【丹沢】2019年登り始めは塔ノ岳(大倉尾根ピストン) 今年も膝痛との戦いになりそうです。
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,278m
コースタイム
天候 | 晴れ 富士山だけ笠雲の中 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
電車 : 最寄駅 → 渋沢 【復路】 電車 : 渋沢 → 鶴巻温泉 鶴巻温泉 → 最寄駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼2019年1月5日現在、大倉尾根に積雪なし。凍結箇所もなかった。丹沢には珍しく、霜柱が解けたことによるぬかるみも殆どありませんでした。晴天続きであまり雨が降っていないからかもしれません。 |
その他周辺情報 | ▼弘法の里湯:鶴巻温泉駅から徒歩2分。休日入浴料は2時間1000円。2019年1月5日、16時頃の混雑状況、駐車場は満車になっていなかった。ロッカーの空き待ちは発生していなかった。洗い場の空き待ちは一瞬発生したがせいぜい2〜3分程度だったと思う。 ▼居酒屋 楽:同じく鶴巻温泉駅側。店のママさん達の接客ぶりは自然で、肩ひじ張っていなく、かといって決して雑な応対ではなく非常に心地よい。料理も量が多い割にはリーズナブルで良心的。お酒の種類も豊富。常連さん優先ではなく、ほぼ一見さんの我々(K副隊長と私は2回目だが、一見さんも同様)を平等に扱ってくれました。次回も是非利用したいと思っています。 |
写真
感想
▼2019年の登り始めは丹沢と、昨年の12月25日にK副隊長とZさんとで忘年会をした時に(酔った勢いもあり)決定していた。
▼今回は写真を多く撮影していないので、写真欄キャプションではあまり山行のことについて言い尽くせていないので、久しぶりに感想欄にて詳細を記述する。
▼8時15分、渋沢駅集合。全員がそろう前、駅前で富士山や丹沢の山々を撮影しながら自問する。当初の予定は、大倉BSから三ノ塔経由、丹沢主尾根で塔ノ岳、大倉尾根経由大倉BSという周回ルートを考えていたのですが、どうも私の膝の調子がイマイチ良くない。年末の馬頭刈尾根のダメージがやはり残っている感じでしょうか。膝用サポーターも持ってくるのを忘れている。(家出て五分くらいして気が付いたのですが、取りに帰るのを面倒くさがりそのまま渋沢まで来てしまった。)さあ、どうする?主尾根周回は少しリスキーではないか?私の膝痛により巡航速度がガタ落ちした時、下山時間が大幅に遅くなってしまったりしたら、皆に掛ける迷惑は多大なものとなってしまわないか?
▼まずはZさんが改札口から出てくるのが見えた。そういえばZさんは本日塔ノ岳デビューなんだよな。あまり無理させてもいけないし、私のせいで塔ノ岳に悪いイメージを持ってしまうのもよろしくないな。K副隊長が最後に登場する。心が決まった。K副隊長に、主尾根周回から大倉尾根ピストンに変更する案を申し入れる。同意を得たので、Zさんにもその旨を話し同じく了承いただいた。行者ヶ岳近辺の鎖場様に、滑り止め付き軍手も持ってきていたし、前回単独で同コースをやった時は、本当におざなりのレコしか残せていなかったから、今回はしっかりとしたレコを残したかったんだけどなあ。残念、次回に持ち越しです。
▼正月5日目ともなると、山好きはそろそろ登り初めを考えるのは共通していると見え、好天であることも重なり大倉行きのバスはギュウギュウ詰めで、発車間際のバスに3人乗りこむのに結構苦労した。十数分バスに揺られながら大倉BSに到着。思ったより相当気温が高い。そういえば前日の天気予報、3月並みの気温とか言っていたなあ。上着を脱ぐなど、準備を整え塔ノ岳に出発です。
▼序盤、せっかちなZさんが飛ばす飛ばす。ついていくのがやっとどころか、徐々に遅れだす私。「あのままのペースではZさんも持たない、早晩グロッキーになる」という様な意地悪な考えは浮かばず、「Zさん、体力あるなあ。流石こまめにマラソン大会に参加しているだけあるな」と素直に思っていた。で、Zさんのペースについていけば、絶対に膝に悪影響が出るのはわかっていたので、どこかで「私は遅れてついていく」宣言をしなければならないと考えていた。雑事場の平で早めのトレッキングポールの投入を決めた。
▼駒止茶屋当たりで早速膝に違和感がでる。仄かな痛みのある不快感と言えばいいのだろうか?「あっ、後々これはきっと痛みに成長する。後は痛みにまで成長する時間をどれだけ後ろにずらせるかだな。思っていたより早く違和感が出たな。周回コース諦めて正解。まずは塔ノ岳までははっきりとした痛みは出ないでほしいな」
▼堀山の家の富士山眺望ポイントで、Zさんがグロッキーになっているのが分かり、先導役をZさんから私に変更。よかった、Zさんもグロッキーのこともあり、私が少しゆっくり目のペースで登って行くことはパーティーとしても理に適っているだろう。
▼堀山の家近くの富士山眺望ポイントから、富士山を望む。朝方からかぶっていた笠雲、朝方に比べればすこしは薄くなったような気もするが、相変わらず顔を見せてくれない。
▼今回の大倉尾根の登りは、自分の膝と会話することに集中し、機械的に両ストックを自分の手前に突き、両ストックに通常より体重を掛けることで足の負担を軽減させながら登攀するという動作を繰り返すことに専念していたせいか、見晴らし茶屋からの急登、駒止め茶屋までの急登、岩場ゾーンと気が付いたら過ぎ去っていた感じでとても短く感じた。一番警戒していた花立小屋手前の急階段(前回登山時は足が攣りかけた)も同様の動作で、難なく乗り越えられた。大倉尾根は5回登っているが、今回が一番雑念なく登れた気がする。
▼花立近くはご存知の通り眺望の良い地点。東方は、大山、三ノ塔、そして房総半島、三浦半島、江ノ島が見える。Zさん「江ノ島をこんなに遠くから見たのは初めて。再来週くらいにまたあの近辺をマラソンで走る予定」グロッキーながらも、眺望の良さにご満足いただけている様です。南方は伊豆大島、真鶴半島、そして11月に登った天城の山々がくっきりと見えます。西の方に目をやれば、箱根とその外輪山、愛鷹山、そしてまだ笠をかぶっている富士山。山頂に着くころには笠を脱いでいてもらいたいけど、ちょっとその可能性は低くなってきたかな。K副隊長「今日は暖かいから、雲の供給源は無尽蔵かもしれない」まあ、そうでしょうね、私もそう思います。富士山はだめでも南アルプスの山々はよく見えるだろうと期待していました。
▼塔ノ岳到着。心配していた膝は、なんとか山頂までは痛みなく持ってくれました。終わりの見えない登りに、精神的スタミナも削られたZさんは、先に行ってくれということだったので、少し遅れて到着。昼ご飯にする。ご飯の前に、頂上からの風景を撮影。富士山が笠を被ったままなのは、もう覚悟していたけど、南アルプスまでも雲の中だったのには少々がっかりした。こんなに晴れているのになあ、まあやっぱり3000m近辺は下界の気象とはまた別世界だから仕方ないか。飯を食べながら見えている山の中で山座同定を楽しむ。
▼しかし塔ノ岳山頂は何故いつもあんなに寒いのか。風の通り道だからなんでしょうかね。山頂滞在中は、2枚着込みました。周囲の人もこの寒さを織り込み済みか、皆きちんと羽織るものを用意してきているみたいで、登山中とは違い山頂だけは確実に冬装備の出で立ちでした。
▼さあ、下山です。やはり登りの時よりも膝への負荷が格段に大きいのか、下山と同時に膝に痛みが出る。K副隊長も膝の裏の部分が痛いとのこと。登山時のオーバーペースに懲りているZさんを先導役に、ゆっくりと下山しました。
▼大倉尾根の下りでは、かなりの人に追い抜かれた。いつも不思議に思うのだが、なんで皆、あんなに早く大倉尾根を下れるんだろう。登りの時は、どちかというと追い抜くことが多い。しかし下りになると途端に追い抜かれることが多くなる。不思議だ。まあ、膝の痛みと会話しながら下山しなければならない身としては、そんな素朴な疑問に拘っている暇もなく、一歩一歩着実に、休憩も多目に取りながら下山していきました。
▼大倉尾根に対して、声を大にして文句があるとすれば、最後の最後、丹沢ベース近辺のごつごつとした岩畳のある登山道のことだ。あそこだけはなんとかならないのかな?大倉尾根下山時に、膝痛を発症している可能性が高い私にとって、あの最後の数百メートルの凸凹岩畳部分が本当につらい。ずっと「痛い、痛い」と口に出しながら下ったこともある。今回も苦痛だった。今回も私と同じく膝痛を発症した方が、同区間で本当に立ち止まりながら下っているのを見て、痛いほど気持ちがよく分かった。叶うのならあの凸凹岩畳の改修をお願いしたく、ここに書いてみました。共感していただける人っているのかしら?
▼大倉BSからの帰りのバスは、バス停には長い列が出来ていましたが、増便も出たことで運よくそんなに待つことなく乗れました。
▼渋沢駅からは鶴巻温泉駅で下車。弘法の里湯にて汗を流しました。空いてはいませんでしたが、ロッカーの空き待ち、洗い場の空き待ちをする様な大混雑でもなく、そこそこゆったりと入浴が楽しめました。
▼入浴後は、近くの居酒屋・楽にてお酒を楽しむ。たまたま我々がタッチの差で早く到着したので席を確保できましたが、その後も常連とみられる方が、沢山来店して、満席と知り帰っていくという光景が繰り返されました。地元に根付いたお店なんでしょうね。酒の当ての料理は分量が多く、値段も良心的です。お酒の種類も豊富で、私は大変いいお店だと思いますよ。おなか一杯、お酒も適量飲んでほろ酔い状態。気持ちよくお店を後にしました。
▼登戸でZさんと、代々木上原でK副隊長とお別れし、自宅に着。簡単に後片付けをして、軽くシャワーで体を流してからさっさと寝ようと思ったら、女房が晩御飯を出してきた。しまった、晩ご飯いらない連絡していなかった。ここで「もう食べてきた」とか言ったら大変なことになるので、かなりの満腹だけど頑張って晩御飯を腹に押し込む。苦しい。気持ちの良い疲労感の下、すぐ眠りに落ちる予定が大幅に狂う。満腹で苦しくてしばらく寝付けませんでした。
▼2019年の私の山登りライフ、どんな出来事が私を待ち受けているのかはわかりませんが、幸先の良いスタートを切れたと思います。K副隊長、Zさん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
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