飯豊連峰前衛 二王子岳
コースタイム
下り)11:45-13:30独標ー16:00南俣
天候 | 雪〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
会の山行、恒例の二王子雪洞訓練です。自分は雪洞参加出来ず、日帰り参加となりました。雪洞組は7:00出発予定の為早めに自宅出発、カツサンドをかじりながら南俣へ向かう。
5時南俣集落出発、5:00まだ暗い中林道を歩く、5:55中尾根取りつき、そろそろ明るくなり始めるが雪も強くなる、前日下山者のトレースがしっかり残っているのでペースも上がる、つぼ足でも行けそうだが急ぎたいので早めにスノーシューを装着し進む。
8:25 (1178P)やはりこの辺りからガスが出始め、雪も強くなってくる。頂上迄届かない場合引き返すのでしっかり標識をブッシュにつけながら進む、雪洞地点に着くも、もう出発したらしい中も確認せず急ぐ。本体の方々が標識を打ちながら進んでくれたのでありがたい。ここからの一人歩きは相当に緊張する、無理は禁物だ、三王子直下で新しいアイゼンを試す、スノーシューを脱ぎ履きかえるが慣れないため少し戸惑った。ここからは、ストックをピッケルに持ち替え進む。ここは風が強いため良く雪が飛びシュカプラが多くアイゼンが正解だ。軽快に急登を登るが登りきった辺りから雪が舞いあがりほぼホワイトアウト状態、丁寧に標識が打ってあるがなかなか見えづらい、視界は5メートルほどか、所々もう雪に埋まっている標識もも・・標識は見えないが方向は間違っていない、じっくりと進むと雪が溜まっており腿まで埋まる、ここで完全にホワイトアウト!上下左右なにも分からないがこんなところはない筈だ、姿勢を低くして目を凝らすとナイフリッジっぽい、先も落ち込んでいる様な気がする。標識も当然見えない・・いったん引き返す事にする。さぁ引き返すか?その選択も正しいかもしれないがもう少し粘ってみる事に。同じ所まで何度も往復するが分からない・・地図で確認するがやはり間違ってはいないようだが先が見えなくては進むわけには行かない、怪しい辺りから再度目を凝らすと・・標識発見!想像していたよりも下の地点にあるじゃなですか。気を取り直し進む。
所々雪が吹きだまりアイゼンではやはり厳しい、猛烈な風のなか再度スノーシューとダブルストックに戻す、相変わらず視界は利かないがくよーく目を凝らすと標識とポールが見える、先行者が山頂小屋にいる事を祈り進む、めったに足はつらないほうなのだが相当きつくなって来たので水分を取る。なんとか9合目に到着、両モモがつっているが、ここまでくればまず大丈夫やっとカメラを出す余裕が出てくる。
山頂小屋に入るとみんな宴会の最中だ、熱いコーヒーを頂く、さらに熱燗を頂く。これでガソリン補給は万全だ!そんな事をしていると外が明るくなって来た気がする。外に出て見ると日本海まで見えるじゃないですか。急激に天気が回復する。
なかなかお目にかかれない光景だ、すぐに飯豊にかかる雲も取れる。しばし撮影したり今度狙うルートを確認した後下山開始、来る時迷った所を確認するとやはり立ち止った先は危なかった様だ、早い段階からトラバースぎみにルートをとるのが正解だったのに真っすぐ進んだため行き詰ったらしい。何にせよ気づいて良かった。
帰りはうそのような好天で一路、通常のルートを下山、ゆっくりと楽しみながら下る。やはりまだまだ冬山無理をしない事が肝心です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する