フラワー・トレッキング「八ヶ岳：南部馬蹄形縦走」

2019年06月08日(土) 〜 2019年06月09日(日)

コースタイム

【6月8日】
美濃戸8:40→（北沢）→10:31赤岳鉱泉11:00→13:42硫黄岳→14:20硫黄岳山荘
【6月9日】
硫黄岳山荘5:40→6:30横岳→9:08赤岳→10:33行者小屋→（南沢）→13:15美濃戸

天候

8日：曇時々小雨、夕方晴れ
9日：曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・登山道：アイゼンは必要なし

写真

6/8 8:35

【6月8日】
さて、出発です。日差しは有りませんが、降らないだけまし！

6/8 9:35

大ぶりの花のスミレ。

6/8 9:52

キバナノコマノツメ
湿った草地に生えているし、6月の今が最盛期。
ヤツガタケキスミレは稜線の砂礫地を好み、開花も6月末から7月。

6/8 10:31

赤岳鉱泉着。アイスキャンデーは役目を終了。

6/8 12:25

ヒメイチゲ。はかなげな風情。陽光が当たらないと花を開かない。

6/8 12:46

稜線間近か。でもガスで展望セロ。

6/8 12:50

赤岩の頭付近で一休み。

6/8 12:57

コケモモ。今にも開きそう！
ガンコウランと混生している事が多い。

6/8 13:15

コメバツガザクラ。本当に、お米の形の葉っぱです。

6/8 13:25

キバナシャクナゲ。開花のエネルギーを秘めて。

6/8 13:27

ポンと音をたてて、今にも開きそうなキバナシャクナゲ！

6/8 13:32

この岩峰が見えると・・・→

6/8 13:42

・・・→横岳山頂。
相変わらず視界無し。

6/8 13:48

ミネズオウ。
私はこの花を見ると、コンペイトウを連想してしまいます。

6/8 14:03

コマクサは、未だ。

6/8 18:43

夕方、ガスが取れて視界良好に。こちらは清里方面。

6/9 5:43

【6月9日】
今日も、粉糠雨。展望無し。
イワウメ。びっしりと岩の隙間を埋め尽すように。

6/9 5:45

今日の行程は岩稜帯の通過が主。2〜3歩先の状態を読みながら歩を進めると効率よく安全に歩けます。

6/9 6:12

雨にも曇にも負けず、花開くキバナシャクナゲ。

6/9 6:30

横岳到着。この付近からお花の種類が多くなります。

6/9 6:45

イワヒゲ。太陽が当たればすぐにでも開きそうです。

6/9 6:48

コメバツガザクラ。おちょぼ口が可愛らしい！

6/9 6:52

オヤマノエンドウ。
今年は花々の開花が遅れている中で、一際鮮やかです。

6/9 6:54

ウルップソウ。茎近くの1〜2輪が開きそうですね！

6/9 6:57

登山道の淵飾り。キバナシャクナゲ。

6/9 7:00

貴女に会いに来ましたよ！
ツクモグサ。太陽光が無いのですぼんだまま。

6/9 7:05

2種類の花です。
左は、コメバツガザクラ。
右は、ウラシマツツジ。秋になると葉が見事に色づきます。

6/9 7:16

ツクモグサ。横向きも可愛らしい。びっしりと産毛に覆われて。

6/9 7:20

足元にも、お花にも目を配りながら歩くので、忙しい！

6/9 7:22

ミヤマキンバイ

6/9 7:26

なにかを待ち望んでいるようですね。

6/9 7:34

私と同じ、5人兄弟。

6/9 7:38

ツクモグサの乱舞。
ロープの中に足を踏み入れて撮影している人が居ました。恥ずかしいですね。

6/9 7:50

厳しいトラバースの仲間達。

6/9 7:54

低灌木。ハンノキ属の「オオバヤシャブシ」だそうです。
kazikaーGさんから教えて頂きました。

6/9 7:56

見事な自己相似形。イワベンケイ。
繊細な黄色の花手毬を咲かせるけれど、今は未だ。

6/9 7:57

チョウノスケソウも、まだ蕾。

6/9 8:47

東面には、未だ残雪。

6/9 9:08

赤岳山頂。
さあ、此処から岩稜帯の激下り。気を引き締めて降りましょう。

6/9 10:19

激下り〜トラバース〜階段　とこなして樹林帯へ。
木の階段の一つ一つにこのマーク。「整備資金提供をしてますよ。」とPR。商魂たくましい。

6/9 10:25

地味だけれど、苔だって美しい。

6/9 10:33

行者小屋到着。ガスが取れて、大同心〜小同心が見えてきました。

6/9 11:38

南沢沿いの登山道。キバナノコマノツメの群生。

6/9 12:39

シロバナエンレイソウ。周りに花をうなだれるミヤマカタバミ。

6/9 12:51

今回のお目当ての一つ、ホテイラン。
正面から見ると、ちょっと不気味。

6/9 12:52

横から見ると、こんな。茎から離れたら、飛んで行きそうですね！

6/9 12:54

稜線の花は、あと10日くらい過ぎてからの方がよさそうでしたが、お目当てのツクモグサとホテイランを堪能できたフラワートレッキングでした。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

感想

mizuki

・2016年11日~12日に、「杣添尾根〜赤岳〜県界尾根」のルートで、稜線の花々に会いに出かけた。お目当てはツクモグサ。でも、既に終盤に差し掛かっていて、新鮮な個体は見られなかった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-888344.html

・もう一度、生気溢れるツクモグサに会いたいと思い、出かけた。
・今年は4月〜5月初旬に降雪が有ったからだろう、3年前と同時期なのに、ツクモグサは今が旬。
・日差しが無かったので、すぼんだままだったが、綿毛に包まれた赤子の様な可愛らしい姿がそこかしこに。
・ただ、他の花々は未だ未だ。最盛を迎えるのは、10日ほど後になるだろう。
・下山口手前で、ホテイランにも出会えた。昔は行者小屋下にも咲いていたが、今は見られなかった。
・この花は、一見、森の妖精風だが、正面から近づいて見ると不気味な感じがする。蘭科独特の複雑なフォルムだからだろうか・・・。

コメント

柚

ガスガスの中…
お疲れ様でした。
ツクモグサや様々なお花がたくさん咲いていると、ガスガスでも嬉しくなりますよね。
それにしてもさすが！mizukiさんはお花の名前、詳しいですよね〜。

mizuki

Re: ガスガスの中…
chaco_chanさん、今、この前にメッセージを送ったばかり！
行き違いだったね！

ガスの中で展望が全くないから、足元ばかり見て歩いてました。何も拾えなかったけれど、咲いているお花はしっかり見てきました
お花の名前は耳学問！
時々思い込み間違いをしてますよ 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki