【横須賀7三浦6逗子10葉山7】新逗子駅から三崎口駅まで 淡島神社の流し雛を拝みにゆく旅 ( トンビにオニギリ浚われた )


- GPS
- 12:24
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 170m
- 下り
- 147m
コースタイム
6:57新逗子駅(南口)6:58→6:59新逗子駅入口交差点直進7:01→7:02右折路入る→7:04カトリック逗子教会(左折)7:05→7:06十字路右折→7:08T字路左折→7:08東郷橋渡る→7:12ルート134ガード下くぐり逗子海岸へ→7:26行き止まり→7:28太陽の季節碑7:29→7:32渚橋交差点→7:33切通し下バス停→7:34右折路入る→(鎧摺山裾)→7:38国木田独歩文学碑前フェンス7:39→7:41分岐に戻る→7:45右折路入る→7:49逗子市浄水管理センター→7:53国木田独歩文学碑→8:09鳴鶴公園→8:12鎧摺(あぶずり)バス停手前より海岸へ→8:14鎧摺バス停→8:15鎧摺葉山港入口交差点→8:17交差点に戻る→8:18旗立山登山口→8:20▲旗立山8:37→8:39旗立山登山口→8:40鎧摺葉山港入口交差点→8:41鎧摺葉山港→8:46舩溜竣功記念碑8:47→8:47葉山新港→9:21須賀神社9:24→9:26葉山マリーナバス停→9:29旧三ヶ浦海岸→9:45森戸海岸→10:03みそぎ橋10:06→10:07森戸神社→10:15▲飛柏槇10:16→10:17飛柏槇休憩所10:25→10:36北の岩礁帯を巡って戻り海岸線を真名瀬方面へ→10:40真名瀬の橋下→10:48行き止まり→10:49芝崎バス停10:52→11:07三ヶ下海岸→11:10行き止まり→11:11三ヶ下海岸バス停→11:13駐車場11:14→11:18行き止まりに戻る→11:22テトラポッド山越え→11:23岩礁帯周遊11:31→11:31一色海岸→11:44小磯12:01→12:04臨御橋12:07→12:07大浜海岸→12:13波止場12:16→12:16長者ヶ崎海岸→12:21行き止まり(バリケード)→12:24ラ・セーラ葉山→12:25池沢物産店→12:25景勝碑12:27→12:29造成中の海岸(長者ヶ崎〜子産石)→12:45行き止まり→12:46熊野神社交差点→12:48子産石12:49→12:51久留和海岸→13:01久留和漁港→13:11道が崩壊していたため引き返す→13:13崩壊路の下の細い道を抜ける→13:15ドボンしそうな岩礁帯手前の細道前を道路へ迂回13:16→13:18海岸へ下りる→13:24試練のヌルヌル道13:25→13:25 4m程度の崖13:30→13:31民家下の岩棚→13:33民家を抜けさせてもらいバス通りへ→13:35立石公園→13:45岩礁帯右手前方の休憩所がある島周回13:54→14:00秋谷海岸→14:09城山橋→14:12秋谷漁港14:20→14:27山裾のバリケード→14:29竹林の観音塚14:30→14:35十字路→14:36帯解地蔵尊14:37→14:38龍宮社14:40→14:41淡島神社14:54→14:58芦名海岸→15:39りんご飴の屋台→15:39芦名海岸15:44→16:14佐島観音堂→16:17▲観音鼻16:29→16:31佐島観音堂16:33→16:36専福寺→16:37上ノ山上り口16:40→16:44東蔵寺16:47→16:50寺下周りを偵察して戻る→16:50佐島一丁目バス停→16:52佐島の丘公園16:53→16:55海楽園入口→16:57右枝道を入る→16:58鎮守面神社16:598→17:01崖の下17:02→17:08崖の上広場→17:09▲鎮守面山→17:18竹藪口→17:20畑→17:26分岐へまわる→17:32佐島入口交差点→19:19三崎口駅19:26→
19:55金沢八景駅→(買い出し寄り道34分)→帰宅21:59→シャワー22:26
総行動時間:16時間37分
総徒歩:11時間49分
ハイキング徒歩:9時間35分
迷走:2分
コース:9時間33分
天候 | 晴れ 朝夕は曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【帰り】京浜急行電鉄三崎口駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 「カトリック逗子教会」を最初の寄り道ポイントに設定していたため、逗子海岸までちと面倒な順路になったけど、基本的には逗子海岸入口交差点から一本道。 ここからは「海岸線を歩こう」シリーズのため、秋谷漁港まで、とにかくひたすら海にいちばん近いコースを歩き、不可能な場合のみ最短距離を迂回するだけというスタンス。 立石手前の試練のヌルヌル道(※写真有り)は、スリルが生きがいでもないかぎり、とてもお薦めてせきるような道ではないし、とどのつまり庭にトラロープを張った民家に出てしまうという泣くに泣けないオチまで控えているので、迂回が順当。 寄り道ポイント2番の神奈川県指定天然記念物「鎧摺」へは、渚橋交差点で右折して切通し下バス停先を右に入れば、神奈川県と逗子市教育委員会の都合3枚の解説板が鎧摺山裾のフェンスにくくられているが国木田独歩文学碑の手前でフェンスに阻まれて回れなくなる。 仕方なく、逗子市浄水管理センター方面に回ってみると、2つほど上りの道があるもののいずれもゲートは封鎖されていた。 さらに逗子市浄水管理センター内に入ると、ここにも解説板があるものの、やはり明確な登山口は発見できず、次回訪れた折りには、いちばん無難そうなところからとっついて攻略してみたい。 寄り道ポイント3番の葉山町指定史跡の旗立山へは、鎧摺葉山港入口交差点を直進してほんのわずかばかりそのままバス通りをゆくと右手に大きな看板も附属している茶色の歩道橋が見えるので、6合目あたりまで送迎してもらって、ちょっぴり上るだけ。 造成中の海岸の行き止まりを道路に上がると熊野神社の前で、次の降り口の前に子産石バス停があり、前回スルーしてしまった子産石と自動的に御対面できた。 秋谷漁港から海岸線へのルートが無くなり、目の前に海から山が聳えている景観が拝めるものの、上り口らしきところはいずれもバリケードで塞がれていたり私有地だったりして、山裾を一周する前にメインテーマの淡島神社が近くなってしまったため本日のところは捜索は打ち止め、分岐を左折して十字路から階段を下り、十二所神社を左手にやり過ごした角で右折して、いったん淡島神社へと下る。 淡島神社から芦名海岸へは前回のコースの方が近道だが、祭事の道なので大渋滞のため、十二所神社の表参道より屋台村と化した海岸通りへと下る。 ここより観音堂へは前回とまったく同じルートの逆周りを使用。 前回当たりをつけた通り神社のフェンスの脇よりとりつくと、手前の直登ルートと少し進んだところからの急登坂の2つの道に分かれるものの、いずれも頂上手前の崖の手前で合流している。 はたして観音鼻頂上には巨大なアンテナが居座り、樹木の隙間から申し訳程度の展望がひらけている。 さらに前回の逆回りコースを使用していったん専福寺に詣で、海照山への登り口と当たりをつけていた祠方面へと向かったところで折良く地元の方が通りかかったため尋ねると、こちらはウエノヤマ(上ノ山?)への上り口ということであったが、途中に畑があるため頂上までは行けないとのこと。 もうすでに日暮れも近いことでもあるし、ここは引き下がり、さらなる登り口を求めて東蔵寺に赴き、境内からは登れそうにないことを確かめ外周路を散策し、そこそこ当たりをつけて佐島入口へと向かう。 が、やはり気になった鎮守面山の再確認だけしようと鎮守面神社に寄り道し、やはり無理そうであることを確認し、引き返す途中の崖下で悩んだ末、行けるところまで上ってみようと決めた。 当然、道無き道なので、ズルズル滑りながら枝なぞに捕まり、柔らかい土を靴底で固めて、少しでも手がかりのある方へコースを求め、ヒィヒィ言いながら辿り着いた崖の上は意外に広々とした四畳半程度の広場で、ここよりものの数十秒程度で石框が佇みトタンが散乱する頂上へと導かれる。 さすがにあの崖はできるなら下りたくないので進行方向へとそのまま進み、思いのほかしっかりとした道を左に折れたあたりから藪が深くなったが、なんとかくぐり抜けると、道はどんどん下りはじめて作業用の脚立なぞ左手にやり過ごせば、前方に神社が見えてくるものの、やはり下るのは微妙であり、そのまま竹藪を下りながら漕いでゆくと民家の裏庭方面に直撃し、荊藪を一漕ぎで赤テープが括られている前回当たりをつけていた畑奥の藪口への下山と相成った。 鎮守面神社への道のひとつ奥の道を抜けてバス通りへと復帰し、佐島入口交差点を右折して、ルート134を西海岸通りより三崎街道に乗り、一路三崎口駅へと下山した。 【 危険箇所 】 立石手前の試練のヌルヌル小径は絶えず排水溝から流れ落ちる水で慎重に歩いても滑るし、乗り切って崖をよじ登っても民家に出てしまうので、君子危うきに近寄らず、回避が無難。危険度:中。 立石公園下岩礁帯右手前方の休憩所がある島周回は、3mくらいだけ蟹の横這いというか変型ツイスター歩行となるので自己責任にて。危険度:軽。 観音鼻頂上手前の尾根幅は30cm程度あるものの片側は切り立った崖なので落ちたら相当にヤバイうえ、道に樹木が被さっているので慎重に上り下りする必要がある。危険度:軽。 ほか、危険とまではいかないものの鎮守面山の崖ルートは土が軟らかくてズルズル滑るので落下の危険は少ないものの要注意。また、竹藪ルートの最後の方は荊系の植物が多いので要注意。 【 トイレ 】 新逗子駅南口・逗子海岸・葉山港・森戸海岸・みそぎ橋・芝崎バス停・長者ヶ崎海岸・立石公園・などなど。 ちょっと寄り道すれば、一色公園など。 【 休憩所 】 葉山港・森戸海岸の島・芝崎バス停・立石公園。 ちょっと寄り道すれば、一色公園など。 【 飲食・買い物 】 芦名海岸の屋台でりんご飴(大300円)をいただいた。 長者ヶ崎や佐島などに定食屋があるのでいずれは利用してみたい。 飲食・買い物にそれほど困るコースではない。 【 持参したガイド・地図 】 都市地図 神奈川県3 横須賀市(昭文社) 都市地図 神奈川県9 逗子市 葉山町(昭文社) 三浦半島きままに散歩 西海岸(横須賀集客促進実行委員会・駅などで無料配布) 葉山を歩こう 散策マップ9枚セット(NPO法人葉山まちづくり協会) 1/25000地図 鎌倉(国土地理院) 1/25000地図 秋谷(国土地理院) 【 失せ物 】 なし。 【 ゲットしたオタカラ 】 なし。 【 my初登頂かながわ 】 93 旗立山(葉山旗立山/葉山鎧摺/軍見山) 23m 94 観音鼻 ?m 95 鎮守面山 ?m 【 周辺の寄り道情報 】 海岸線の道路をはさんで向こう側はほとんど山ばかり、いつかきっと行く山。 ※残り105枚の写真は容量に余裕があるときに追加すること |
写真
感想
【 反省 】
旗立山山頂広場で葉山港を眺めながらポケラ〜〜っとオニギリ食べてたら強襲してきた鳶軍団戦闘機に見事打ち落とされた。手の甲に衝撃があり、ついつい弾きとばされ、いちど地に転がったオニギリは、あっと言う間に第二波攻撃でかっ浚われましたとさ。
【 教訓 】
油断大敵。
【 感想 】
久々に、というかマイハイキング史上一二を争うくらいメンタル面で疲労した一日であった。
引き返そうかと思った箇所が多く、安堵の溜め息も群を抜いて多かった。
特に、試練のヌルヌル小径ではわずか10m程度の道に1分くらいはかかったと思う。しかもその後のたかだか4m程度の崖に足をかけるが、濡れた靴底では滑って二歩目が動かせず、再三再四繰り返した挙げ句徒労と終わり、結局あきらめて、膝と手の力だけで何とか登り切った。が、トラロープの張られた民家下の岩棚に出てしまい、途方に暮れる。迷った末、「ごめんなさい」と声をかけ、ロープをくぐり余所さまの庭からバス通りに抜けさせていただくハメに…。この道は君子が行くべき道に非ずと心に刻む。
逗子海岸に出たところで女子高生たちの黄色い声が木魂した。何かと思えばウミウくんが潜っては現れ朝ご飯しているではないか。のっけからなごみまくるも写真はブレブレ(涙)。でも心に焼きつけたからそれでよし。
太陽の季節、笑かせすぎ。
鎧摺(逗子)の都合4枚の案内板は大変興味深かった。いつかきっと登る。
鎧摺のとっかかりを探るため御邪魔した逗子市浄水管理センター内が思いのほか素晴らしく感動。国木田独歩文学碑・ウミウの止まり木・草原と樹木・旗立山の景観など盛りだくさんで、とてもよい寄り道であった。まさに瓢箪から駒。
その旗立山でトンビにオニギリ浚われて唖然呆然。でもそれが自然の摂理。闘わずして生きてゆける者などこの世に存在しない。もののみごとにしてやられてむしろ感心。ってか歓心。
南部エリアと違って岩礁帯は思いのほか少なかったけど、その地域ごとに特色もあり、趣しろい旅が堪能できた。富士山は頭程度しか見えず不発だったけど、かえって個々の特性に目がいって、むしろ有り難かったかも。
小磯の景観が抜群で、お弁当に都合の好い椅子モドキの石が嬉しい限り。
森戸のお昼間もまた素晴らしかった。前回は登らなかった飛柏槇にも登れたし。みそぎ橋手前あたりからの景観が抜群だった。
真名瀬の中根とか、芝崎からの鮫島とかもステキ。
三ヶ下海岸のテトラポッド越えもなかなかのビバ!アスレチック。
長者ヶ崎だけは、やはり通行禁止がもどかしい。「かながわの景勝50選」碑もなんだか寂しげに映る。
長者ヶ崎から子産石にかけて造成中の海岸は、テトラポッドの埋まり具合から推測するに元は絶壁に近かったのであろうか?どんな風に仕上がるのか知れないが、またひとつ華が増えるといいね。
3度目にして初めて立石公園下の岩礁帯右手前方の休憩所がある島を反時計回りに周回してみたが、1箇所ツイスターができて、満足感は超高め。
淡島神社の流し雛は、風情があって、とてもよかった。メインテーマにしてなかったら、もしかしたら寄り道し過ぎて間に合わなかったかもしれない、そう思うと本当に幸運だった。
結局、予定していたコースで寄り道できなかったのは天神島だけだったけど、佐島は今後幾度となく訪れるであろうから無問題。
「鎧摺」「海照山」「法堂山」「上ノ山」をはじめ、多くの山が宿題として残ってしまったが、たのしみがどんどん増えてゆくようで、むしろ嬉しい。
佐島の山々は低い。低山で名高い三浦アルプスの中にあっても底辺で、100mを超える山はひとつもない。
それでも、こんな里山が好きだ。
ひとが近くに住まう山。信仰が根付く山。
丹沢の人気コースに比べれば華は無いし、逗葉地区みたいな爽快さも無いし、鎌倉の古道みたいな歴史の重みも無いけど、松田町や山北町や相模湖町・津久井町・藤野町などの山々に似た愛おしさがある。
ただしハイキングコースではないので不便さはつきまとうけど。
楽ではない分、おもしろくもある。
精神的にかなり疲労して、普段ならとりついたかもしれないところを回避したり躊躇したりしたけど、トータル的にみたら、マイベストのハイキングだったような気がする。
ハラハラとドキドキが絶頂の一日。
ともあれきょうも無事になんとか帰還できたことに感謝しつつ。
無形の恩寵と恵風と、有形の真心と思いやりに、「ありがとう」。
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