信仰心のないジジイが四国歩き遍路で人間観察〜その1の後編(3〜5日目)
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- GPS
- 54:36
- 距離
- 76.1km
- 登り
- 1,998m
- 下り
- 1,978m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 11:11
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:42
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
|
写真
感想
【遍路コロガシって…】
イイカゲンな歩き遍路3日目です。
いよいよ、歩き遍路最大の難所、焼山寺への遍路コロガシです。まあ、整備されたふつーの山道なんですけど…意外にアップダウンがある!。3つ目の建物、一本杉庵までの道で「らくしょー」だねなんて思っていると、そこからの最後の下り、そこからのと登り返し、意外にキクんです。
それにしても、5日間で歩いてる人一番多かったのがこの区間だった…って…?。手ごろなハイキングコースということ?。そういえば地元?のトレランの方ともすれ違いましたね…。
だいたい、麓を出発する時間が同じくらいなのか、いろいろな人と抜かしたり抜かされたりします。白い衣装を着たいかにも「遍路」の方もいるし、ジジイみたいな山登りの格好の方も意外に多いんです。
その中でも、この日異彩を放ってたのが、2日前にもお会いした若いお坊さん。お坊さんの衣装に大きなリュック、寝袋をぶら下げて、笠をかぶって錫杖を持っている。この人、若さもあるのか、山の登り方を知らないのか…、すごい勢いで登っていっては途中でひっくり返って休んでる!。…かと思えばまた…って具合。
サスガ、これはヤバイと感じたのか、最後の登りではジジイの後ろについてゆっくりと登ってる。「そうそう、そのペースだよ!」って思いながら振り向いたら、これまでのダッシュ登りがキイたのかまた途中でひっくり返ってる…。
焼山寺はナゼかすごい人。どうも遍路団体のバスがやってきたみたい。天気の良い日曜日だったこともあり、今まで見たこともないような遍路の団体です。こ―いう時って、納経所には納経帳を山ほど持った添乗員がいて、順番待ちが…、って話を聞いたことがあるので少しアセります。
ところが、ちょうど団体も帰るところだったみたいで、焼山寺の境内は、歩いて登ってきた人たちの幸福感で満たされた空間となったのでありました。
その話題はあの「若いお坊さん」!みなさん心配していました。
「私の後ろついてきてましたよー、もうすぐ上がってくるでしょう。」
「でも、あの人、いきなり道端でひっくり返って休むから…!」
その時、息も絶え絶えに現れたのは…。
【お接待って…】
話を聞いたことあります。「おせっかい」じゃ〜ありません。
でも、遍路の白いの着てないし、こんな格好のジジイにはないだろう…って、思っていたんですが…。
4日目、鮎喰川に沿った車道をひたすら歩いていたときのことです。軽自動車が停まると、オバサンが出てきて、「お接待です…。」ってお菓子とか…。
へー!。ウワサに聞いていたけど、こんなことってあるんだ!
どうも、いつも車の中にお接待セットを用意していて、遍路らしき人を見かけたらいつでも出せるようにしている…、そんな感じがしました。
街を歩いていても、商店の店先に「お接待します、お気軽に…」なんてのが書いてあるのを見かけました。ズウズウしく入ってはいきませんでしたが、疲れたら、フツーに入って行ったりすると「お年寄りの話し相手に…」ってことで、喜ばれたりするのかもしれませんね。
【外国人遍路って…】
これまた、フツーにいるんです。なんと、英語で書かれた遍路のガイドもあるんです!!。
初日に出会ったルーマニア人のカップル。あちこちで出会います。挨拶するだけではなく、向こうが分からないこと聞いてきたり…。もう歩き遍路も5日目くらいになると顔見知りができてくる。山でもありますよね。何日かの縦走なんかの時…。
そして、5日間のインチキ遍路も最後の時を迎えます。もうあと5分歩いた先のバス停から帰るという時、あの若いお坊さんがまた道端でひっくり返っている!。さらに、ルーマニア人のカップルも登場。なんだか最後に急に賑やかになってきました。
撮影大会の後、彼らは次のお寺、鶴林寺に向かって行きました。
さあ、あとは帰るだけだ。それにしても、バス、遅いな〜!
【ここで、とんでもないことに気づきました】
「ひなまつりの期間中、バス停がバイパス沿いに変更になります!」
小さな白い紙が貼ってあります。これでわかりました。バスが来ないわけが…、それと、あのルーマニア人のカップル(彼らはバスも使ってる)がバイパスの方から現れたわけが…。
次のバスまで1時間半も待つハメになってしまったのはいいとしても、鶴林寺に登って再びここに降りてくるカップルに「バス停はココだよ!」と教えてしまったんです。
彼らが日本語だけで書かれたあの小さな白い紙、理解できるとは思いません。どうしよう、彼らバスに乗れるかな?
結局、山の上にある鶴林寺に電話して、伝えてもらうようにしたんですが…。彼ら2人とお坊さん(彼はこっちには戻ってこない)、目立たないわけはないですから、何とかなったかな?
【さて、これからは…?】
もう、しばらくは歩きたくありません。こんなに歩いたのって、今までなかったかも…。山道はいいけれど、アスファルト道はつらいです。
次回からはちょっとインチキしちゃおうかな?。山の上にあるお寺とか、お寺の間の距離が近い所は歩いて、とんでもなく遠い所は「ワープ」なんて…。
そんなに生き急いでどうする…?
でも、やっぱり、「面白いことだけ」手を出したいもんで…。
いずれにしろ、この続きは数ヶ月後、冬が近づくころかな?
長々とクダラナイ文章、読んでくださってありがとうございました。
前半、1.2日目の記録はこちらから。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1741364.html
コメント
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tsu-pmさん、おはようございます。
お遍路歩き、始めたんですね。自分ちょうど初めてのお遍路みたいな本を読んでいたところでした。
お遍路、意外に大変そうですね。本を読むとツアーバスでも回れるみたいですが(お金がいくらかかるか不明ですが)。タクシーとかでワープするのも全然アリだと思います。
私も、十数年後、仕事も生活も落ち着いて気持ちに余裕があれば歩いてみたいと思っています。
数ヶ月後の続き楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
始める前は、歩き遍路にこだわっていたんですが、
始めてみると、どーでもいいような(笑)。
途中であった外国人(ルーマニア)の方、
歩き遍路だと思ったら、
バスも電車も何でもあり遍路だったんです。
へー、なるほど、こんなのもありだな…って…。
ローカル線も楽しいし、ドライブも好き。
歩くんだったらアスファルトよりも山道がいい…!
なんでもいい。面白そうなことやればいいって…。
それで、次回から歩きを基本にして何でもありでいこうかな〜って思っています。
でも、これからの季節、行きたいところ、やりたいことがたくさん。
それで、次は紅葉も終わったころになるかな…。
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