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記録ID: 184539
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積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

アカヤシオの尾根を辿って「奈良部山」

2012年04月24日(火) [日帰り]
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GPS
06:33
距離
7.7km
登り
843m
下り
838m

コースタイム

★小戸川「大網橋」(P) 9:50 →主稜尾根(725M) 11:00(休) → 723Mピーク(地理院2.5万図) 11:54 → 13:28 奈良部山(登り所要 3時間40分)
★山頂 13:58 → 800Mピーク 14:37 → 15:23 林道(小戸川) → 16:23大網橋(P)(下り所要 2時間30分)
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東北道「佐野藤岡」IC→県道201号→佐野市(旧田沼町)作原→小戸川
コース状況/
危険箇所等
1 薮尾根(正規登山路なし)ルートですから、方位計と地図必携です。
2 尾根歩きのため迷うことは有りませんが、所々やや危険なキレットがあります。(単独行は極力回避)
3 尾根上の浮き石、下降地点(徒渉有無)、林道の落石等に注意して下さい。
入山口
作原分岐を左に曲り小戸川に架かる「大網橋」を渡ると20M先に2〜3台の駐車スペースがある。
入山口
作原分岐を左に曲り小戸川に架かる「大網橋」を渡ると20M先に2〜3台の駐車スペースがある。
主稜線遠望
駐車地から目指す西の主稜線を望む。取り付きの枝尾根は右手の作業道に入って直ぐだ。
主稜線遠望
駐車地から目指す西の主稜線を望む。取り付きの枝尾根は右手の作業道に入って直ぐだ。
愛宕山
薮の枝尾根から振り返ると「愛宕山」が見える。
愛宕山
薮の枝尾根から振り返ると「愛宕山」が見える。
エイザンスミレ
葉に特徴のあるスミレ。薄暗い針葉樹林内の酸性土にも咲く。
エイザンスミレ
葉に特徴のあるスミレ。薄暗い針葉樹林内の酸性土にも咲く。
稜線合流
枝尾根の植林帯を抜けると標高725M付近で主稜線と合流。
稜線合流
枝尾根の植林帯を抜けると標高725M付近で主稜線と合流。
飛駒
合流点から南西に飛駒集落を望む。
飛駒
合流点から南西に飛駒集落を望む。
南東山稜
南東山稜には左から岳ノ山(704M)と大鳥屋山(693.1M)が連なる。
南東山稜
南東山稜には左から岳ノ山(704M)と大鳥屋山(693.1M)が連なる。
送電塔
合流点から間もなく送電塔が現れる。
送電塔
合流点から間もなく送電塔が現れる。
細尾根
送電塔横からいよいよ本格的な尾根歩きに入る。左広葉樹林、右針葉植林で尾根は意外と細い。
細尾根
送電塔横からいよいよ本格的な尾根歩きに入る。左広葉樹林、右針葉植林で尾根は意外と細い。
頭出し
765Mピークでアカヤシオの花越しに早速奈良部山が頭を見せた。
頭出し
765Mピークでアカヤシオの花越しに早速奈良部山が頭を見せた。
アカヤシオ(1)
この季節安蘇を代表するアカヤシオ。今年も出会えて嬉しい。丁度見頃のようだ。
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アカヤシオ(1)
この季節安蘇を代表するアカヤシオ。今年も出会えて嬉しい。丁度見頃のようだ。
芽吹き
陽当たり良い稜線で芽吹き始めた樹花。(花名未調)
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芽吹き
陽当たり良い稜線で芽吹き始めた樹花。(花名未調)
キレット(1)
本日最初のキレット。少し戻って右に迂回する。未踏ルートのキレット出現には興奮するが慎重さが一番。
キレット(1)
本日最初のキレット。少し戻って右に迂回する。未踏ルートのキレット出現には興奮するが慎重さが一番。
キレット(2)
標高800Mピークの先で本日最大のキレットに出くわす。可成り戻って右下の獣道に降り、最深部へ這い上がって稜線復帰。画像は復帰地点から東方を望む。
キレット(2)
標高800Mピークの先で本日最大のキレットに出くわす。可成り戻って右下の獣道に降り、最深部へ這い上がって稜線復帰。画像は復帰地点から東方を望む。
奇岩
キレット復帰後の登り返しで見た鋭い岩峰。
奇岩
キレット復帰後の登り返しで見た鋭い岩峰。
アカヤシオ(2)
ミツバツツジに比べ少し淡く花弁も大振り。新緑前に花だけ開花するので良く目立つ。来月にはシロヤシオも加わる。
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アカヤシオ(2)
ミツバツツジに比べ少し淡く花弁も大振り。新緑前に花だけ開花するので良く目立つ。来月にはシロヤシオも加わる。
山頂南面
樹間に山頂南面が現れるが、まだ遠い。
山頂南面
樹間に山頂南面が現れるが、まだ遠い。
山頂目前
ようやく山頂が見えて来た。コンクリの境界杭の標高はGPSと合わない。
山頂目前
ようやく山頂が見えて来た。コンクリの境界杭の標高はGPSと合わない。
山頂
遂に到着、思いの外時間が掛かった。いつもながら山頂には誰もいない。気温26°の暖かさは何だ。周囲の山を眺めながら遅い昼食を取る。
山頂
遂に到着、思いの外時間が掛かった。いつもながら山頂には誰もいない。気温26°の暖かさは何だ。周囲の山を眺めながら遅い昼食を取る。
キレット(3)
30分程で下山開始。帰路の最大キレット越しは往路では発見出来なかった反対側(西側)の獣道を迂回。足を踏み外せば勿論あの世行きだ。
キレット(3)
30分程で下山開始。帰路の最大キレット越しは往路では発見出来なかった反対側(西側)の獣道を迂回。足を踏み外せば勿論あの世行きだ。
落とし物
800Mピークから左枝尾根へ左折して下降開始。間もなく山親父(熊)の恐らく昨年の落とし物。今は未だ冬眠中か?
落とし物
800Mピークから左枝尾根へ左折して下降開始。間もなく山親父(熊)の恐らく昨年の落とし物。今は未だ冬眠中か?
アカヤシオ(3)
渓谷に咲くアカヤシオ。今回の見納めだ。
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アカヤシオ(3)
渓谷に咲くアカヤシオ。今回の見納めだ。
東山稜
樹間東方には熊鷹山(1168.6M)に連なる小戸川と大戸川に挟まれた険しい山稜が延びる。あの稜線は踏破済だ。
東山稜
樹間東方には熊鷹山(1168.6M)に連なる小戸川と大戸川に挟まれた険しい山稜が延びる。あの稜線は踏破済だ。
下降点
下降中両足とも釣ったが、何とか灌木や間伐廃材の薮尾根を下って無事足倉橋の袂に降り立った。
下降点
下降中両足とも釣ったが、何とか灌木や間伐廃材の薮尾根を下って無事足倉橋の袂に降り立った。
ムラサキケマン
路傍に咲く美しい春の野草を眺めながら駐車地点へ戻る事にする。
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ムラサキケマン
路傍に咲く美しい春の野草を眺めながら駐車地点へ戻る事にする。
渓流
瀬音も心地よい清流小戸川。
渓流
瀬音も心地よい清流小戸川。
警告版
こんな深山にも放射能の影響が。東電は本当に罪深い。脱原発必須だ。
警告版
こんな深山にも放射能の影響が。東電は本当に罪深い。脱原発必須だ。
ミヤマキケマン
春の渓谷に咲く黄色のケマン。
ミヤマキケマン
春の渓谷に咲く黄色のケマン。
林道
路傍の草花や渓流を眺めながらのんびりと林道を下る。
林道
路傍の草花や渓流を眺めながらのんびりと林道を下る。
ヤマブキ
路傍を飾るヤマブキの花、これから本番を迎える。駐車地点まで後少し。今日も一日楽しかった。ありがとう。
ヤマブキ
路傍を飾るヤマブキの花、これから本番を迎える。駐車地点まで後少し。今日も一日楽しかった。ありがとう。

感想

1 前回から(大長山)間が空いたので次回残雪山行の足慣らしに栃木安蘇山塊の未踏の薮尾根を歩いた。
2 今回は私の山行の原点でもある野趣溢れる「奈良部山」(985.4M)へアカヤシオ咲く薮の南東尾根から山頂を目指した。
3 ルートは小戸川に架かる大網橋を渡り、破線作業道(地理院地形図)の北側枝尾根から西の主稜尾根(作原と飛駒の境界尾根)に上がった後そのまま北上したが、細尾根の稜線(720〜850M間)にはリスキーな大小5ケ所のキレットが出現し中々の変化に富んだコースである。
4 この時期は一帯にアカヤシオとヤマザクラが山肌を飾り、林道には可憐な春の草花が顔を出すので毎年欠かさず訪れている花の山です。

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