熊野古道 中辺路 小雲取越

2019年05月29日(水) [日帰り]

• GPS: 04:29
• 距離: 11.2km
• 登り: 570m
• 下り: 544m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:02
• 合計: 4:30

距離 11.2km 登り 570m 下り 560m

7:11 小口自然の家
8:40 桜茶屋跡
8:55 桜峠
10:05 10:07 百間ぐら
11:41 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

　熊野古道　伊勢路（伊勢神宮から熊野速玉大社）を踏破後、次に熊野三山を目指しました。
　この記録は小雲取越です。熊野那智大社から熊野本宮大社の間の、熊野古道　中辺路（大雲取越・小雲取越）を越えていきます。

写真

5/29 7:29

木口をスタートして、すぐの赤木川。昨日とは打って変わって晴天です。

5/29 7:34

小雲取越峠に入っていきます。

5/29 7:35

昨日雨だったので、川の水も少し濁っているようですが、それでも綺麗ですね。

5/29 7:43

綺麗な石畳の道です。

5/29 7:54

石畳階段。時々急な勾配が現れます。

5/29 8:03

赤木川を望みます。

5/29 8:32

すがすがしい、森の中を歩いていきます。

5/29 8:39

桜茶屋付近からの展望です。

5/29 8:40

5/29 8:46

桜茶屋の後は、少し急こう配があります。

5/29 9:25

「歩まねば供養にならぬ・・・」の句が、昔の人達の気持ちを表しているように思います。

5/29 9:29

あと少しで小雲取越峠です。

5/29 9:31

なぜ、ここに賽の河原地蔵様が・・・・？

5/29 9:32

もともとは、行き倒れた方々を弔ったともあります。
おびただしい数の石が積まれています。

5/29 9:34

5/29 9:52

小雲取越峠を少し過ぎたところからの展望。

5/29 10:06

比較的平坦な道ですが、がけ崩れもあります。

5/29 10:08

百間ぐら。数多くの山々が見えるところです。

5/29 10:08

180度展望できるので、少しずつ取りました。1枚目。

5/29 10:09

2枚目。

5/29 10:09

3枚目。雲と山が印象的です。

5/29 10:33

道標の、右下に伊勢路とあります。この先に、先週踏破した伊勢路とぶつかると思うと、少し、感慨深いものがあります。

5/29 10:39

日が昇ってきて、陰影がとても印象的です。

5/29 10:41

昔、茶屋に立ち寄り、茶屋の子供の名付親になった。10年後茶屋を訪ねると、美しい少年になっていた、というエピソードは、今も昔も人の気持ちは変わりませんね。

5/29 11:11

昨日もこれくらい晴れていれば、大雲取越も綺麗だったでしょうが・・・。

5/29 11:38

あと少しでゴールです。

5/29 11:40

熊野川が見えました。小雲取越の終点です。

撮影機器：

d-01J HUAWEI

感想

siwase

　前日からは打って変わった晴天で、とてもすがすがしい古道でした。
　ところどころ、勾配も急なところがありますが、全般的には緩やかで歩きやすい古道でした。
　賽の河原地蔵様や、茶屋跡の名付け親のエピソードなど、子供そのものを連想させる古道で、伊勢路でも子供自体にかかわるエピソードはあまりなかったように思います。昔は、親子での熊野詣もあったようですから、少し悲しい出来事を連想させてしまいますが、そこまでしても熊野三山は、昔の人々にとって「お詣りせねばならぬ」ことだったのだろうと、巡らせて歩きました。

　以上をもって、今回の、熊野古道「伊勢路」「中辺路　大雲取越・小雲取越」を終えます。小雲取越にあった、「歩まねば供養にならぬ」の石塚ではないですが、歩いてみると、昔の人々が熊野に神々が宿る、と考えた理由が、少しだけ理解できるように思いました。伊勢路・小雲取越は景色もいいですが、1000年以上前の日本人の思いに触れるとか、地元の温かい方々とふれあう、あるいは会社の人や家族・友人からの応援など、「修行」による解脱感も（少しだけ）味わえます。機会があれば、お勧めです。