層雲峡アイスクライミング
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
往)羽田ー旭川 7:45-9:25 復)旭川-羽田 20:10-22:00 ◎駐車場 羽田空港駐車場 1500円/日 ◎レンタカー ニッポンレンタカー コンパクトカーは安いけどミニバン・ワゴン系は高め&少ないので早めの予約が吉 今回は3日間で20,500円 ◎車での移動 旭川市内-層雲峡 1時間半 旭川空港-層雲峡 1時間半 旭川市内-旭川空港 30分弱 |
その他周辺情報 | ◎宿泊・ノーザンロッジ 朝食7:00〜 夕食18:00/30〜 タオル大・小(お持ち帰りタイプでないもの)、歯ブラシ、シャンプー&ボディーソープ、浴衣、丹前、湯沸しポット、冷蔵庫、テレビ コインランドリーあり ◎層雲峡氷瀑祭り 300円 〜22:00 花火(ほぼ毎日)20:30〜 ◎セイコーマート層雲峡店(ホテルから10Mくらい) 07:00〜23:00 ◎黒岳の湯 600円(割引券提示で500円)ホテル隣 10:00〜21:30 インナーモールにレストラン、ラーメン店あり レンタルタオル250円、販売小タオル150円 ◎旭川 居酒屋・天金 15:00〜 https://www.tenkin.net/ 10%割引クーポンあり。17時以降に行く場合は予約しないと入れない場合あり? ◎旭川 大雪地ビール館 https://www.ji-beer.com/index.php#jibeermenu |
写真
感想
2/23(土)
銀河の滝 4P
・アプローチ
渡渉あり。長靴&ゴミ袋(70L位)でゴミ袋を止めるバンド等あると吉。
水量ももちろん石のヌメリもかなりなのでストック有用。
距離的には川を渡ればすぐ。
2/24(日)
バニシングムーン(残月橋)
・アプローチ 39号残月橋近くの旧?町営住宅辺りから左へ進む
堰堤にぶつかった辺りから沢を直上。急傾斜でワカンでは滑る場合も。
積雪によるが登り1時間弱。
尾滝
NAKA滝
・アプローチ 長い銀河トンネルの後、大函手前の大駐車スペースの対岸。
道路のシェルター沿い。手前からNAKA滝、尾滝、パラグーフォール
水平移動で5分
2/25(月)
パラグーフォール
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去年の能取岬でのアイスクライミングに続き、北海道でのアイスクライミング。
今年は層雲峡です!
乱入予定だったDKRちゃんが怪我して不参加となり、OPDさんが1週間前に負傷して観光のみとなり、2日前に大きな地震が起きて、直前にNGCさんが仕事でキャンセルとなる波乱のスタート。
アイスはMBちゃん&kamehiba隊の3人編成となりました。
初日、羽田〜旭川〜レンタカーで層雲峡と至極スムーズに進み11時過ぎにはホテルに到着。
お昼ご飯食べて、ホテルのロビーに荷物をデポさせてもらって、まずは一番近い銀河の滝へGo!
駐車場へ着き、対岸の銀河の滝を観察。お昼過ぎということもありますがkamehiba隊マジックその壱、好天の土曜日、人気マルチアイスルートを貸切ww
まずは懸念の渡渉。この日は通常よりも水少な目?事前情報により長靴だけだと浸水するとのことで長靴の下に70Lゴミ袋に履く。この渡渉、水量もさることながら石のヌメリが手強いです。ヌルヌルの石で足を滑らさないように注意して渡ります。
ゴミ袋を使わなかったMBちゃんはちょっと浸水。
このルートを計画される方は長靴&大き目のゴミ袋、そしてゴミ袋が落ちてこないような工夫が必要です。
無事渡渉して対岸へ着いたら登山靴に履き替え「銀河の滝」の取付きまで緩い登り5分ほど。
いや〜、こんなアプローチ近い有名観光スポットを登れるなんていろんな意味でスゴイと思う。
「銀河の滝4P」
1P hibaリード
ここが今回一番快適だった。松木沢の黒沢を思わせる幅広の緩傾斜。
50Mくらいで右岸の残置。
旭川到着から渡渉までは好天だったのにこのピッチの間だけ風雪。寒くってこのあとのピッチのことを考えるとちょっとブルーになる。
2P kameリード
半分雪壁登り、半分アイス。スノーバーが欲しくなる感じ。
ルート右側は一部滝が大きく口をあけているので左側を登る。
いい気になって登っていたらいきなり下から「あと5M!」のコールが!
岩壁沿いのビレイの場所の関係で下からの声がきこえなかったようで「ロープ半分」が聞き逃したらしい。そもそもそこまでロープの残りをケアしなかった私のミス。
左手の木に残置が見えたけど、ちょっと頼りなさそうな木だったのと少し先にしっかりしていそうな氷が見えたのでそこまで登ってスクリュー3本でピッチを切った。
この辺りから天気がぐんぐん回復して青空に!
対岸の駐車場に観光バスが次から次へとやってくるのが見えた。
3,4P MBちゃんリード
みんな3ピッチと思い込んでいたけど「なんか思ったよりルート長いぞ??」とこの辺りで気が付く。
3P目ロープが足りなかったら最後同時登攀?なんて話していたけど、かなり足りなそうなのと抜け口手前数メートルの氷の状態があまりよさそうでないので傾斜が強くなる手前でピッチをきり、そのあと終了点までMBちゃんが続けてリード。
上部は氷がかなりグサグサでちょっといやらしかった。
楽しみにしていた「銀河の滝」を初日に無事完登〜。終了点からは黒岳山頂も見えて眺めサイコー!
下降は60Mロープ2本で懸垂x2回、クライムダウン5m、懸垂x1回で取付きまで。最後の懸垂はヘッデンで。
ホテルのお姉さんに「夕ご飯までにはちゃんと帰ってきてください!」キリっ、と念を押されていたので急いで装備を片付けて暗い中渡渉して、お迎えのOPDさんと無事合流。
6:30からの夕ご飯にもギリギリセーフで初日から登攀成功の乾杯〜〜。
温泉&美味しいご飯で幸せ〜。
2日目は温泉&美味しい朝ごはんでスタート。
お天気は快晴!
この日はhibaとMBちゃん待望のバニシングムーン。
大雪国道を走っていると一際目立つ氷瀑がバニシングムーンでした。
取付きまでがわかりづらいとのことでしたがお天気がよかったのと雪がしまっていたのでトレースは全くなしでしたが約1時間の急な登りをこなして無事到着。
下部のスカート状のところを3人でフリーで登り、バーチカルの取付きへ。
かなりの発達具合でしたがMBちゃんが偵察で滝をぐるりと回ってみましたがツララ状で直近の高い気温で氷結甘いので今回は残念ながら登攀は見送りに。
残念ですが安全管理は大事だし、取付きもわかったからまた来れるし、ということでバニシングムーンは敗退。
まだまだお昼なのでセイコーマートでお昼を食べてアプローチの短い尾滝、NAKA滝、パラグーフォールのエリアへ。
ここは噂通りのアプローチの近さで「日曜だし、お天気良いし、バニシングムーンに人がいないのはわかるけど、ここはきっと大賑わいだよね〜」と話しながらテクテク歩く。
あぁ、もうここまで来るとkamehiba隊マジックではなくkamehiba隊の呪いか?この人気エリアもまさかの貸切!
お天気よく日当たりのいい斜面の滝なのでどの滝もかなり溶けているよう。
一番ましに見えた尾滝をhiba、kame、MBちゃんの順にリード。
一番手のhibaがサッっとリードして降りてきて「うん、氷というより雪の塊?」と一言。kameが登ってなるほどザックザクの氷でアックスの刺さり、スタンスの作りやすさはいいけれど「このスクリューって効いてんの?」って感じ。傾斜も緩めで難しいルートじゃないけど嫌な汗かきましたww
お次はNAKA滝をまた3人でリード。こちらの滝の氷結は良好でした。短いけど楽しいルートです。
hibaお楽しみのパラグーは最終日の明日に。
温泉&美味しい夕ご飯の後に層雲峡氷瀑祭りへ繰り出す。
お祭り会場は思いのほか広くって工夫を凝らせていて楽しかったなぁ。
冬の花火もとってもきれいで入場料300円ケチらないでよかったww
日曜日の夜だったので空いてるかなぁ、って思ったら会場は観光客がわんさか。結構薄着の方もいて見ているこっちが寒くなる〜。
ちなみにkame&MBちゃんはダウン上下を着込み完全防備で臨んだので快適でした。
最終日はパラグーフォール。
この日は小雪が降るお天気でしたが気温はさほど低くなく。
平日月曜日のこの日ももちろん貸切〜〜。
せっかく北海道まで来たので地元のクライマーさんとの交流なんかもちょっと期待しましたが天候に恵まれた層雲峡3日間を完全貸切ww前代未聞ww
パラグーフォールは見た目から悪そうだったけど登ると特に上部が予想以上に悪かったようでMBちゃんも大奮闘!「落ちたらすみません」「(アックスが)抜けるかも」などと言いながらもしっかりノーテン完登ところはさすがです。
お次はhibaのトライ。下部のハング帯はリーチで解決。上部をMBちゃんと違う右側を登ろうとオブザベするもまんまと左のテラスに引き込まれ、バランスの悪いところをなんとか持ちこたえるも抜け口で無念のフォール。。
アックスを1本落として戦意喪失気味でしたが大レストして頑張ってトップアウト。よく頑張りました!
kameはお気軽極楽のトップロープで。リードで奮闘した二人に「トップロープなんだから右側のルート偵察してこいや」とけし掛けられ、上部は岩とのコンタクトラインで足ジャムしたりワイド登りさせられる羽目にww
でもトップロープだとこのルートいろんな要素があって楽しいです!
上部偵察の感想は左側は傾斜あるけど氷結良好、右は難しくないけど氷がザクザクって感じでした。
時間は丁度お昼過ぎになったのでこれにて層雲峡アイスは閉店ガラガラ〜。
ホテル隣の日帰り温泉「黒岳の湯」でさっぱりして、ホテルロビーで荷造りさせていただいて一路旭川へ。
打上げは旭川の「居酒屋・天金」15:00から営業の居酒屋さんでどの料理も美味くて安い!お腹いっぱいでみんな大満足で17:00過ぎにお会計しようと個室を出ると月曜の17:00だというのに店内はほぼ満席!どうなってるのこのお店?!?
次回の層雲峡の打ち上げもここで決まりだな。
帰りの飛行機も定刻通り離陸して、無事日をまたがずに帰宅しました。
楽しみにしていた北海道・層雲峡アイス。
お天気にも恵まれ、どこのルートも貸切、ホテルは快適でご飯もお風呂も大満足。楽しい仲間と素敵な3日間を過ごしました。
たくさん楽しいルートのある層雲峡。まだまだ登り足りません。
また来年来るぞ〜〜。
北海道サイコー!
九州ではほぼやる機会がないんで、知識もまったく無いのですが…楽しそうですね〜。あの〜、ちょっと教えてもらいたいのですが、スクリューの効き具合ってどうやって確認するんですか?TRの支点って立木とかじゃないんですよね?
アイスクライミング、kamehiba的にはクラックに通じる楽しさがあると思います
プロテクションの強度は氷の見た目、アックスを打った時の感触、スクリューを入れた時にスクリューの穴から出てくる氷の感じで判断します〜。これはやっぱり経験が大切で我々もまだまだ勉強中です。
支点はフリークライミングとあまりかわらないですよ〜。
立ち木や人気のエリアだと側壁にアンカーが整備されていたりします。
あとはスクリュー数本使って、とかはクラックのカムで支点と似てますね。
ちょっと変わり種としては、いい懸垂支点がない時にV字スレッドという氷にスクリューで穴をあけてそこに捨て縄を通して懸垂したりしますよ〜。
うひゃ〜!これは経験が必要ですね〜
でもその分、より冒険的要素が強くて確かに面白そうです
最小限のギアと知力・体力を駆使しつつ氷壁を攻略してゆく…。
ハマるとヤバそう(金額的にも )な遊びなんで、カメヒバさん(最近はカジャロアさん達もハマってますね〜)のレコを眺めるだけにしておきます(笑)
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