嗚呼壮烈岩屋城址と四王寺山一周

2019年05月24日(金) [日帰り]

• GPS: 05:06
• 距離: 12.5km
• 登り: 647m
• 下り: 645m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:02
• 休憩: 1:04
• 合計: 5:06

8:51 スタート地点
9:54 10:12 岩屋山
10:36 10:36 焼米ヶ原
10:44 10:45 遠見所
10:56 10:56 大原山
11:26 11:27 鮎返りの滝
11:33 11:39 大野城趾
11:40 11:40 百間石垣
11:51 12:23 野外音楽堂
12:35 12:39 大城山
12:45 12:47 ２６番札所
13:00 13:00 国分分岐
13:57 ゴール地点

かねてから行きたかった岩屋城址と高橋紹運の墓、そして大野城跡でしたが、孫の運動会を兼ねて訪れた今回やっと実現できました。このルートを熟知されている方が多数おいでの中、報告するのも憚られますが、一応マイページの記録としては欠かせないのでupします。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

西鉄「都府楼前」下車

コース状況／危険箇所等

危険箇所無し

写真

太宰府政庁跡が混みそうだったので国分からスタートしました。

国分小へと上がっていく道の先に今日の山塊「四王寺山」が見えています。

登り口の政庁跡へ行く途中には「令和」ゆかり坂本八幡宮があります。早朝でしたが参拝客がもうちらほら。

太宰府政庁跡側登山口。

改元前の4月、孫と散歩してここまで来ました。ここから先は初登です。まずは岩屋城跡を目指して、

その名も高き悲運の戦国武将、高橋紹運の墓前。やっと来ました。大友宗麟の家老職にあり柳川藩を治めた立花宗茂の実父でも有るこの武将と出会い、九州の戦国史をより広く知りました。

「嗚呼壮烈」この文言が、433年前にここで繰り広げられた戦国末期の壮絶な戦いが偲ばれます。

それにしてもここの眺めは凄いですね、来る前の想像を遙かに超えます。

しばらくあっけにとられて。

もう一枚。

これが大野城跡の土塁ですか、

焼米ケ原、

今日は歴史散策なので花は目に入らないのですが、それでもこの時期のヤマボウシはうつくしい。

足下はすべて花崗岩ですね。

土塁が続いて、

さらに続いて、

こんなに続いて、

ふと足下にノグルミの実が、

上を見れば見事に、この先ずっとノグルミロードなんですね、ここは。

タカノツメモちらほら。もう天麩羅には遅いようで、

むむっ、これは、

やっぱり、イチイガシ！

イチガシの双門、この先イチイガシロードなんですね、ここは。

ハコネウツギもちらっと、

鮎帰りの滝でめまといにつきまとわれて、

野外音楽堂でお昼にしました。

さらに土塁は続くよ。

ここも土塁？

さて大城山を過ぎて水城、国分、岩屋城の分岐にやって来ました。次々とハイカーがやって来ます。きょうは国分に降りてみます。

これが水城口城門跡？

孫の通う国分小が見えます、明日は運動会。暑そう。

国分登山口に出てきました。緑のフェンスを開けて出入りしますが登山道は落ち葉の海で大変でした。厄介です。

ここは5丁目、2丁目まで下れば本日のゴール。太宰府は本日33.3°だったそうです。どうりで暑いわけだ。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

MISB

標高が低いのと暑さも増してきて「めまとい」に苦労しましたが、実に気持ち良く歩けるルートですね。近ければ毎日の散歩コースにもしたい所です。延々と築かれた土塁は想像以上で、今を遡ること1300年もの昔、何の動力も無い時代に人力だけで築かれたこの城跡は驚嘆です。水城と合わせて大和民族の国防の意識の高さに敬意を表します。またその920年後にその地の利を利用して築かれた岩屋城とそこに繰り広げられた戦国史は人の心を打ちます。多くの方に知って欲しい場所と歴史悲話です。