BC SKI@栂池
コースタイム
天候 | 雪のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
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コース状況/ 危険箇所等 |
ハイクアップのほとんどは圧雪してあるなだらかな林道歩きでした。今年は3/11からロープウェイとヘリスキーが開始になるそうです。なお、八方温泉のおびなたの湯は黒菱林道がすでに2/25から開通したらしく、営業中とのこと。 |
写真
感想
初めてのバックカントリースキーに行ってきました。
4年前からずっとやってみたかった、バックカントリー。
八方尾根のてっぺんから、どんどん唐松岳に向かって歩いて行く人々の背中を見ては、憧れていた。
ある日、EVERGREENのガイドツアーに相談したら、「八方の全ての斜面を滑れる?しかもただ降りてくるだけじゃなくて、prettyに滑れる?」と聞かれて、やむなく断念。
それからは、鍛錬の日々。ひとり八方に通いつめては転んでも転んでも兎平や黒菱ゲレンデを繰り返し滑り、斜度のキツさやコブに恐怖を感じなくなってからは、コルチナや五竜の上の方の不整地で練習し、時にはYAMABOKUやシャルマン火打まで遠征しては膝上のパウダーに埋もれ、とてもprettyとはいかないまでも度胸だけはついてきた。
春になれば、スノーシューやクロスカントリーをはいてのデイツアーに参加して、ゲレンデの外に飛び出した。雪山での行動食選びや体温調整やラッセルの練習になった。
夏の間は重いスキー板を背負ってハイクアップする筋力と根性をつけるために、ひたすらザックの重量を増やしてボッカトレーニングの山歩き。何とか15キロぐらいまでなら背負って1日歩けるようになった。
そうして去年の3月、やっとCOLOR SPORTS CLUBの門を叩き、3月12日いよいよデビューのはずが、まさかの大地震がおきて、ツアーが流れてしまった。ガイドさんが雪崩で亡くなってしまったのだ。
今年こそはと2月に10日間連続のひとり合宿を行い、満を持しての今回のツアー参加となりました。
平日の入門者レベルのコースだったので、参加者はワタシの他には1名だけ。ほとんどプライベートツアーのようで幸いでした。ガイドさんによると、入門者コースは栂池自然園かコルチナの宇宙コース?のどちらかになるようで、この日は上級者さんたちのツアーがコルチナの方へ入ったらしく、我々は栂池へ。まだロープウェイもヘリスキーも始まっていないため、とても静かな山歩きを楽しみました。
同行者のAtsushiさんは、大学山岳部出身で、なんと白馬の民宿でバイトしながら八方を滑りまくっていたとのこと、実は一人で7時間かけて白馬岳までスキー担いで登って、滑走したこともあるという強者。全然初心者じゃない?!
ゴンドラとリフトを乗り継いだら、雪崩講習のあと、休憩も含めて2時間ほどゆっくりハイクアップして栂池自然園へ。歩き始めにはかなり降っていた雪もピタリと上がって針葉樹のあいだから青空がのぞきました。日差しはすでに春の様相。こんな日和なら稜線をどこまででも登って行ける気がしてしまいます。雪質はパウダーとはいえないけれど、締まっていて歩きやすく、滑ってみると思いのほか柔らかく、上々。みるみるうちに雲がとれて、小蓮華山のホイップクリームをスプーンですくったようなピークが現れ、眼下には眺望が開けました。
滑り出してみるとあっという間。沢をちょっと渡って針葉樹林のあいだをくぐるように抜けたら、栂の森ゲレンデに戻っていました。
自分の滑りはまだまだヘタクソだけど、ハイクアップも含めた全てのプロセスを楽しむことができました。今度から、荷物を背負って滑る練習をメニューに加えないといかんな。
ガイドのtoshiさん、同行者のatsushiさん、ありがとうございました。I enjoyed your company!
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