南伊豆歩道吉田〜入間コースの自然を満喫
- GPS
- 05:10
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 723m
- 下り
- 728m
コースタイム
08:40 吉祥交差点⇒ 09:10 吉田入口09:50 吉田の浜⇒
10:45 富戸の浜⇒ 11:10 昼食 11:45⇒ 12:00 千畳敷入口⇒
12:15 千畳敷 12:30 千畳敷入口⇒ 13:00 入間
天候 | 晴れ西風が強烈に吹いていました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そして差田交差点を右折、白坂トンネルを抜けて直ぐ入間入口へ右折して入間地区へ入り港近くの駐車場に車を置きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南伊豆歩道吉田から入間へのコースを計画し、駐車場が完備されている起終点の入間に車を置きました。 国道136号線の車道を歩き吉田入口に戻り吉田の浜に向かいました。 今日の天候は冬型の気圧配置で太平洋側は晴れていますが、南伊豆は西風が強く吹いて海は白波が立ち大荒れです。 吉田の浜に近づくと波しぶきを浴び全身に塩をかぶりました。 足早に防波堤を進み山際の歩道に逃げ込みました。 木の階段を登り椿の林を通り、海抜100m程の地点から海側が切れ落ちた断崖の斜面に作られた歩道を富戸の浜に下がりました。 富戸の浜へ小さな沢が三本にそそぎ、ゴロタ石の浜には流木やゴミがたくさん打ち上げられていました。 再度海抜0mの浜から茅が茂った原へ取り付きました。 富戸の浜から吹き上げてくる強烈な風で体が持ち上げられ登りは楽でしたが、吹き飛ばされそうで恐怖を感じました。 風を避けて海を眺めながら昼食を採り、その後林の中を下がり千畳敷入口へ向かいました。 舗装された車道の終点に出ると千畳敷への歩道がありました。 道標に従いスス竹の中を過ぎて海が見えてくると海岸へ下りる急勾配の歩道になりました。 風当たりが強く慎重に下がり、切石を出した跡地、平らな千畳敷の岩畳に着きました。 ここも風が強く吹き飛ばされそうで、危険で岩場の先端へは近づけませんでした。 千畳敷入口に戻り車道を約800m程進み再度歩道に入り、ウバメガシの林を下がり入間の港に出ました。 入間の集落内にある三島神社と海蔵寺ニール号の碑などを散策して駐車場に戻りました。 |
写真
感想
3月は山以外の行事が重なったり週末の天気が悪く予定していた山行も流れてしまいました。
前回の南伊豆二十六夜山の続きとして南伊豆歩道(吉田〜入間コース)を選びました。
実は登山教室で山を習い始めた03年1月にこのコースを歩いています。
その時、山ばかりでなく海岸線を歩くコースもあることを教わりました。
今日は思い出しながらもう一度おさらいのつもりで歩きました。
風が強いのにはまいりました。
浜に打ち寄せる波を見ていると盛り上がって押し寄せ、飲み込まれそうで怖い感じがしました。
歩道は歩きやすく綺麗に整備されていました。
海抜100m程とは言え断崖絶壁、高度感があり足を踏み外せば海まで転げ落ちてしまいそうでした。
展望が開けた所から見える海岸線は変化に富みとても美しく、吉田〜入間コースならではの最高の気分をあじわい感激しました。
入間はハイキングより海でしょう、海釣りは詳しくは解りませんが伊豆半島屈指の名礁がある南伊豆入間エリアをひかえる磯釣りのメッカのようです。
今日は海は荒れていて釣り人を乗せる渡船は港に停泊していましたが、登山教室で訪れた時はあちらこちらの岩の上に釣り人が見えました。
釣り人民宿も数軒あるようです、そして入間キャンプ村もあり夏の季節には
賑わうようです。
南伊豆歩道(吉田〜入間コース)には心を癒される自然が残っていました。
「千畳敷」
入間南西に突き出した三つ石岬の先端にある昔、石を切り出した跡が残る広い石畳
「ニール号遭難者十字架塔」
1873年3月1日より8月3日までの間フランスで開催された世界見本市(万博)へ日本からも彫刻・刀剣・陶器など多数の出展物が出品されたそうです。
閉会後日本の出展物を日本に戻すためフランスマルセーユの港からニール号に積み込み、乗員乗客90名ととも香港を経由して横浜港に向け出航しました。
1974年3月20日未明大荒れの南伊豆沖を航行中、入間海岸三つ石と言う根に座礁し覆没してしまいました。
生存者4名行方不明55名の大惨事になりました。
数日して31体の遺体(フランス人20体中国人11体)が収容されて入間海蔵寺境内墓地に埋葬され、ニール号遭難者十字架塔を建立し永く遭難者の霊を弔っています。
「海蔵寺」
伊豆八十八ヶ所霊場59番目札所・伊豆横道30番札所・伊豆七福神4番札所
別名お多福寺
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