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Yamareco

記録ID: 1878929
全員に公開
沢登り
大峰山脈

葛川本流【大峰 葛川】

2019年06月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:51
距離
15.9km
登り
830m
下り
841m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:46
休憩
1:06
合計
7:52
9:08
131
スタート地点
11:19
11:26
44
12:10
12:16
81
13:37
13:44
87
15:11
15:29
4
15:33
15:53
36
16:29
16:37
23
17:00
ゴール地点
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
田所橋バス停向かいにある広場に駐車
その他周辺情報 道の駅十津川郷 (トイレ、食事、足湯)
吉岡(2011)では橋の近くに駐車スペースということだったが、バスの転回に使われてそうだったのと、落石が見られたので、バス停のそばにあったこちらの広場を使わせてもらった。
2019年06月02日 09:08撮影 by  iPhone XS, Apple
6/2 9:08
吉岡(2011)では橋の近くに駐車スペースということだったが、バスの転回に使われてそうだったのと、落石が見られたので、バス停のそばにあったこちらの広場を使わせてもらった。
右手の急斜面からアプローチ。
2019年06月02日 09:14撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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右手の急斜面からアプローチ。
薄い踏み跡があるので、そこから。
2019年06月02日 09:15撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 9:15
薄い踏み跡があるので、そこから。
踏み跡を道しるべにしつつ、流れの音が聞こえる方向へ適当に下る。ところどころ滑りやすい。
2019年06月02日 09:23撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 9:23
踏み跡を道しるべにしつつ、流れの音が聞こえる方向へ適当に下る。ところどころ滑りやすい。
入渓点。気温15℃くらいか寒いので、右岸を伝って進む。
2019年06月02日 09:37撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 9:37
入渓点。気温15℃くらいか寒いので、右岸を伝って進む。
2条2m。泳いで取り付いて容易に抜けられる。
2019年06月02日 09:42撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 9:42
2条2m。泳いで取り付いて容易に抜けられる。
寒くてずっとは泳いでられないので、なるべく岸を伝って進んでいく。
2019年06月02日 09:52撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 9:52
寒くてずっとは泳いでられないので、なるべく岸を伝って進んでいく。
葛川本流の門構え。
2019年06月02日 09:56撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 9:56
葛川本流の門構え。
小さいが釜の大きな滝。
2019年06月02日 10:05撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 10:05
小さいが釜の大きな滝。
S字の淵入り口。最初の核心部。
2019年06月02日 10:08撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 10:08
S字の淵入り口。最初の核心部。
長さと形から先が見えず、不安を感じながらも泳いで進んでいく。
2019年06月02日 10:13撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 10:13
長さと形から先が見えず、不安を感じながらも泳いで進んでいく。
大きなドーム。水に体温を奪われ、この頃には手足は震え、顎もガクガク。
2019年06月02日 10:17撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 10:17
大きなドーム。水に体温を奪われ、この頃には手足は震え、顎もガクガク。
寒さに震えながら、抜け口に到着。流れがきつくて抜けられる自信が起きないが、とりあえず行ってみる。
2019年06月02日 10:25撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 10:25
寒さに震えながら、抜け口に到着。流れがきつくて抜けられる自信が起きないが、とりあえず行ってみる。
流されそうになりながら、滑りやすい岩にしがみついて流れを覗き込む。ここから左手に見える右岸の岩場が流れの急所のよう。
2019年06月02日 10:34撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 10:34
流されそうになりながら、滑りやすい岩にしがみついて流れを覗き込む。ここから左手に見える右岸の岩場が流れの急所のよう。
結局流れには敵わず、長淵を泳ぎ戻る。淵の入り口から右岸へ上がって高巻き。
2019年06月02日 10:41撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 10:41
結局流れには敵わず、長淵を泳ぎ戻る。淵の入り口から右岸へ上がって高巻き。
先ほどの流れに下れた。やはり、突破は手前の空間に取り付くのが良いのだろう。流れが逆巻いているので、片道きっぷになるかも。
2019年06月02日 11:09撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 11:09
先ほどの流れに下れた。やはり、突破は手前の空間に取り付くのが良いのだろう。流れが逆巻いているので、片道きっぷになるかも。
その後しばらく平凡。
2019年06月02日 11:15撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 11:15
その後しばらく平凡。
見てる分には綺麗なところなのだが、寒い、嫌だと文句を言いながら進むしかない。
2019年06月02日 11:42撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 11:42
見てる分には綺麗なところなのだが、寒い、嫌だと文句を言いながら進むしかない。
流れは穏やか、水も澄んでいる。
2019年06月02日 12:04撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 12:04
流れは穏やか、水も澄んでいる。
時より現れる瀬滝もアクセントに。
2019年06月02日 12:06撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 12:06
時より現れる瀬滝もアクセントに。
寒さに負けそうになるので、食事から熱源を得る。このあたりまでには行動食もなくなりつつある。
2019年06月02日 12:19撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 12:19
寒さに負けそうになるので、食事から熱源を得る。このあたりまでには行動食もなくなりつつある。
吉岡(2011)にあったミニナイアガラ。突破は簡単。
2019年06月02日 12:22撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 12:22
吉岡(2011)にあったミニナイアガラ。突破は簡単。
大渡を過ぎた頃に現れた淵。行動食は尽き、あとは非常食でゼリー3本。
2019年06月02日 13:55撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 13:55
大渡を過ぎた頃に現れた淵。行動食は尽き、あとは非常食でゼリー3本。
左岸に道が続いていたので、浸からずに進むことにする。
2019年06月02日 13:58撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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左岸に道が続いていたので、浸からずに進むことにする。
後半戦に入り、泳がなければならない状況はゼリーでエネルギー補給。即効性があるようで、しばらくは元気に泳げる。
2019年06月02日 14:31撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 14:31
後半戦に入り、泳がなければならない状況はゼリーでエネルギー補給。即効性があるようで、しばらくは元気に泳げる。
昼の時間帯も日差しはなく、気温も上がらない上に雨の追い討ちを受ける。ここまでくると水の中の方が暖かいのではないか。
2019年06月02日 14:36撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 14:36
昼の時間帯も日差しはなく、気温も上がらない上に雨の追い討ちを受ける。ここまでくると水の中の方が暖かいのではないか。
閉ざされた雰囲気の中に様々な淵が現れ、遡行者を飽きさせない…夏の晴れた日であれば。
2019年06月02日 14:51撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 14:51
閉ざされた雰囲気の中に様々な淵が現れ、遡行者を飽きさせない…夏の晴れた日であれば。
終わりも近くなってきたであろう。幅2mほどに狭まった廊下を泳ぐ。
2019年06月02日 14:54撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 14:54
終わりも近くなってきたであろう。幅2mほどに狭まった廊下を泳ぐ。
一の滝が見えてきた。手前の滝が急流を作っているので、必死に漕いで岸に上がる。一の滝が作る閉ざされた空間、登攀は難しそうなので高巻きすることにする。
2019年06月02日 15:02撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 15:02
一の滝が見えてきた。手前の滝が急流を作っているので、必死に漕いで岸に上がる。一の滝が作る閉ざされた空間、登攀は難しそうなので高巻きすることにする。
高巻きから見下ろす一の滝。
2019年06月02日 15:18撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 15:18
高巻きから見下ろす一の滝。
一の滝からすぐに現れるナメの廊下。赤茶色がとにかく滑り、いやらしい。
2019年06月02日 15:21撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 15:21
一の滝からすぐに現れるナメの廊下。赤茶色がとにかく滑り、いやらしい。
ナメ滝は快適。
2019年06月02日 15:29撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 15:29
ナメ滝は快適。
ここまでの閉ざされた雰囲気を抜けて、二の滝の作るひらけた空間はフィナーレに相応しい。
2019年06月02日 15:34撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 15:34
ここまでの閉ざされた雰囲気を抜けて、二の滝の作るひらけた空間はフィナーレに相応しい。
二の滝登攀は諦めて左岸を高巻く。
2019年06月02日 15:44撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 15:44
二の滝登攀は諦めて左岸を高巻く。
高巻きからの二の滝。
2019年06月02日 15:48撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 15:48
高巻きからの二の滝。
この滝を最後に、あとは河原歩き。
2019年06月02日 15:51撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/2 15:51
この滝を最後に、あとは河原歩き。
大岩の転がる川を歩き続けると橋が見えてきた。ここで遡行終了。ゆっくりしたいところだが、雨でちっとも休まる気がしないので、デポした自転車にまたがり帰る。
2019年06月02日 16:27撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 16:27
大岩の転がる川を歩き続けると橋が見えてきた。ここで遡行終了。ゆっくりしたいところだが、雨でちっとも休まる気がしないので、デポした自転車にまたがり帰る。
雨の中、震えながら自転車を漕いで車に戻る。実に余裕のない遡行だった。
2019年06月02日 16:54撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/2 16:54
雨の中、震えながら自転車を漕いで車に戻る。実に余裕のない遡行だった。

感想

この夏に計画している芦野瀬川を想定しての遡行第1回目。泳ぎの沢は経験が少ないので、集中的に泳げる大峰の葛川にしました。
こないだの三舞谷が暖かく、もうコンディションとしては十分と思って挑んだのですが、久しぶりの雨男を発動して、気温も上がらず雨の中、常に水を纏った状態で凍えての遡行になりました。あーあ。

最初のS字長淵が最大の核心となり、ひたすら泳いだ先に、規模は小さいが爆流が待ち構え道を阻みます。水量は決して多くはないことと思いますが、泳力と経験が足りず。結局また泳いで戻ることとなり、体力と精神力をかなり減らされました。

その後も水に浸かる時間が長く、また上がっても気温も上がらず、手足は痺れ、頭痛も少し出てきました。大渡では、遡行中断をまじめに考えました。このまま進んだら、そのうち身体が動かなくなるんじゃないかと。そうした不安に対して、どうしてこう、論理的でない解を出してしまうのが悪い癖で、「苦しい状況だけども、まだ限界点ではない」という直感が勝ってしまいました。あーあ。

あまり浸からない、最小限のかつ谷中を進む戦略的なラインを見出して、進みます。その後の判断は一つ一つが冴えていました。生存本能でしょうか。やりきれなかったところはいくつかありましたが、今の自分は出し尽くしたかなと思える、良い遡行になりました。またやります、晴れた暖かい日に。

今回、いくつか検討すべき課題がでたので、これから少しずつ消化していくことにします。

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