房総往還1（船橋宿→姉崎宿）

2019年01月05日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 41.4km
• 登り: 23m
• 下り: 23m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 11:50

5:30 船橋宿
17:20 姉崎宿

天候

晴れ（14/3）

アクセス

利用交通機関：

電車

★行き
JR総武線船橋駅

★帰り
JR内房線姉ヶ崎駅

写真

1/5 5:37

予定より早く、午前5時半に船橋宿を出発。寒い！

1/5 5:48

船橋宿のはずれ、成田街道と房総往還が分かれるところに鎮座する船橋大神宮。戊辰戦争の際には旧幕府軍の本陣が置かれたところ。

1/5 7:19

7時を過ぎ、ようやく朝日が。まぶしい！

1/5 7:24

室町時代前期の武将、馬加康胤の首塚と五輪供養塔。供養塔は江戸時代初期に建てられたもの。

1/5 7:36

江戸時代には天領で、代官所もあった馬加（幕張）。

1/5 8:09

検見川宿の町並み。

1/5 8:42

稲毛浅間神社。ここまで海岸沿い（今は埋め立てられていますが）を通ってきた街道は、ここから千葉の先まで少し内陸に入ります。

1/5 9:59

頭上を通過する千葉モノレール。

1/5 10:12

千葉公園に立ち寄り、綿打池を眺めながら遅めの朝食（おにぎり）。

1/5 10:42

千葉氏の守護神である妙見菩薩を本尊とする千葉神社（千葉妙見宮）。ご覧のように初詣客で混雑していたのでお参りは断念。

1/5 10:45

佐倉道との交差点。江戸時代の千葉は、寒川港での佐倉藩の荷の積み卸しで賑わった港町でした。佐倉街道は佐倉と寒川港を結ぶ街道です。

1/5 11:21

海の神として崇敬され、沖を航行する船は帆を半ばまで下ろし、社前を馬で通行するものは下馬して敬意を示したという寒川神社。我々もお参りします。

1/5 12:26

お昼は蘇我野村（蘇我）の老舗蕎麦屋「鬼そば」さんで食べました。創業明治、四代目とのこと。

1/5 13:23

郵便局があるのでこの辺りが浜野宿の中心でしょうか。

1/5 14:11

八幡宿。飯香岡八幡宮にお参り。拝殿は元禄4年（1691）築の県指定有形文化財（本殿は国の重文）。

1/5 15:27

曲尺手を曲がって入る五井宿。ご覧の通り、往時を偲ばせる雰囲気はありません。

1/5 15:30

五井宿の外れに鎮座する大宮神社。日本武尊による創建で、源頼朝公が祈願したとも伝わる古社ですが、初詣客を避け参拝は遠慮しました。

1/5 15:44

養老川の川岸を歩きます。

1/5 16:06

バカ貝の異名「青柳」の由来である青柳。ここでバカ貝がたくさん獲れたからだとか。

1/5 16:33

そしてついに暮六つを迎える……。

1/5 17:17

姉崎宿着。これといったポイントもないので、江戸初期に短期間だけ存在した姉崎藩の陣屋跡を今回のゴールとしました。41キロ、頑張りました。

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Canon

SHV39 SHARP

感想

musashinokoyu

　正月三が日もちょこちょと歩いていましたが、本格的な歩き初めということで房総往還を歩いてきました。
房総往還は船橋宿で成田街道と分かれ房総半島の江戸湾岸をなぞるようにして館山に至る街道で、房総の諸街道とリンクし、房総諸藩が参勤交代で使用した重要な道でした。

　房総往還を歩こうと思ったのは完全なる思いつきで、十数年前に家内と奈良輪（袖ケ浦）まで歩いたことがあることもあって（申し訳ないが「つまらない道」という印象でした）、なんの下調べもせずに出掛けてしまいました。

　午前5時半、真っ暗な船橋宿を出発。
　かつての街道は浜辺のすぐ側を通っていたのですが、現在は京葉工業地帯としてはるか沖まで埋め立てられています。
　宿場はいずれも小規模だったようで、街道時代を偲ばせるものはほとんど残っていません。たまに道標などの石造物がある程度（立派なものが多いですが）。

　下調べをしていなかったこともあって、いくつかの神社にお参りする程度で飛ばし気味に歩き、暮六つ過ぎに姉崎宿着。日の出前からの強行軍で疲れましたが、なんだかんだいって娘と話をしながらの楽しい道中でした。

　次回はちゃんと調べてから出掛けるようにと娘に注意されましたが（笑）、この先も木更津までは見所に乏しい道が続きそうです。