記録ID: 186161
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雪山ハイキング
尾瀬・奥利根
雷鳴の尾瀬沼・日帰り
2012年05月06日(日) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:16
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 702m
- 下り
- 695m
コースタイム
6:37分大清水→7:35一ノ瀬→8:32湧水場→9:00三平峠
→9:17尾瀬沼山荘→9:48長蔵小屋→9:53大江湿原→
10:04長蔵小屋→10:30尾瀬沼山荘→10:46三平峠→
11:09湧水場→11:59一ノ瀬→12:54大清水駐車場
■距離16.1km 所要時間6:16分 累積標高747m 下り760m
→9:17尾瀬沼山荘→9:48長蔵小屋→9:53大江湿原→
10:04長蔵小屋→10:30尾瀬沼山荘→10:46三平峠→
11:09湧水場→11:59一ノ瀬→12:54大清水駐車場
■距離16.1km 所要時間6:16分 累積標高747m 下り760m
天候 | 晴れ・雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今日の天気予報は午後より雷あり 行楽には注意が必要とのことです。 そのためかGW最終日にしては道路が空いている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
6:10分 大清水に到着。売店前の駐車場はガラガラで私の車を含めて3台だ。何度も訪れているが、初めて見る光景です。やはり原発事故の影響だろうか。ともあれ朝食を済ませ身支度を始める。今日は昨日より更に寒気が入り大気が不安定なお天気予報だ。遅くても昼までには戻る予定だ。服装と装備は厳冬期の状態だが、ワカンは車に残した。 6:37分沼田街道と奥鬼怒街道分岐 駐車場を後にした。数分で林道は二手に分かれる。前回は下の駐車場から林道に登ったのが間違いの元で、てっきり沼田街道と思い込み奥鬼怒林道を2時間近くも歩いてしまいとんだドジを踏んでしまった。お陰で尾瀬沼テン泊をキャンセルする羽目になってしまった。今日はその腹いせではないが、尾瀬沼までの日帰り山行です。 7:37分三平橋 すっかり雪が消えた林道を一之瀬まで来た。少し先の三平橋で休憩を入れた。雪解けが進み沢の水量が豊だ。ゴーゴーと凄い音だ! ここから林道と分かれ雪の登山道に変わる。雪はよく締まりどこを歩いてもよいが、ところどころ空洞になっているのでよく足元を確かめながら登る。登るにつれ木道が露出してきた。 8:23分湧水場 日が昇り日差しが強く成ってきたのでサングラスを掛けた。やがて湧水場に着いた。この時期にしては湧き水の出が悪い。どうしたことだろう・・・飲む気にならなかった。此処から急登の始まりです。標高差にして約100m。ゆっくりとした足どりで登っていくと展望が開けた。振り返ると荷鞍山と白尾山の展望がよい。先ほどの急登が一気に吹き飛ぶ。 9:00分三平峠 やがて緩やかな登りをしばらく行くと樹林帯に入る。陽が遮られ寒い。沼から下って来た単独の女性に出会う。「日帰りですか・・大江湿原には水芭蕉が咲いていましたよ」とのこと。二言三言会話を交わした。間もなく三平峠に着いた。道標の半分はまだ雪に埋まっていた。休まず先に進むと木々の間から白い尾瀬沼が一望できた。一気に沼に向け下る。尾瀬沼の淵に立つと裾野が長い燧ヶ岳が実に美しかった。湖面はまだ白い雪に覆われているが、ところどころに小さな水面が見えた。 一箇所大きな水面に逆さ燧が写っていたが、さざ波が立ち期待するほどではなかった。 9:17分尾瀬沼山荘 暫くし尾瀬沼山荘に向かう。小屋はまだしっかりと戸が立てられていた。気に成っていたお天気もよいので峠で会った女性の言葉を思い出し、早速、大江湿原に向かう。暫く湖畔の淵を歩くが、この辺り雪に埋もれ木道は全く分からない。踏み跡は無数にあるが、みな適当な所を歩いたようだ。 長蔵小屋手前で水芭蕉を観ることができた。広い範囲に群生していた。白い尾瀬沼に良く映る。早速、写真に収め長蔵小屋に向かう。 9:48分長蔵小屋 長蔵小屋に着いたが、人影がなく静かだ。昨日の泊まり客の布団が数枚干してあるのが印象的だ。その前を通り大江湿原に。 9:53分大江湿原 大江湿原で目的の水芭蕉を観賞。湿原もまだ雪に覆われているが、この時期に成ると雪解けも早い。それはそうと北西(景鶴山)方面に発達した積乱雲が、もくもくと沸き上がっていた。これはヤバイ・・・のんびりとしてはいられないぞ。急いで戻らないと大変だ。 10:04分長蔵小屋 湿原から小屋に戻ると単独の登山者がいた。見ると靴底が剥がれ大きな口を開けたワニのような状態だった。燧を登る予定で大清水を早くに発ち此処まで来たが、この始末だと嘆いていた。先端を紐でくくり応急処置をしていた。当然此処で戻る様だ。天候の状況を告げ、私は一足先に三平峠に向け歩く。 10:30分尾瀬沼山荘 雨が降って来ない内にレイーンコートを着、カメラをバックにしまい、バックにカバーを掛け万全の雨対策を済ませた。いきなり頭上で雷鳴が、いよいよ雨も降ってきた。益々悪くなってきた。三平峠を越えられるだろうか心配になった。予報より早くに崩れると思って行動してきたが、これ程早くに雷雨が来るとは・・・ 雷鳴の回数が多くなった。雨が一段と激しくなった。幸いの事は、風が無く視界が利くのでルートを外す事は無かった。標高差80m程の斜面を登り上げた。峠までは緩やかな登るになった。頭上では相変わらずピカ、ゴロゴロを繰り返しているが、光ってから数秒たってゴロゴロと鳴る。雷との距離が大分あるので少し安心した。ピカゴロでは生きた心地はしない。 10:46分三平峠 何とか三平峠に着いたが、休まず足を速める。いつ雷が近づいて来るか予測が出来ないからだ。気温は急激に下がった。手元の温度計は4度になった。白馬岳の遭難を思い出す。私のバックは厳冬期の装備だ。少し気持ちに余裕がでた。 つづら折りを下る頃には少し雨が小降りに成った。雷鳴も聞こえなくなった。スコップを持って登って来た方がいた。変な登山者だなと思い声を掛けた。すると「尾瀬沼ヒュッテの者です。「木道の雪を除けているのです。」とのことだ。此処まで気を使っているのかと思うと頭が下がった。 11:09分湧水場 湧き水場に着いた時には雨が上がった。ホッとしてバックを下ろし休んでいると長蔵小屋の前で靴を直していた方が下って来た。靴を見ると紐で縛り付けてあった。とにかく応急修理が出来たので良かった。直らなければ小屋が目の前なので対処してもらえると思っていた。桐生市からの方で毎週山に入っている様だ。以前は、よく足が攣ったが、今では克服したと言う。秘訣はゆっくり登る事を心がけている様だ。同じ悩みを持っていたと思うと親近感を覚え時間のたつのも忘れ話し込んでしまったが、暫くして先に下って行った。楽しい一時を過ごした。 11:59分一ノ瀬 私も少し時間を置いて下るが、また雨が降りだしてきたが雷鳴はない。此処まで来れば焦ることはないと思いゆっくりと下り林道にでた。これから先は雪も無く歩き安い。どしゃ降りの中、一人のんびりと大清水に向かった。 12:36分 遅い春を告げる可憐な花(名前分かりません) 少し雨も小降りになった。ふと足元を見ると可憐な花が咲いていた。里は初夏の陽気だが、此処では雪解けが進み遅い春を告げていた。雷鳴轟く尾瀬沼山行でしたが、可憐な花に心癒された尾瀬沼山行でした。 12:54分 無事大清水に戻る。 |
写真
撮影機器:
感想
忘れていたが雷は怖い。今回は幸いにも遠方で鳴っていたが、近いときの音は違う。ゴロゴロではなく光ったと同時にビシーと言う音です。更に数メートル先に落ちた時は意識を失うよ。これは小学6年夏。母と体験した。
40代半ば、登山中、やはり雷に遭遇した。このときも生きた心地はしなかった。
これから夏にかけ特に要注意の季節です。お互い気を付けましょう
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