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Yamareco

記録ID: 177233
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

初秋の富士山

1995年09月03日(日) 〜 1995年09月04日(月)
 - 拍手
ベルクハイル その他3人
GPS
19:40
距離
7.7km
登り
1,348m
下り
1,364m

コースタイム

9/3 11:40 富士宮口五合目-13:00新七合目-16:00-30 富士山山頂-18:00新七合目(泊)
9/4 6:50 新七合目-7:20 富士宮口五合目
天候 9/3 曇り時々晴れ
9/4 雨、霧
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
JR新富士駅より富士宮口五合目まで、タクシー使用。片道11200円。
コース状況/
危険箇所等
9月に入ると、静岡側登山コースでは、新七合目の小屋が、営業している中で最上部の小屋だった。

感想

【山行No218】

※山の仲間と年初に決めた計画により、富士山に行くことになった。
 自分にとっては富士山は3回目で新味もないが、まあいいか、ということで企画する。

9月2日(金)
 ・仕事を終わって、夜のフェリーで大阪に向かう。
  天気予報では土日は下り坂なので心配だ。
  どうするか船中で協議するが、結局、いけるところまで行こう、ということになった。

9月3日(土)
 ・大阪で、もう一人の仲間と合流し、Fさん、T氏、U氏を合わせ、計4人のメンバーがそろった。
  新幹線で東へと向かう。名古屋より東は、かえって曇り空がどんよりしており、大丈夫か? 気になる空模様だ。

10:00-30 新富士駅
 ・数日前に観光協会に電話し、すでに5合目までのバスがないことは確認している。
  さてどうするか?と思案し、バスで山梨側に行ってから富士吉田市側から登ることも考えたが、
  時間もかかりそうなので、その案は止めにして、結局タクシーにて富士宮5合目まで行くことにする。
 ・タクシーの中で運ちゃんが「あんたらは若いから、今日中に山頂往復も行けるよ」というので、急遽その案で行くことにした。
  タクシーは登るにつれ雲の中に入り、これは... と思われたが、4合目付近で雲の上に出た。
  5合目付近は上空、青空が広がっており、山頂のレーダードームまで見える。
  これは今日中に山頂まで行けそうだ! ということで、みんなの顔にも笑顔が戻った。

11:40 富士宮登山口 五合目
 ・ともかく時間が惜しいので、車を降りるのももどかしく、さっそく登り始める。
  眼下の低い積雲の雲頂は2000〜2500mにあり、平たく広がっており下界は全く見えない。
  上空は結構透き通った青空が広がっているがよく見ると西側から巻雲が広がり始めている。
12:00-20 新六合目(標高=2500m)
 ・昼食休憩とする。風は西風で、風速は5〜10m/s程度か?割と涼しい。
  五合目付近には観光客もかなりいたが、ここから先は登山者のみの世界となる。
13:00-13:10 新七合目(標高=2800m)
 ・今日営業している山小屋では最上部の小屋だ。
  小屋は結構貧弱なつくりの小さい小屋だった。
 ・いずれにしろ、割と早くここまで着けたので、予定通りここから頂上往復とする。
  不要な荷物を小屋に預け、荷物を軽くしてから出発。
 ・このあとは、荷物が軽くなったせいで、ガンガンと足取りがはかどる。
  ただし、女性のFさんだけは息が上がって苦しそう。
 ・登山道には下山者が多いが、たまに、まだ登りの人もいる。
  登りの人は足が遅い人も多いので、かなり追い抜いた。
14:10-20 八合目(標高=3200m)
 ・八合目の大きな小屋があり、小屋の陰で小休止する。
  だんだんと天気は下り坂で、西側から巻雲が空の半分以上を覆ってきた。
  東のほうは、青空が残っており、夏の名残の入道雲も見える。
14:50-15:00 九合目
 ・頂上まであと一息だが、胸突き八丁で、踏ん張りどころ。
  Fさんは特にバテた様子で、ストックを貸してあげるが、
  相変わらずペースが上がらない様子。休みを多く入れながら進む。

16:00-16:30 富士山山頂(標高=3700m、気温=10℃)
 ・ようやく頂上の一角に登頂。
  Fさんと、男性メンバーのうちT氏はかなりバテており、すぐそばにある剣ヶ峰へ行けそうにない。
  西風も強く(風速は20m/sくらいか?)、風のせいでかなり寒い。
  展望はあまりなかったが、お宮の裏手を少し登ると、南アルプスの聖岳あたりが見えた。

 ・下りは、時間も遅いので、休みもほとんど取らず、ガンガンと下る。
  それにしても、まだ登りの人がいるが、どうするつもりだろう、と他人事ながら心配になる。

18:00 新七合目(小屋)着
 ・結構無理した行程だったが、一日で一気に富士山頂上まで往復でき、ほっとした。天気も思ったよりは悪くなかったし。
 ・夕食は、富士山定番のレトルトカレーだ。予想していたので、おかずに缶詰をもってきており、缶詰の肉を食べて、なんとか腹を膨らませた。
 ・今日の泊り客は30名ほど。8月上旬の最盛期と比べるとゆったりしている。
  寝床(半2階のカイコ棚)も割とゆったりしており、富士山名物の横長の布団をかけて寝る。
 ・夜半より、トタン屋根を雨が叩く音が聞こえてきた。

9月4日(日)
 ・今日は朝から雨模様となっている。昨日中に登頂しておいて良かったと思う。
  朝食はごはんと漬物だけで、北アルプスの山小屋の朝食を思うと侘しい。
6:50 新七合目発
 ・外は小雨模様で霧も深い。カッパを着用して下りにかかる。
  今日のような悪天候でも、軽装で登ってくる人がいるのは、ちょっと驚きだ。
7:20-30 新五合目着
 ・しばらくタクシー待ちをするとタクシーがやってきた。
  ここは雲の層の一番下になっており、チラリと富士山の赤い山肌が見えた。
 
8:20 新富士駅
 ・朝早いので、今日は観光に充てても良かったが、
  下界も雨模様で気分が乗らないので、もう帰路に就くことにした。

 ・新幹線で岡山経由、四国(新居浜)に到着したのは15時ころ。
  こちらは雨も降っておらず、蒸し暑い残暑の街だった。

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