-16℃ 降雪の硫黄岳 (途中撤退)
- GPS
- 08:50
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,149m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
⇨ 赤岩の頭直下,森林限界地点(12:00) ⇨ 赤岳鉱泉(12:40~14:10)
⇨ 美濃戸(15:10) ⇨ 美濃戸口(15:50)
天候 | ・ハレ予報だったにもかかわらず雪、、 ・朝、強風、、 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
要スタッドレス |
コース状況/ 危険箇所等 |
[美濃戸口~赤岳鉱泉] ・トレースばっちり、アイゼン装着 [赤岳鉱泉~硫黄岳] ・降雪&強風によりトレース消えかけ ・森林限界地点より上トレースなし |
写真
感想
・天気予報では八ヶ岳全域、終日ハレマーク!!行くでしょう!! ( ̄∇ ̄)
・風速は20m越えとなってたが、とりあえず行ってみよう (^^;)
・前夜10時、栃木を出発、翌2時に最終コンビニに到着、就寝 (_ _)
・AM5:00過ぎアラームで目を覚ますと、思いもよらぬほどの強風…
音がすごい、木はもちろんクルマも揺れてる…
麓でこれじゃ山の上ヤバくない…?ちょっと本気で考える… σ(^_^;
・ほぼ諦めながらも、とりあえず美濃戸口の様子だけ見に行ってみる… σ(^_^;
・美濃戸口へ着くと、駐車場には何台かの車があり、身支度をしている登山者の
姿も…そしてなんと、あんなに強かった風が今は落ち着いている…
ひょっとすると行けるか…? ( ・_・;)
・結局コンビニでは朝食分しか食糧買わなかったけど、赤岳鉱泉もあるし、
行ってみようということに! (^_^)b
・美濃戸への林道を歩き出すと間もなく後ろから1台のSUVが来た…
道をあけて立ち止まっていると、自分たちのところで止まる…
乗っているのは外国人のようだ…
すると窓を下げ、不自然なほど自然な日本語で「乗ってきますか?」と
声を掛けてくれた…なんとなく申し訳ないのと、アイゼンしてるのもあって
「大丈夫ですよ」と言ったのだが、「全然いいよ」というお言葉に甘えて
結局乗せていただくことに… m(_ _)m
川崎から来て、今日は赤岳鉱泉に泊まる予定とのこと…
深い轍に悪戦苦闘、道は完全にレール状態… (@_@)
すると急傾斜のカーブに差し掛かり慎重に進むが、タイヤが空転してしまい
登ることが出来ない…3回トライしてダメだったとき、その外国人さんが
「やっぱり美濃戸口に戻ってそこから登るから君たちはここで降りな」と…
大変申し訳ない気持ちだったが「ゆっくり行くから全然気にしないで」と
言ってくださり、お言葉に甘えさせてもらった…
大変にありがとうございました (_ _)(_ _)(_ _)
・30分ほど歩き美濃戸に到着、硫黄岳なので分岐を北沢へ (^_^)
・しばらく続いた林道を終え、いよいよ山の道に入る (^_^)
・あれ?なんだか空がだいぶクラウディじゃない? σ(^_^;
・完全に曇って空一面が真っ白に…今日ハレじゃないの…? σ(^_^;
・赤岳鉱泉に到着、これが噂のアイスキャンディか…!! (゜o゜;
・やってますね~アイスクライミング (^^)
・リアルに人の顔をかたどった雪だるま?がある…芸術だ (^^)
・トイレ前ベンチでしばし休憩…雪降ってない…? σ(^_^;
・30分ほど休憩後、いよいよ本格的な登りへとスタートすると、1人の下山者
とすれ違う…なんでも、赤岩の頭からの稜線上は非常に風が強く、腰までの
ラッセルを強いられる…途中撤退してきたとのこと (@_@)
それを聞いて相方が「じゃあ私、鉱泉で待ってる」と言うので、「行ける
とこまで行ってみていい?3時間くらい待たせちゃうかもだけど…」という
自分のワガママを聞いてもらい、ここから単独で上を目指すことに… (>_<)ヽ
・ひっさびさの単独行、気合いを入れてGO!! ( ・_・)
・分岐にさしかかる…一方は昨年10月硫黄岳から下山してきた正規ルート、
もう一方はロープが張られ立ち入り禁止…でもこっちの方がトレースが
新しい…? (@_@)
・とりあえず正規ルートに進むが、降雪によりトレースが薄く、この先に
人がいるかどうかも怪しい…やっぱ向こうの道だったかな…? σ(^_^;
・一段と雪深い… (*_*;
・降雪量が増してきた… ( ・_・)
・一度強い風が吹き込み樹々からの雪で一瞬ホワイトアウトに!! (@_@)
・帰り道を見失わないようにキックステップでしっかりトレースを
つけながら登る (>_<)ヽ
・もたれた木の枝をくぐるとき、足がもつれアイゼンでゲイターを少し
切ってしまった…ゲイターで良かった…でもショック (T_T)
・標高およそ2600m、森林限界を越えると、こつ然とトレースが途絶える…
これまでずっと追ってきた道標のリボンを探すが、今自分がいるところの
リボンのみで、次のリボンが見当たらない…
少しだけ直登を試みる…ちょっと高い位置から再び周りを見渡すが、やはり
見つからない…雪雲に巻かれ視界も満足でないので、無理せずここで引き返す
ことにした… (>_<)ゞ
・気持ちを切り替え下山開始!!するとはるか上の方で人の声がした…
別のルートから登ったベテランさんが下りてくるのかな?
遭難とかではなさそうだ (_ _)
・ちょっとだけおしり滑りを楽しむ (^^)
・そういえば、先日赤岳(断念:日記参照)行くために買ったピッケルをいよいよ
ここで使うとするか… ( ̄∇ ̄)
・ポールをしまい、ピッケルを準備中あることに気付く…腰に差してたマップケース
が無い!落としたか!?さっきおしり滑りしたときかも…けっこう前だな…
登り返す気力と時間もないのでなくなく諦めることに…お気に入りのホグロフスの
マップケースだったのに… (・_・、)
・気分を改めピッケル片手に下山再開 (>_<)ヽ
・おしり滑りにピッケルブレーキが良く利く (^_^)b
・1時間30分登った道も40分で赤岳鉱泉に到着、無事戻りました (^_^)/
・食堂でまったりしてる相方…そしてストーブにあたっているのは今朝
お世話になった外国人さん!!逢えて嬉しい!! (^_^)/
・カレーのメニューが充実してる赤岳鉱泉、タヒチカレー注文、美味しい (^_^)b
・ベテランそうなオッチャン2人組が相席を求めてきたので快く座ってもらった…
話を聞くと、本沢温泉から硫黄岳に登頂し、こちら側に下りてきたらしい…
トレースは当然なく、ラッセルしてきたという…スゴすぎる…さらに山頂では
ホワイトアウトで数メートルしかない視界の中コンパスと地図で方向を確認
しながら下りたとか…カッコ良すぎ…声がしたのはこの人たちだ (〃'▽'〃)
・そしてなんと!!自分が落としたマップケースを拾ってくれていた!!感謝!! (_ _)
・PM2:00、重い腰を上げそろそろ帰ることにする…泊まってきたいけど… (>.<)
・やってますね~アイスクライミング、今度来たらやってみたいな (^^)
・美濃戸までの下山は傾斜が緩いからスイスイ (^_^)v
・気持ち良く林道ハイキングしたら美濃戸口に到着 (^_^)v
・車に戻ると、あの外国人さんの車が隣に停めてある、雪降ってたから
ワイパーたててるな、と思いきや、なんと自分たちの車のワイパーも
たててくれてある!!ホントにつくづくいい人だ…なにもお礼できないのが
申し訳ない…またどこかの山で会いたい (_ _)
・今回、硫黄岳登頂ならずだったが、本格冬山に挑めたことに充分満足、
いろんないい人に出会えたし、今度こそ好天の日にまた来たい (^_^)v
・やっぱり山っていいところ (≧▽≦)
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