。大通公園の中にある。

12/28 11:17

　そして、その横を流れるのが創成川だ。ここを起点にして東○丁目、西○丁目という住所表記になるのだ。

12/28 11:19

　地下鉄バスセンター駅前。ここは、バスセンターが先にできて地下鉄が後にできたのでこういう駅名になった。

12/28 11:20

　斜めから見る札幌テレビ塔。なかなかこのアングルいいなあ。

12/28 11:30

　テレビ塔のゆるキャラ、「テレビ父さん」。

12/28 11:47

　朝食べずにお腹がすいた。いかにも観光客向けの店しかなかったので、ここで食べることにする。みそラーメンよし乃、旭川ラーメンの老舗である。

12/28 11:36

　旭川は醤油といわれた中で濃い味噌ラーメンでずっと勝負をしてきたよし乃のラーメン、ちょっと濃さが減ったかも？

12/28 11:54

　さて、今日は大通公園を全部歩いてみましょうか。

12/28 11:55

　歌人吉井勇さんによる歌碑が立てられていました。

12/28 12:06

　開拓記念碑。

12/28 12:08

　漁民の像。
　海猫が鳴くから、ニシンが来ると〜、赤いツッポのヤン衆が騒ぐ〜♪

12/28 12:10

　もう、さっぽろ雪祭りの準備が始まってる。

12/28 12:13

　有島武郎文学碑、「小さき者へ」より。

12/28 12:15

　そして、ケプロン。北海道で麦作を奨励し、開拓使麦酒につながった。なお、日本で初めてライスカレーという言葉を使ったのもこの人が最初らしい。

12/28 12:17

　こちらは、開拓使第3代長官、黒田清隆。函館戦争で功あり、開拓使長官時代には勧誘物払い下げ事件で一度失脚するが、後年内閣総理大臣にもなっている。

12/28 12:18

　ドイツのミュンヘン市から送られたマイハウム。そういうわけで、ミュンヘン市とは姉妹都市なのです。

12/28 12:19

　はい、地下鉄西11丁目駅です。

12/28 12:23

　そして、大通公園の端にある「札幌市資料館」、もともとの札幌控訴院庁舎ということで、昔の裁判の様子も見ることができる。

12/28 12:38

　教育文化会館、ここも音楽ホールがあり。中文連の演奏会が11月にありそこで3年生が引退した。（うちの学校では。）

12/28 12:43

　ニトリ文化ホール、昔の厚生年金会館。昔の吹奏楽コンクール北海道大会はここで行われていたが。もう取り壊すらしい。

12/28 12:52

　STV,札幌テレビだ。しかし、この局が面白いのはラジオだと思う。

12/28 12:54

　かでる2．7ホール。ここにも小規模だがホールがあり、アンサンブルなどで演奏したことがある。

12/28 12:55

　北大植物園正門。

12/28 12:56

　やっぱり、休園。そらそうだ・・・。

12/28 13:00

　北海道庁、現在使われている庁舎だ。

12/28 13:05

　そして、これが旧赤レンガ庁舎、中は博物館になっているので見に行きましょう。

12/28 13:06

　正面から見たらこんな感じ。中も撮影制限は一切ありませんでした。

12/28 13:49

　知事の執務机。

12/28 13:50

　上は、開拓使長官、県令さんたちの絵や写真。下の5人は、いわゆる最近5名の知事さんだ。
　左から、堀さん、横道さん、堂垣内さん、町村さんまでは子供のころから記憶がある。

12/28 13:59

　元開拓使跡という石碑がありました。

12/28 14:13

　おっ、札幌市電ですねぇ。これは次の日に回しましょうね。

12/28 14:17

　狸小路はぽんぽこシャンゼリゼ〜♪

12/28 14:25

　よくテレビで特集される「すすきの交番」、完全24時とか？

12/28 14:26

　そして、すすきのの名所といえばニッカでしょう。

12/28 14:26

　駅はすすきの、これからはやってくる時間帯です。

12/28 14:29

　そういえば、ラーメン横丁でラーメンを食べたことがないなあ。

12/28 14:31

　すすきのの特徴的な風景ですね。

12/28 14:32

　かに本家、なお、このかには動かない。

12/28 14:41

　中島公園駅にたどり着きました。もう少し歩きましょうか。

12/28 14:41

　公園内はにぎやかだ。

12/28 14:46

　豊平館になります。札幌市立の結婚式場だったそうです。今でも使用されているかどうかは不明。

12/28 14:48

　札幌市天文台、意外と小さいね。台長さんとかいるのかなあ。

12/28 14:49

　そして、ここが今の札幌のメインホール「札幌コンサートホールkitara」。自分で演奏したことはないが、オーケストラの演奏を聴きに来たことは何度もある。

12/28 14:51

　レナード・バーンスタイン像、札幌で行われる「PMF」（パシフィック・ミュージック・フェスティバル」を創設し、教育音楽祭を立ち上げた。今、PMF卒業生から約4000人が世界中のオーケストラなどで活躍しているそうだ。

12/28 14:59

　はい、本日のゴールは幌平橋です。札幌中心部の名所を中心に回らせていただきました。

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

aideiei

朝、定時に苫小牧港に着岸したフェリーから降り立ったのはいいが、寒さゆえ、疲れゆえ、フェリーターミナルの暖房がかかっているベンチでうとうとし始めた私。頭がスッキリとし、明るくなってから苫小牧駅に向かったのである。
そして、札幌の方に向かうのだが今回は安い高速バスを利用することとした。チケットさえ買えば着席が担保されることが確実だからである。風景を楽しみながら札幌駅に到着した。

さて、父も母も仕事を持っている、早く自宅に着いたところで鍵を持っているわけではない、自宅前で何時間も佇むのも嫌だ。なので、荷物をコインロッカーに預けて歩行開始とした。

今回のテーマは「札幌や北海道の歴史」である。小学校のときから学んできたつもりだが改めて見て行くのも面白いし、実は札幌市民は今回行ったようなところにはあまり行かない。
まずは時計台である。正しは「札幌農学校演舞場」である。札幌農学校は現在の北海道大学で、当時は札幌の火山灰質にあった麦作ら酪農の技術を主に学んだという。アメリカから多くの教師を呼び、授業は全て英語で行われたそうである。
札幌農学校の教頭として有名なのが「ウィリアム・スミス・クラーク」さんで、いまだに札幌では人気が高い。ここの2階の演舞場ではクラークさんと一緒に座った写真を撮ることができる。ほかにも、ケプロン博士、エドウィン・ダンさんなどこの時代に活躍したアメリカ人は多い。

その後、テレビ塔から創成川辺りを歩く。灌漑のために大友亀太郎が大友堀を築き、後に創成川となった。そして、開拓使は防火帯としての機能も持たせた大通公園を作った。
創成川から東西に分け、大通公園から南北に分け碁盤の目のように道路を作った。そして「北5条西12丁目」のように数字を使って表すこととしたのである。そして、北に官庁街、南に商店や飲食店を配置したのである。そして、この配置は今でも活きていると感じることができる。

大通公園を端まで歩くこととした。それぞれにテーマがあるが雪景色であまりよくわからない。ただ、さまざまな記念碑があった。
その後、札幌市記念館を見て、道庁赤レンガ記念館、に向かう。開拓使によって建てられた庁舎で実際に使われていたものである。そして、そこは北海道開拓の記念館となっていた。知事の執務室も公開されていた。来年、現在の高橋知事の任期が切れ、出馬はしないということでここに高橋知事の写真も飾られることになるんだろうなあ、と思った。

ここで本当は札幌駅にゴールしてもよいのだが、自分が中学高校時代演奏したことがある音楽ホールを撮影してきたので、中島公園にある札幌コンサートホールkitaraも撮影したいと思って南下した。
ざんねんながらこのホールで演奏したことはないが、PMFや札響、海外オケなどをいくつか聴いたことがある。今回、変化を感じたのはバーンスタインの銅像があったということだ。札幌の音楽文化に多いに影響していると思っている。

そんなこんなで、実家に戻ると母は帰宅していたのですんなりと家に入ることができた。その日はサッポロクラシックをしこたま飲みながらたくさんのことを話した。特に北海道胆振地震の話が生々しかった。