続・冬の破風山避難小屋に泊まってみた
- GPS
- 07:08
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:51
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 3:10
天候 | 晴れ/雪/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
この小屋に泊まるのは3回目となりました、前回(今年1月13日)に泊まった時は他に宿泊者は無く、真っ暗な小屋で一人過ごしましたが、意外と快適で一晩泊まって何となく愛着を感じました。
その時、床の汚れと残置された(燃えない)ゴミが気になっていたので、床の雑巾がけとゴミを片付けようと思い、今回登りましたが、結局挫折したという備忘録です。
2/9〜2/11は3連休でしたが9日の天気予報が良くなかった(山は雪の予報)のでこの日程としたので、前日の山は雪が降ったと思われます。
以下、過去の記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1705678.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1445455.html
<当初の計画>
林道ルートからピストンすれば、帰りの水の心配がないので、登りの林道終点で前回同様に3.5L確保すれば掃除用の雑巾に水を使っても足りそうだし、最悪ストーブで雪から水を作れるだろうと。
他に宿泊者がいるとは考えていなかったので、夜間に床の雑巾がけをして、汚れた雑巾はストーブで焼却し、小屋に残置された燃えないゴミは担いで帰っても下りだから何とかなるだろうと考えていました。
で、実際・・・相当甘かった。
<実際の記録>
前回と同様のルートで登る、違うのはゴミ袋と雑巾とビールを持って行った事。
小屋に到着したのもほぼ同じ時間(14:00)でしたが、到着してみると小屋の窓(鉄製の鎧戸)が開いていた。
あれま、先客がいたのかと小屋に入ってみると、だれもおらず小屋内には雪が入っていて愕然、マットも敷きっぱなしで毛布も雪まみれでした。
前回使用した人が窓を開けたままにしたか、カンヌキをし忘れたようです。
靴を脱ぐのは面倒なので、まずは薪集めをしました。
小屋前である程度切ったら、くたびれて、後は燃やしながら小屋内で切ろうと、小屋に入る程度の長さに切って小屋内に入れ、長いままの物数本は必要になったら取りに出ようと小屋脇に残置。
とりあえず、薪は確保できたので、靴を脱いで小屋内の雪をチリトリと箒でお掃除。
雪はサラサラでチリトリと箒で掃除できましたが、南側窓付近のは凍って床に張り付いていました。
雪を掃き出し終わったころ若い男性2名の登山者が小屋に到着、しばらくして夫婦らしい登山者2名、その後、19時を大きく回ってから一名も加わり、今回の利用者は私も含めて6名でした。
小屋内でもビールは凍ってしまいストーブで温めながら飲みました。
同宿した方々とは楽しい会話をさせていただきました。
一人も良いけど、こういうのもまた良いなと思いました。
翌朝は吹雪模様でした。
就寝後吹雪になったらしく、小屋内には雪が吹き込んでいました。
南の窓側にうっすらと雪が積もっていました、どうやら窓の上に隙間があり(1cm位だろうか)そこから吹き込んだようです。
また、南側の扉の隙間からも吹き込んだようで未使用の薪の上にも雪が積もっていました。
私のシュラフの上にも雪が積もっていましたが、特に濡れるような事はありませんでした。朝の気温は-10℃で深夜から明け方はもっと冷え込んだと思われます。
朝もストーブに火を入れました、薪の上には雪が積もっていましたが気温が氷点下なので雪を払って使えば問題ありませんでした。
荒れ模様の天気にビビッてしまいゴミも掃除もあきらめて11:22のバスで帰るべく、そそくさと下山しました。
<小屋内の様子>
ーーー無くなっていた物ーーー
サンダルが2〜3足あったが無くなっていた。(重宝したのだが、燃やしちゃったのかな)
前回使い残した薪と新聞紙は無くなっていた(これは仕方がないか)
クイックルワイパー用?のウェットシートがタッパーの容器に収められていたが、容器ごと無くなっていた。
ーーー増えていた物ーーー
シュラフらしき物(開けてみていないので不明)
ペットボトルが2個(1個はカラ、1個は酒らしきものが少し入っていた、焼却処分)
コンビニの塩むすび2個とソーセージ(完全に凍っていた、焼却処分)
ロック部分が壊れた折り畳みの鋸
使い残しの着火剤(置いていくのはこんな物だけにしてほしい)
小屋内の床に氷があったり、濡れていたりするのは窓の隙間から雨や雪が入る為らしいと今回わかりました、マットやシートを敷きっぱなしにすると凍ったり乾かなかったりするので、使用したマットやシートは畳んで片付けていただきたいものです・・・というか『使った物くらい方付けろよ、そんなもの置いて行っても誰も喜ばないよ、ゴミは持って帰れ』と言いたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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奥多摩当たりの避難小屋は我が家の別荘のように頻繁に訪れ掃除などをしてくれる方がいますが、破風の避難小屋は昔風ですね。
本来避難小屋や冬季小屋は何も置いていかない何も持って行かないが原則ですが、よかれて思いマットや食料燃料を置いていく人が居て困ったことです。
確か破風の避難小屋と雁坂峠小屋は国体の際に整備された小屋とききます。
破風は二代目ですが昔の小屋は二階建てでしたが、二階の床が全て薪に使われて総吹き抜けでした。(笑)
水場で一家心中があってからは泊まっていません。
5ミリでも隙間があれば小屋の中は吹き溜まり。
最低限の戸締りは守ってもらいたいものです。
お疲れさまでした。
borav64mさん こんにちは
雁坂小屋のHPを見てみたら、「昭和42年(1967年)になると第22回埼玉国体の山岳競技宿舎として新たにベット式の小屋に建て替えられました。」とありましたので、同じタイミングで建て替えられたのですかね。
今の小屋は平成21年(2009年)に改修工事がなされているようです。
扉の隙間風と真っ暗な窓を埼玉県で改修しれくれないかと期待しますが・・・
色々と勉強になります、コメントありがとうございました。
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