白山チブリ尾根【幸せを呼ぶミドリニリンソウたち】

2019年05月18日(土) [日帰り]

コースタイム

市ノ瀬ビジターセンター　6：40
水場　8：24
曲池　9：29　10：26
市ノ瀬ビジターセンター　14：30

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白山登山の玄関口でござます石川県白山市白峰市ノ瀬へやってまいりました。
コチラには市ノ瀬ビジターセンターがございまして無料駐車場も完備してあります。

コース状況／危険箇所等

○猿壁〜白山展望台
登山道を歩く分に関しましては98%夏道バッツリで迷子に陥る心配もございませぬ。
尚、滑りやすい粘土質が露出したポイントには関係者の皆様が丸太等で階段状に修復されておられましたわ。

○曲池
藪80％　残雪20％ぐらいでありましたでしょうか。
あえてオススメはいたしませんのでMAPの軌跡は記載いたしません。
この区間の新緑は見頃を迎えておりましたけどもその反面藪が凄まじくとても心落ち着かせて楽しめるFIELDとは言えませんですた。
雪面は踏み抜きも多く埋もれていた木々や枝なども誰かさんの元気な朝みたいに突然「ズン！」と起き上がり、跨いでいる最中に股間直撃なんてことも大いにあり得るので気が気でありません。
こんな人の入らない場所で悶絶食らったらそれこそ遭難よ。
あと迷子に陥る危険性と獣との遭遇も秘めておりますので十分に警戒が必要です。
って言うか今シーズンは賞味期限が過ぎました。（キッパリ！）
従いますてお楽しみは来年以降にいたしましょ。
このアップが世に出回る頃には全て藪に支配され容易に池の畔にまで辿り着けないと思います。

その他周辺情報

日帰り入浴は白山市白峰にございます「白峰温泉総湯さん」にお邪魔させていただきますた。

写真

New Shoes[[audio]]

フフン、今日はおニューのShoesよ。
御蔭でテンションがブレイクミーしちゃっているわ。
私は代々このShoesでやってんねん。
やっぱ履きなれた物が一番でこれぞ究極の相棒ってヤツなの。

ガンバレ栃ノ心

今回も美しい森と戯れたいと思い何ら迷わずココよ！
巨漢揃いが自慢のチブリの森。
そんな中でも貴方が一際輝いていたわ。
大関復帰、心から応援していますわ[[scissors]]

ブナの巨人

ブナだってご覧の通りのヘビー級クラスがズラ〜リよ。

森の目覚め

森に柔らかな朝陽が降り注いできたわよ。
空気もヒンヤリと清々しく心地いい。
森の巨人たちも眠りから覚めて精一杯背伸びしちゃってるわ。

Mrs.ニリンソウの誘惑

豪雪被害に見舞われたカツラの主にまた新たな命が芽吹き始めていたわ。
その主を励ますかのように幹元の辺り一帯には可憐な花ばなが咲き揃っていた。

MADAM.サンカヨウ

サンカヨウにメロメロなアナタでしたらこの森は刺激が強すぎるわよ。

キューティアオキ

地味なお花だと思って素通りしている人は誰？
クラスにもいたでしょ。
あか抜けない無口な女の子が実はお化粧したらドエライ美人さんになったって事案が。
このお花だってめっちゃ可愛いじゃないですか。

ミドリエンレイソウ

実にPREMIUM。
ホントこの森はrichな気分にさせてくれるわ。

Beyond The Forest

この辺りの沢筋一帯はシダやコケ、ツル性植物の楽園になっていてねアクアリウムやテラリウムが好きなお方にはたまんないエリアだと思うわ。

王者の森の本領発揮

本来ならこんなシーンを目の当たりにすると心が静まりとても落ち着いた状態（喜多郎MODE）となるのでしょうが、私はむしろ興奮しっぱなしとなってまうねん。

あらまぁ…

うわぁぁぁ…

コレなんかヤバいんちゃう？
圧倒するブナの群れに存在感で示す栃って感じよ。

お〜っ！、おおぉぉぉ…‼‼

栃ノ心がガッツポーズ。
静かな森の中で独り言が絶えませんわ。

WATER OASIS

ちょいとここらで理性を失いハァハァしまくる心臓を静めましょう。
そすて小鳥のさえずりと心地よい響きの沢の音を聴きながらお洒落に北海道チーズ蒸しパンとコーヒーのBreakfastもいただくわ。

タケシマラン

大きな葉っぱにブランコが付いたポエミーなお花。
このお花も米粒ぐらいしかないからピントを合わせるのに老眼泣かせとなんねん。

恥ずかしがり屋の座禅草

葉っぱの存在感は抜群なのだがお花は土や枯れ葉と同色化しちゃっているのでパッと見では分かんないと思うわ。
先にも言ったけどもデカイ葉っぱが地面から出ていたら疑い掛けると簡単よ。

白山釈迦岳登場

新緑の森と清々しい青空と凛々しい岩峰のマッチングが御見事。

Billie Jean[[audio]]

光のシャワー

ウブなモミジマーク[[wakaba-mk]]でいっぱいよ。
これから益々成長して綺麗になって楽しみにしている秋の紅葉をエレガントに飾ってね。

新緑開幕

さぁ尾根上に乗っかったわよ。
やはり雪はほんのちょびっとになってもうたわね。
そすて思惑通り先週はスカスカなマープ状態だった樹々たちも今はふんわり緑のカーリーヘアーとなっていたわ。

藪と雪の急斜面

今回も曲池へ行っちゃうわよ。
降りてきましたら先週見られなかった新緑が芽吹いていたわ。
まぁコレはヨシとしよう。
だが問題は雪が殆ど無くなっており、残っている雪も踏み抜き地獄となっているので超落ち着かんのですわ。

白山ビューティフルビュー

ここはゴザ敷いて、寝っ転がって、お〜いお茶！と寛ぎたい癒し的空間なのですけども、見えない恐怖、潜む恐怖も秘めているのであまりノンビリとはしていられないねん。

決死の藪ダイバー

極力雪を拾って突き進むもそれまで雪の重みで抑えられていた木や枝が急にグイ〜ンと起き上がり幾度か強烈なチ〜ンを食らい涙する[[sweat]]。
う、うう〜…（鼻たれ号泣）。
いて〜。

小さな水芭蕉群生地

私的にはコチラみたいにちょっとした坪庭程度の水辺の群生地の方がスキだわ。

白山

このワイルド感シビレるわ〜。
森オタクはね、こういう野性味感あふれる男と森にホロっとなっちゃって、そすて口説かれるの。

新緑と藪と青空と

「ポツンと藪の中」。
こんな場所にいると人類は私だけになっちゃったんじゃないかと錯覚してしまう。
だけどなぜかそれでも居心地がいいんだなこれが…。

曲池

一人静かに野生動物となる。
ここでは裸でいてもいいような気がする。
と、思っていたら一人の女性が現れてビックリした。

MAINE VIEW SPOT

沢筋上部から眺めるアングルが一番絵になるわね。
何つってもダケカンバが良いアクセントだわ。

ニリンソウ

曲池に流れ込む沢筋では雪解けが進み、今ようやく春を迎えたといった感じ。
水辺が好きな小さな水芭蕉や沢山のネコノメソウ、そすてこの可愛いニリンソウたちも芽吹き始めていたわ。

ホクリクネコノメソウ

遅い来日となったビートルズみたいとなったけども私的には大歓迎で迎えちゃうわよ。

下山開始

とても名残惜しいがそれではシャンシャンお別れタイムとなってしまった。
いよいよ下山に掛かるがここからは尾根上までの登り返しが強いられてしまうねん。

藪漕ぎバタフライ

すんなりと尾根上へ向かえばいいのに少しでも白山VIEWがイケているポイントを探しウロウロとしてしまったわ。

[[audio]]

登山道に無事合流。
道があるってとてもありがたい事よね〜。

タムシバさん

ミネザクラさんとどっちが花期が早いのかな？と尾根上を観察していたのだけども軍配はアナタだったわ。
「初夏なのに チブリの桜は また寝坊」。

サンカヨウさん

上部のサンカヨウさんはパレード真っ盛りよん。

ミクロのランちゃん

ランちゃんが見つけられなかったランちゃん。
フフン、だけど私から逃れようたってそうはいかないわよ。

コブシ？

お花の真下に特徴的な葉が一枚。

THE 禅草

あったあった！
やはり見つけるには葉っぱ探しがKEYとなる。

森空間ライブ

コチラに差し掛かると歩がピタっと止まってしまう。
この癒し度満点の演出は喜多郎ライブそのものじゃないかしら。

運命の出来事

降りに転じると陽が射す時間も少なくなり栄えない森の中を撮影もそこそこにして淡々と降ってきた。
そすてニリンソウ群生地へ差し掛かった時にある出逢いがあった。

ミドリニリンソウ登場

ここで一人の写真愛好家さんとお会いしたの。
何だか見覚えがあるお方だと思ったら「こしのしらやまさん」でございますた。
こしのしらやまさんはお花や野鳥がとても詳しいお方でコチラに咲くミドリニリンソウの事も色々と教えてくれたの。

チラホラと咲いている

朝方に通り掛かった時には光も柔らかくお花が開いていなかった事もあり気付くことは無かったけども、彼に教えていただいて意識を高めて探して見るとチラホラとそれなりに見つけられる事が出来るの。

幸せ度満点[[audio]]

もう心はジ〜ンときちゃってる。
こしのしらやまさん、誠にありがとうございました。

試合終了

幸せをアリガトーッ！

感想

K-Miller

皆さま、こんにつは。
ご機嫌いかがかしら。

今回も昨年と同様二週連続で白山チブリ尾根の森へ二匹目のドジョー狙いに行ってみますことに決めました。
別山山頂付近は取付き開始早々からダークな雲が支配し標高を上げるに従って風が強く吹き付けてとても落ち着ける環境とは言えなかったわ。
ちなみに明日もハニーちゃんととあるお山へ繰り出そうかと思っているので今日はラクラク新緑ハイクオンリーとしちゃうわね。
今回は先週見られなかった尾根上と曲池一帯のブナ林の新緑がどうしても気になって仕方が無かったの。
昨年は豪雪ということもあったので5月第3週でも雪は残り見事な雪と青空と新緑のコントラストを楽しむ事が出来て大感動を得ましたわ。
今年もまたその感動を味わいたくて、んもうソワソワとしちゃってた次第よん。
ただね、昨年と違うのは今年はむしろ雪が少なかった年でもあるので残雪＆新緑のタイミングがマッチしなかったのね。
雪融けが早く新緑の芽吹きが遅いといったミスマッチが起きよったんですわ。
でもまぁ、先週も訪れた時にはまだ若干雪が残っていたので芽吹いていると思われる新緑とのハーモニーを期待してまた狙ってみる事といたしますたわ。
新緑の進捗具合としては思惑通りといった状況でしたが思いのほか雪融けの進み具合がマッハだったわ。
曲池一帯の斜面はもう8割以上藪に支配されとても残雪ウキウキハイクと言える状況ではなかったわ。
やっている事は難易度の高い壮絶なACTION ADVENTUREそのものだったわよ。
雪が付いているととても歩きやすくトレースも明瞭となるのであまりストレスなく楽しむ事が出来るんだけども、それが藪となると当たり前だけど道は無いわ、どこを歩いても障害物だらけだわ、進んでいる方向が分からなくなるわで何ら楽しいと感じる事はありません。
何とか少ない雪を拾って歩くにしても眠っていた木々がグイ〜ンと急に起き上がって股間アッパーが炸裂しよって危険極まりないねん。
これはマジでコエ〜っす。
おまけに踏み抜き多発でとても落ち着いてはいられませんわ。
だけどね、沢筋を降りて池の淵まで辿り着くとそこはやはり別天地なの。
沢のせせらぎの音と小鳥のさえずりが森の中をこだまし、爽快な青空と雄大な白山の眺めが感動に満ち溢れ心を落ち着かせるの。
5月の第二＆第三の週末はどこに行こうかな？なんてのが考えるまでも無くなったわ。
（ライバルの白山釈迦の道が通れるようになったら話は別だけどね）

下山時に差し掛かると白山本峰にも雲が掛かり始め陽射しが乏しくなってまいりますた。
こうなると森の彩も映えなくなりお楽しみと言えるのはお花オンリーとなっちゃいます。
今は芽吹き始めたタケシマランやザゼンソウが注目株かしら。
カツラの主がある場所まで降りてくるともう消化試合的MODEとなりつつあったが、ここでお花や野鳥に詳しいこしのしらやまさんとお会いいたしましたわ。
彼にチブリのニリンソウはミドリが多いよと教わり、それからは超お花探しMODEに展開。
意識高めて探してみると…。
仰るとおりにホントにあるのよ。
朝方も通ったんだけどその時には見つける事が出来なかったのに、不思議と「あるよ」と言われるとホントにあるのね。
もうミドリニリンソウと出会えたら気分は有頂天で目はランランよ。
ここでこしのしらやまさんと運命の出会いが無かったらミドリニリンソウとの運命の出会いも果たせなかったと思うわ。
そんな意味でも今日の日をBIGにしてくださったのはこしのしらやまさん貴方しかいないわ。
その節は誠にありがとうございますた。
このミドリニリンソウの出会いでまた来年以降の楽しみが10倍増となりますた。
来年もまた来るわよ〜。
お花大好きな皆さま方も5月第二＆第三週末のチブリの森を要チェックよん。

おしまい。