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Yamareco

記録ID: 1772010
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無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

南昌山

2007年05月12日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
1.2km
登り
241m
下り
241m
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2007年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

5月12日、盛岡近郊の里山、南昌山に行って来ました。
標高850m弱の山ですが、盛岡近隣に住む人にはなじみ深い山です。
よく「南昌山に雲かかかっていれば盛岡は雨になる」とか言います。

他にも色々伝説・言い伝えなどがあるようです。
それだけ付近の人に親しまれている山だということでしょうか。
かの宮沢賢治もこの山に親しみ、何度も訪れているとか。
私にも、先人達が感じた「何か」を感じることができるでしょうか。

いざ、登山開始! と言いたいところですが、まずはお馴染みジムニー君に5合目まで登ってもらいます。
県道281号線が山の肩部、ちょうど5合目を通っているのでそこまでは車で楽に行けます。
数年前まではダート県道だったように思うのですが、簡易舗装されていました。

5合目駐車場に車を停めて登山開始です。
周辺はよく整備されていて、案内板やら道しるべやら、少々過剰なくらいに立ってます。
簡易型のものですが、トイレも整備されています。

登山道は全線に渡って階段が整備されています。
これには賛否両論あることでしょうが、一概に良い悪い言えないですよね。
階段に歩幅が合わないと、確かに大変なんですが…。

まだ木の葉がなく、明るい林間の道を行きます。
登山道の周辺には春の花々の姿があり、目を楽しませてくれます。
名は知らねども、花の咲く登山道は楽しげで良いモノです♪

登山開始からずっと上り坂一辺倒で登り詰めていくため、すぐに高度感が増してきます。
木々の梢の間から、周辺の山々や下界の様子が見え始めます。
ただ、この景色は木に葉が着く前までで、深緑の季節にはほとんど眺望のない登山道となるような気がします。

登山道に覆い被さるように異形の大木が登山者を迎えます。
幾年の風雪を耐え、この様な姿になったのか分かりませんが、なんだか圧倒される迫力があります。

少しずつ視界が開けてきます。
上を覆う木が少なくなってきて、空が近くなった気がします。

頂上直下、最後の登り付近です。
登山道付近の写真と見比べてみて下さい。緑の量がだいぶ違います。
わずか30分程度の歩行時間ですが、確実に高度を稼いできた証ですね。
この坂を上りきると山頂となります。

山頂にたどり着いて最初に白い一本の柱が目にはいります。
頂上を示す柱かと思って近づいてみると「東北新幹線開業記念植樹」の文字が…。
なぜ南昌山の頂上に?

なんだか他にもいろいろな看板やら立て札が立っていますが、とりあえず展望台が設置されているので、そこから景色を眺めることにしました。

おっと、その前に権現様にご挨拶を…。
ずいぶんと古そうなモノもあります。
長く信仰されてきたのでしょうね。

さて、いよいよ頂上からの眺望をお届けいたします。
南昌山山頂からは、盛岡市南部から紫波、矢巾の町並みや北は姫神山、南は早池峰の山々などを遠望することができます。

ただ、木の枝が展望台の前に張りだしてきているので落葉の季節しか、この眺望は得られないのでしょう。
深緑の最中に来たら木の葉に遮られて、ほとんど何も見えないと思われます。

ちなみに、雫石側はすっかり藪に覆われて何も見えませんでした。
この藪の中に毒が森を経て箱が森に抜ける縦走路があるのですが、この季節でこれくらい藪ってますから、ちょっと突入するのは厳しいかな〜。

南昌山の山頂は、いろいろな看板やら標識やらでにぎやかです。
中には「南昌の友」と書かれた石碑も…。
「永遠の友情を誓う」とのこと。
この石碑を建てた人達は、今でも固い友情で結ばれているんでしょうかね〜。
だとすればロマンを感じますな〜。

20分ほど山頂にいましたが、私の他に訪れる人もなく静かなものです。
十分に堪能したあと、権現様に再度ご挨拶をして下山の徒に着きます。
延々と続く、急な下り階段が私の足をガシガシ攻撃してきましたが翌日の変な筋肉痛の他には、何事もなく無事に下山して南昌山登山終了です♪

…と、言いたいところですが下山する途中、少々不思議なことがありました。
下り初めてすぐに、西の空が暗くなってきました。
今日の天気予報は夜から雨との事だったので、天気が崩れてきたようです。
急に風も強まってきました。

その風に乗って、下の方から小さな女の子とそのお母さんと思われる声が聞こえてきました。
楽しそうにはしゃいでいるような様子で、そのときは別段なにも感じませんでした。
ところが、下れど下れと誰の姿も見えません。
結構近くから声が聞こえたように思ったのですが…。

結局、誰ともすれ違うこともなく下山してしまいました。
うーん、あの声はなんだったんでしょうか?

1.風が遠くの音を運んできた。
2.えらく健脚の母娘登山家。
3.聞こえてはいけない類の声を聞いてしまった…。

個人的には「1」だと思いたいところです(笑)
「2」だと、自分の脚力に自信が無くなりそうですし
「3」だと、今後山に行きたくなくなりそうです(´・ω・`)

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