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Yamareco

記録ID: 1706752
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山滑走
栗駒・早池峰

栗駒山

2019年01月15日(火) [日帰り]
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cafemonte その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:18
距離
9.7km
登り
766m
下り
759m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:13
休憩
0:06
合計
3:19
8:37
52
スタート地点
9:29
9:31
2
9:33
9:33
55
11:32
11:32
24
11:56
ゴール地点
積雪の状態に左右されるので、雪山に関する行動時間は目安に過ぎない。
天候 晴れ、強風、ガス
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
このところ降雪が少ないために、いこいの村跡地跡地まではアイスバーンもなく運転に支障はない
コース状況/
危険箇所等
積雪量が少ないことと、気温が高めに推移していたこともあり、歩くのにはよくしまった雪で快適だ。
しかし、スキーには難儀な雪であり、まだまだスキー山行にはおすすめできない。
今後の降雪に期待したい。
その他周辺情報 下山後の温泉は、ハイルザーム栗駒やくりこま荘へ。
くりこま荘は、平日だとお休みの場合もあるので要確認です。
朝のいこいの村跡地跡地
さあ、出発だ。
でも、天気予報はよろしくない。
2
朝のいこいの村跡地跡地
さあ、出発だ。
でも、天気予報はよろしくない。
ゲート
雪は、あと1mは欲しい!
1
ゲート
雪は、あと1mは欲しい!
銀色の遙かな道
トレースたくさんでボコボコだ。
銀色の遙かな道
トレースたくさんでボコボコだ。
冬山ならではショートカット
帰りにここを滑ってくるのは難しいかもしれないねと、若者を気遣う。
冬山ならではショートカット
帰りにここを滑ってくるのは難しいかもしれないねと、若者を気遣う。
ひいひいはあはあ言いながらついてくる。
ひいひいはあはあ言いながらついてくる。
道具の違いは大きい。
そして、脚力の差も大きい。
1
道具の違いは大きい。
そして、脚力の差も大きい。
どんより曇り空に不安を感じながら、どんどん進む。
どんより曇り空に不安を感じながら、どんどん進む。
イワカガミ平駐車場に到着する。
ここまでの道のりは、ジムニーくらいの性能があれば車で来ることも可能なのではないかと思える積雪量だった。
イワカガミ平駐車場に到着する。
ここまでの道のりは、ジムニーくらいの性能があれば車で来ることも可能なのではないかと思える積雪量だった。
記念写真
落ちずにいたナナカマド
凍ったナナカマドなのでシミカマドと名付けてみた。
2
落ちずにいたナナカマド
凍ったナナカマドなのでシミカマドと名付けてみた。
レストハウスを過ぎて夏道で言うところの東栗駒コースを登る。
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レストハウスを過ぎて夏道で言うところの東栗駒コースを登る。
新湯沢
夏道で言うところの徒渉点より少し手前付近。
まだまだ沢がうまらず、地形も顕著に出ているので滑りにはあまり向かない。
1
新湯沢
夏道で言うところの徒渉点より少し手前付近。
まだまだ沢がうまらず、地形も顕著に出ているので滑りにはあまり向かない。
徒渉点上流付近
ここまで来たらガスが濃くなってきた。
強風とガスとのセットの中で訓練するために、もう少し進む。
徒渉点上流付近
ここまで来たらガスが濃くなってきた。
強風とガスとのセットの中で訓練するために、もう少し進む。
新湯沢が大きく蛇行するあたりの灌木帯
まだ風はそれほど強くなく、この付近で最後のエネルギー補給をする。
1
新湯沢が大きく蛇行するあたりの灌木帯
まだ風はそれほど強くなく、この付近で最後のエネルギー補給をする。
くりこま草原の雪原に到達した時には、完全にホワイトアウトになった。
若者はヘッドライトを灯して自分の存在をアピールした。
くりこま草原の雪原に到達した時には、完全にホワイトアウトになった。
若者はヘッドライトを灯して自分の存在をアピールした。
中央&東栗駒コース合流点で帰ることにする。
展望もない山頂にはこだわらない。
中央&東栗駒コース合流点で帰ることにする。
展望もない山頂にはこだわらない。
大好きなクロベの森
この大群落を知らずして、千年クロベに興奮している場合ではないと内心思っている。
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大好きなクロベの森
この大群落を知らずして、千年クロベに興奮している場合ではないと内心思っている。
レストハウスまで帰ってきた。
あとは藪の中のツリーランを難儀しながら帰った。
レストハウスまで帰ってきた。
あとは藪の中のツリーランを難儀しながら帰った。
下山後のランチ
栗駒岩ヶ崎の金竜の牛丼
1,800円
牛丼という名前だが、すき焼き丼と言ったほうがいい。
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下山後のランチ
栗駒岩ヶ崎の金竜の牛丼
1,800円
牛丼という名前だが、すき焼き丼と言ったほうがいい。

感想

各地のライブカメラを見ていると、岩手山は綺麗に見えているが、栗駒山は山頂付近がガスガスのようだ。
我が家の窓から禿岳はとても綺麗に見えているけれど、栗駒山は確かに雲に包まれていた。
当初から栗駒山に行くつもりでいたが、この天気でどうしようかと悩んだ。
しかし、同行する若者の訓練も兼ねて、あえて天候が下り坂の栗駒山を目指してみることにした。

今シーズンから本格的にSKIMOに挑戦する彼は、まだまだスキーテクニックも雪山山行技術も経験にも乏しい。
いつもよいコンディションの中を連れて歩いていて、過酷な環境の中を連れて歩いたことはない。
厳しいコンディションの中、自分ができること、できないことを知ってもらい、自分が行っても平気なコンディション、ダメなコンディションの見極めに役立てばよいなと思った。

標高1,300mくらいまでは、風もガスもさほど気にはならなかったが、それを超えると風は強く吹き荒れ、ガスも濃くなってきた。
完全にホワイトアウトになり、体感温度も-20℃はあろうかと思われるほどのコンディションになった。
通常であれば、ここで引き返す判断を下すのが賢明であり、当然である。
本人の気力を確認したうえで、もう少しこの環境を楽しむことにした。
過信ではなく、このくらいの状況でなら自分自身は正確に山頂を目指し、到達する自信はあるが、若者を連れていることを考慮すると、山頂からのドロップインは難しいと判断した。

中央コースと東栗駒コースとの合流点を目安に引き返す判断をし、滑走へ移る。
シュカブラが発達した斜面で、視界も不明瞭極まりない中、背中に着いてくるよう指示をして滑り出す。
視界が3m程度であり、樹木も雪に埋もれているため、起伏、傾斜も相当分かりづらい状況の中、正確に新湯沢が蛇行するポイントにたどり着いた時、若者は安堵し、その行動に感心したようだ。
このくらいの事ができないならば雪山に安易に入ってはいけない。
そして、こうした事ができるからといって慢心して雪山に入ってもいけない。
だからこそ、普段は天気の悪い日にはできる限り雪山に入らないようにしている。
こうしたコンディションでの失敗は許されないため、確かな装備、知識、技量に基づいたうえで、このようなコンディションでの山行を避けるべきだと思う。
とはいえ、こうしたコンディションでこそ養えるメンタルもあるし、自分に足りない装備、知識、技術に考えが及ぶようになると思う。

本来ならば新湯沢の右岸を滑ってくると迷いにくく、イワカガミ平まで滑り下りて来られる。
ただ、視界が乏しい中で積雪量が足りていない新湯沢の右岸を滑るには、若者の技量が心配であったので、普段はあまり進路をとらない中央コースよりに滑って帰ってきた。
大好きなクロベの森の中、ツリーランを楽しんでいたら目の前に大地森があるではないか。
中央コースの尾根を通り越してしまった。
少々ミスをした。
登り返してイワカガミ平へ。
快適とは言いがたいその後のツリーランをこなしてツアーを終了する。
風に吹かれ、冷えた身体をくりこま荘の温泉で温めた。
スキーも山登りもよく晴れた穏やかな日にしたいものだ。

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ハイキング 栗駒・早池峰 [日帰り]
栗駒山 (東栗駒コース〜中央コース周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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