裏妙義・鶴峯山〜風穴尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 635m
- 下り
- 632m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎このコースは、「昭文社・山と高原地図(2008年版)西上州」では「ルート不明で困難」としながらも点線で登山道の記載があります。しかし、登山道と思われるものは全く見られません。地図上に点線での記載があるのが不思議です。(最新版での確認はしていません)日陰は積雪があり、危険地帯が多くあります。 ◎「国民宿舎・裏妙義」で日帰り入浴ができます。(400円、平日はいつもガラガラです) ◎登山ポストは「国民宿舎・裏妙義」脇の林道沿いにあります。 |
写真
感想
秋までは妙義行きを休止するつもりでしたが、tektekさんのレコに刺激されて裏妙義に行ってきました。
かねてからの思いで、丁須の頭からよく望める風穴尾根を目指すことにしました。
ネットでの山行記録の掲載は少ないのですが(今回の参考にさせていただきました)、なかなか難所で何よりスケールの大きな風穴の存在に興味を持ちました。
国民宿舎前から、風穴尾根の東端の鶴峯山とジャンダルムとも呼ばれる前衛峰を目指して涸れ沢を登りつめます。途中、大きなチョックストーンや倒木に妨げられたり、結構ハードな登りでした。涸れ沢の上部では一旦右岸の尾根に出て、鶴峯山の岩壁基部に上り詰め、右(獣道)から回り込んで再び涸れ沢の源頭部に到着しました。前衛峰とのコルに出るまでも危険個所が多々ありました。鶴峯山頂は灌木で見通しはよくありませんが、南側に見晴の良い地点があり表妙義を始め周囲の展望を楽しむことができました。ルートファインディングには苦労しました。岩稜を登るのか?岩稜基部を巻くのか、行ったり戻ったり多くの時間を費やしました。一か所、下が10mは切れ落ちていると思われる岩壁をフリーでトラバースする決断をして実行してしまいました。岩壁はカーブしていて先が見えず、行き詰ったら戻ることも困難であったものと判断ミスを痛感しました。幸いにやっと通過することはできましたが、自分一人だけのルートファインディングの危険さを痛感しました。
風穴はスケールが大きく感動しました。星穴岳のむすび岩よりも規模が大きいものと感じました。
風穴尾根の頭までの所要6時間余りで下りは1時間20分、ルートファインディングの困難さを如実に表したコースタイムでした。
このコースは、「昭文社・山と高原地図(2008年版)西上州」では「ルート不明で困難」としながらも点線で登山道の記載があります(最新版での確認はしていません)。時々赤テープがみられましたが、登山道と思われるものは全く見られません。本ルートを歩いてみて、地図上に登山道として点線での記載があるのが理解できません。日陰は積雪が残り落ち葉で滑ったり、危険地帯が数多くあります。単独山行はリスクがありすぎます。
ozesaiさん、お疲れ様です。
探検、ご無事で何よりです。
いけるんですね。わたしはいつも眺めていました。
写真からもわかりますが、結構厳し、ごろた石登りですね。パスハント記録、参考にさせていただきます。
探しにくそうなルートのようですので、わたしの技術ではちょっと心配です。
冬の妙義、特に裏妙義は、足跡少ないですね。遠望はよく見えるし、妙義の筋骨(岩塊、岩脈)もはっきりして、どこもかしこも絶景ですが。また覚悟して一歩一歩を歩けます。
tektekさん、こんばんわ
妙義は家から1時間あれば行けるので、また行ってしまいました。(tektekさんも近いのでしようか)
三方境〜巡視道の下りはtektekさんのものと思われるトレースだけでした。三方境から丁須の頭方面もトレースは全くありませんでした。
1月から妙義に8回入山しましたが、出会った方は1月5日に丁須の頭で会った男性ただ一人でした。この時季の入山者はほとんどいませんが、静かな妙義を一人で楽しむのもなかなかですよね。
風穴尾根の縦走は、雪や落ち葉のあるこの時季だけでなく、シーズンを通してリスクが多いと思います。
自分でいうのも変ですが、単独登山は避けたほうがよいと思います。私の場合は常々ルートファインディングでの慎重さに欠けるものと自己分析しています。ついつい無理してしまい危険な目に会っています。パートナーがいれば安全をより意識した登山になるかと思うのですが。
星穴(むすび穴)・仙人窟(相馬岳北稜)・覗き窓(相馬岳コース)そして今回の風穴などを見て回りましたが、その場に一人で立つことができたのは感無量でした。
これらもモロイ岩質で、いつの日にか崩れおちるのでしょうか。自然の成り行きですね。
いつか妙義で会えるといいですね
ozesaiさん、こんにちは。
風穴尾根は、妙義エリアで、去年から行ってみたいと思っている場所の一つです。
「風穴尾根」の記録を拝読出来るなんて感激しました。
妙義に8回って本当にすごいです!
capienaさん、こんばんわ
「風穴」には感動しました。穴の向こうの青空を独り占め、良いんですよね。
今回は一か所、岩壁のトラバースでビビりました。先がカーブで見えないところをフリーで進んで.....無謀でした。詰まったところにかろうじて小ぶりの松の木が有り、手にすることができて事無きを得ました。
クライミングの技術も無いのに、大いに反省です。
いい歳なのにバリエーションルートの魅力に憑りつかれそうです。
capienaさんアイスクライミングやってますね、腕力がいるようですが楽しそうです。
こんばんはozesaiさん
今回は裏妙義ですね。遅ればせながら思わず反応しました。
ozesaiさん、すごいルートを行かれますね。
風穴尾根はともかく、鶴峯山?恥ずかしながら初耳でした。
風穴尾根東側の烏帽子沢は遡行したことがありましたが籠沢から風穴尾根に突き上げるルートが
あったとは・・・。
今、1975年の昭文社「妙義・荒船・神津牧場」の地図を見ていますが当時からルートはありませんよ。
でも、バリエーションであったのかな?
当時は籠沢、谷急沢、三方境このあたりを経由して稜線に登るが一般的であったと記憶してます。
風穴尾根、写真を見ると、とても楽しそうですね。
と言っても今の自分にはとても無理かなと思えました。
ozesaiさんバリエーション記録これからもよろしくです。
でも、安全第一で。
s4redsさん、こんばんわ
鶴峯山へは籠沢から上り詰めたのではなく、南側から涸れ沢を上がりました。国民宿舎から丁須の頭籠沢ルートに入り、籠沢を渡ってから左折して涸れ沢に入りました。(ここはネット上でも多少ですが山行記録が紹介されています)
昭文社・山と高原地図「西上州 妙義山・荒船山(2008年版)」では、「ルート不明で困難」との記述がありながら点線でのルート表示がありました。先日、最新版を確認したら記述・点線ともに表示が消えていました。
25日(日)に丁須の頭〜三方境〜女道を歩いてきました。籠沢の上部と女道の途中から「風穴」を確認することができました。岩に穴が開いている光景、妙義では珍しくありませんが不思議な感じですよね。
そろそろ良い歳なので、リスクの多い単独でのバリエーションルートは考え物と感じています。
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