三草山（加東市）の「狼岩」をめざせ！！

2019年06月16日(日) [日帰り]

• GPS: 06:11
• 距離: 11.9km
• 登り: 728m
• 下り: 711m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:49
• 休憩: 1:20
• 合計: 6:09

9:04 三草山登山口
10:44 11:12 狼岩
11:26 11:26 天狗岩（三角点）
11:28 11:54 天狗岩
11:55 11:55 天狗岩（三角点）
13:44 14:05 三草山（播磨）
14:37 14:37 277m峰
14:59 15:04 193m峰
15:13 三草山登山口

神戸新聞に取り上げられた「幻（！？）の狼岩」。
冒険心をくすぐられる、ワクワクする記事です。
私たちも、早速探しに出かけましょう！！

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三草山登山口駐車場。37台駐めれます。トイレあり。

コース状況／危険箇所等

下久米から狼岩へのルートはマイナールート。
微かな踏み跡あり、赤ペンキ等によるマーキングあり。ルートファインディング必須ですが踏み跡を外さないよう進めば尾根に出ることが出来ます。
狼岩、天狗岩ともに絶景ポイントですが、滑落するとタダでは済みそうにないので、足元に十分注意して下さい。

写真

事の始まりはこの新聞記事から（出典先：神戸新聞 (H)
https://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201905/0012362490.shtml

6/16 8:58

三草山登山口駐車場にやってきました。水洗トイレ完備、東屋付きです。人気のお山で、駐車スペースは半分ぐらい埋まってました (H)

6/16 8:57

トイレ前の登山道概念図、判りやすい！　でも道は判らない！(^^ゞ (H)
そして、それがおもしろい！？（t）

6/16 8:57

天狗岩と並んで狼岩が掲載されています。今日のミッションはここに辿り着くことです (H)

これは5年前に、この駐車場の東屋で無料配布されていたのをいただいた地図です。
大事に自宅保管しています。
これには一般的なガイドブックには載っていない情報がいっぱい。
今回も一部ルートを参考にさせてもらっています。（t）
この地図を参考に作戦会議、狼岩へは麓（アンクルトムズキャビン）から登ることに決まりました (H)

6/16 9:03

堤を斜上する道からスタート。それなりにキツイ (H)
イラスト地図看板には載っていないけれど、「昭和池コース」の起点です。（t）

ほらね、公認コースのようです。（t）

朝の昭和池。(t)
たぶん、岩と青空撮ってます (H)

6/16 9:11

これじゃないでしょうか (H)
一枚岩がどど〜んと広がっていました。（t）

6/16 9:16

道端にササユリが咲いていました。ここからしばらくは散歩コースです (H)
わぁ＾＾（t）

池のすぐわきを歩きます。
お散歩にちょうどいい感じ。(t)

6/16 9:21

絵になる風景です。あと白い帆のヨットが欲しい (H)
海みたい！（t）

ここからはコバルトブルーが楽しめました。(t)
いろんな表情を見せるステキな池でしたね (H)

6/16 9:28

池と離れ、鹿野コースに進みます (H)

6/16 9:31

ショートカットコース入口にあったケルン。1段積み上げときました (H)
v(￣Д￣)v （t）

6/16 9:33

木漏れ日きらめく緑豊かなコースです (H)

6/16 9:43

鹿野コース入口に下って来ました (H)

6/16 9:53

一旦車道に出て造成地跡に向かいます。寂れたイメージを演出する芸の細かいmakiさんです (H)
背中を丸めて、トボトボ歩いてみたのですが・・・（t）

バブル期に造成されたであろう宅地区画も、いまやソーラーパネルのひな壇に。(t)

6/16 9:56

ソーラーパネルの上に見える岩壁が「狼岩」かな？ (H)
あ、岩っぽい部分が確かに見えます！（t）

6/16 10:01

舗装路が終わる辺りに赤リボン発見。尾根を目指すにはここしかなさそうです。なおアンクルトムズキャビンは倒壊・薮に埋もれていました (H)
えぇっ、あのあばら家がアンクルトムズキャビンだったの！？
名前は立派ですが、今や掘っ立て小屋にすら、見えるかどうかでした。（t）

6/16 10:01

入口の薮を突っ切ると、細い踏み跡を見つけました (H)
「あっちへ、なんとなく続いてるよ。」（t）

樹の幹につけられた赤いペンキと、赤いリボンがずぅっと導いてくれました。
この赤い印を追っていけば、狼岩へつながっています！(t)

「ええ道、付いてるやん？」と私が言えば、
「それは、makiさん基準でしょ？一般の人にとってはどうだかねぇ？」とHam0501さん。
まあ、そのレベルの踏み跡でした・笑(t)

この時期でも、下草が生い茂っている部分はあまりなかったです。
（シダは良く茂っていました！）(t)
つまり、makiさんにとってココは薮こぎには相当しないそうです (H)
(;^ω^)（t）

ここ、赤い目印から外れてしまったポイントです。
最初左へ登ってしまいました。
歩きやすい踏み跡は右でした！(t)
確認のため引き返し、トレースがループになっている箇所です。探究心旺盛なmakiさんならではですね (H)

左へ90度折れるポイント。
岩に赤い矢印が書かれています。
消えかかっているので、左向きの矢印だと気づきにくいかも。(t)

なんとなく、踏み跡あり。(t)
ハイ！何となくですが... (H)
あはは・・・（t）

テープの右側がルート。
ハッキリと、道、ですよね？(t)
ハイ！ makiさん基準ではハッキリとした道です (H)
だはは・・・（t）

赤ペンキの左側がルート。
なんとなく、道、ですよね？(t)
ハイ！　私にもハッキリした道に見えてきました (H)
よっしゃ〜v(￣Д￣)v （t）

この程度の藪はあります。(t)
この山のシダは高くならない種類の優しいシダでした (H)

赤い印と薄い踏み跡を追いかけます。(t)

6/16 10:34

トップを入れ替わりながら進みます (H)
昨日の大雨で、シダはびちゃびちゃ。
ズボンもひざ下がずぶ濡れです・涙（t）

稜線に出ました。
Ham0501さんが見つめる先には・・・（t）

6/16 10:36

天狗岩！！ (H)

おや？
ピンクシャツのクライマーさんが登頂中です。
せり出している部分にのってますね？
すごいなぁ！！
無駄だと分かっていて、大きく手を振ってみました・笑（t）

6/16 10:42

makiさんの背中で泳ぐ黄色いマスコット (H)
アヒルちゃんだよ〜ん♪（t）

この赤いマーク3連チャンが、狼岩へのアプローチの印！！ (t)
ここ重要ですよー。この後しばらくシダ薮を進むと、 (H)

狼岩と思われる地点に到着！！(t)
やったねー (H)

6/16 10:50

狼岩、GETだぜ〜〜！！
表情はきっとドヤ顔風（t）

6/16 10:51

東経135°子午線に沿って、雄岡/雌岡山、明石海峡大橋（原画で何とか確認）、淡路島と続きます。
この後、東にも岩がないか探索することに (H)
私一人できたら、ここで満足してしまっていたと思います。
もっと素晴らしいポイントがあるとは知らずに・・・（t）

50mほど進んだ所に大きな岩場がありました。先ほどの岩場が狼岩と思ってましたが、こっちの方が大物感あります (H)
そうなんです。
こっちの方が、断然迫力のある岩場でした。
クライマーHam0501さん、あんなに端っこまで行きました。
心臓がシュワ〜ッとするぐらいの高揚感がないと、物足りないんですって！(t)

狼岩は、巨大な岩の広がりでした。
これらの岩をまとめて「狼岩」と呼ぶのかな。
この位置に立つと、「狼」には見えませんね。
きっと、遠くから見たらそう見えるのね。(t)
帰り道、狼岩見える所に立ち寄りましょう！ (H)
そうしましょう。（t）

6/16 11:04

もちろん眺めも最高！　先ほどの岩からは見えなかった三田の山（羽束山、大船山）も一望出来ました (H)
すてきすてき！！（t）

6/16 11:04

南にはゴルフ場。あの辺りからココを眺めてみたいよね (H)
下山後、寄り道決定！！（t）

さらにがけ下を覗き込んだりして。
どんな心臓してるねん！？
度胸があるのかな！？
すごいですね〜〜〜。パチパチパチ(t)
リクエストしたのは誰でしょう？ (H)

6/16 11:09

高所恐怖症のmakiさんですが、この景色を見ないとね (H)
楽しめました＾＾（t）

6/16 11:11

足元の岩の地衣類も立派。貫禄ありました (H)
模様がきれいでした。（t）

6/16 11:18

狼岩を堪能した後は天狗岩を目指します (H)

道中、「四等三角点・天狗岩」を忘れずチェック！！。(t)

6/16 11:30

天狗岩に到着 (H)
こちらも、良い眺めです。（t）

天狗岩も登っちゃうよ〜V(t)

6/16 11:37

そしてmakiさんも仙人の境地へ (H)
六甲の帝釈堰堤の次に怖かった・笑（t）

6/16 11:56

「天狗岩・狼岩」の道標から、周回コースに出ました (H)
「ほら、看板にも狼岩って書いてあるよ。みなさん、行ってみてね！」笑（t）

6/16 12:10

三草山山頂へあと少し... (H)

6/16 12:16

ですが、ここからmakiさんご提案のジグザクゴースに突入 (H)
わざわざいったん下って登り返し、それから山頂を踏んで下山しま〜す。（t）

6/16 12:16

まずは炭焼窯跡コースです (H)
私のイチオシコースです。
川沿いを歩く水分たっぷり、しっとりコースです。
やや、不明瞭個所もありますけどね。（t）

6/16 12:23

最初に現れた炭焼窯跡。その後も沢山ありましたが紙面の関係上割愛 (H)
苔むす石積みがきれいです。（t）

このコースの特徴は、「炭焼き窯跡」と「渡渉」です。
何回渡渉したかも忘れるぐらいです。(t)
下流に行くほど水量が多くなりドボンに注意σ(^_^) (H)

6/16 12:34

makiさんイチオシのナメ。この沢は滝こそありませんが河床がとてもきれいでした (H)

平らな岩上を、滑り落ちていく流れ。(t)

滑滝さん、おじゃましま〜す＾＾(t)

浅いところはちゃぷちゃぷと。
楽しい＾＾(t)

流れと一緒に歩いていきます。(t)

渡渉ついでに、かわいい滝（落差20cmほど）を愛でています。(t)

元気すぎる水しぶき。
キラッキラ＾＾(t)
日が差し込むと、沢が生き生きしてきました (H)

木漏れ日が差し込むと、やさしいグリーンの世界です。
（注：Ham0501さんも「やさしいグリーン」に含む）（t）
いつもの保護色カラーです (H)

6/16 12:57

この堰堤で炭焼窯跡コースも終了（さらに下ると昭和池に出ます）。斜面をトラバースして古道コースに向かいます (H)

6/16 13:02

三草古道コースの始まりです (H)

6/16 13:04

斜度一定の登り道。ぐんぐん登れるはずがなかなか高度を稼げない (H)

6/16 13:13

露岩地帯に出ました。視界が開けホットします。山頂どれかな？ (H)

6/16 13:22

振り返れば昭和池。水上バイク4台が気持ち良さそうに走ってました（アカンのとちゃう？） (H)

6/16 13:41

そして尾根道に合流 (H)

出てきたところには、古くからの道標も健在。(t)
心のこもった道標です。ありがとうございます (H)

山頂に着きました！！ (H)

6/16 13:48

ハイカーに愛される三草山。山頂は家族連れなどで賑わっていました (H)

6/16 13:45

方位盤。山の同定を試みます。最遠はここには載ってない小豆島星ヶ城山。約80kmです (H)

登頂記念スタンプが箱に入っていますよ。
毎月、スタンプの絵柄が変わります。(t)

6/16 14:10

いつの間にか頭上に黒い雲。急いで下りることにします (H)

6/16 14:28

三草コース。下りで使っても気持ち良い尾根道ですね (H)
このコースは下りに使うと、昭和池がだんだん近づいてきて楽しいです（t）

6/16 14:37

振り返ると黒い雲はどこかに行ってました。山頂にちょこんとシンボルツリーが見えます (H)

6/16 14:54

帰りがけの駄賃として193m峰に立ち寄りました。気は元気なんですが、脚が登りを嫌がってました (H)

6/16 15:04

この眺めも悪くないですね (H)
池面を横から眺めるのは新鮮でした。（t）

6/16 15:09

最後まで歩きを楽しまさせてくれる山でした (H)
ザレを下ったらゴールはもうすぐ。（t）

下から振り返って、見上げてみました。
最後の一山、あそこを超えてきましたよ。(t)

細い道を抜ければ、ゴールの駐車場です。
お疲れさまでした！(t)

6/16 15:43

オプション！
下山後、狼岩を麓から眺めようと試行錯誤しました (H)
右上に見えるのは見えていますが、新聞記事（最初の画像）のようなカッコイイ写真が撮りたくて、うろうろしました・笑（t）

狼岩遠景。
あそこに見えてはいるんだけどなぁ。
ここからの眺めでは、狼の形の岩にはみえないなぁ。(t)

6/16 15:46

3倍ズームでは迫力不足 (H)
大きな岩がせり出しているのはよくわかりますね＾＾（t）
結局、新聞記事を越える写真は撮れませんでした。さすがはプロですね (H)

感想

takatukimaki

5年前。
ネットで狼岩の存在を知って単独トライしてみましたが、行きつくことはできませんでした。
今回は偶然にも、Ham0501さんからこの話を持ち掛けてもらい、喜び勇んで出かけました。
そしてマイナールートの経験と知識が豊富なHam0501さんのおかげで狼岩へ到達できました。
ありがとうございます！

この時期、南側麓からの狼岩アタックは「猛烈な」藪漕ぎを覚悟して出かけました。
でも「ほどほどの」藪かき分け、程度でしたよ。
5月に新聞記事が載ってから、どなたかが歩きやすく下草を払ってくれたかな？
それとも歩く人が増えたから！？（まさかね・笑）
赤いテープやペンキのおかげで、不安なく歩けたことも良かったです。

Ham⭐

新聞で見かけた「三草山の狼岩を探せ」の記事、いつか訪れてみようと切り抜き置いていました。
takatukimakiさんはもっと前から狼岩を狙っていたそうです。
となれば話は簡単で即席探検隊を結成！
東屋での作戦会議どおり、下からのアプローチで狼岩に達することが出来ました。
狼岩は天狗岩よりスケールはでかく眺望も最高でした。
こんな絶景ポイントがほとんど知られることなく、薮に眠っていたとは驚きです。
ルートファインディング必須の難関？コースですが、薮漕ぎは予想していたほどでなく（薮漕ぎの基準は人それぞれです）、天狗岩に飽き足らない方はぜひ訪れて欲しいと思います。
また、途中下った「炭焼窯跡コース」もきれいなナメが続くいい沢でした。
これら珠玉のマイナールートに訪れることが出来、楽しく充実した一日でした。
同行いただいたtakatukimakiさん、また狼岩に関する情報を提供いただいた先達の方々、ありがとうございました。

コメント

andounouen

takatukimakiさん こんばんは！ Ham0501さん はじめまして！
狼岩探検隊！見入ってしまいました！
冒険にワクワクしましたよ。
近くに富士の名の付く藪山があり色々調べて藪の少ない冬に出かけたらハイキングコースに生まれ変わってずっこけたのを思い出しました。
狼岩の全容解明おめでとうございます🎊
お疲れ様でした！

takatukimaki

Re: takatukimakiさん こんばんは！ Ham0501さん はじめまし...
andounouenさん、こんばんは。
コメントをありがとうございます！
マイナー大好き、探検大好きのandounouenさんなら、この楽しさが分かってもらいると思ってました
ハイキングコースももちろん楽しいけれど、冒険探検は、もっと楽しいですよね。
andounouenさんはご当地富士山探検、ちょっと出遅れてしまったのですか
惜しかったですね
この山域も最近整備されたのですが、狼岩周辺だけは手つかずで残っていたんですよ
藪漕ぎも、快適ハイキングも、両方楽しめてお得でした

Ham⭐

Re: takatukimakiさん こんばんは！ Ham0501さん はじめまし...
andounouenさん、はじめまして
茨城県にお住まいなんですね。
レコ拝見しましたが、知ってる山ありませんでした (^^ゞ
いくつになっても探検は面白いものですね。
しかも同じ志を持つ仲間と目的達成出来たので充実感もたっぷり得られました。
富士山の見えない兵庫県ですが、○○富士はいっぱいあります。
△△アルプスもそれに負けないほどあります。
有名な名前が付くと、地元がほっとかないのかもしれませんね

olddreamer

こんばんは Hamさん bbさん
お疲れさまでした
播州の山はまだ歩いたことがありませんが面白そうなコースですね

前に　さるいし　に出会いました
立札までありましたが、どこからどう眺めてもサルには見えなかったことがありました

狼岩は狼に見えるアングルがあるのでしょうか　見つける楽しみが残っていますね

takatukimaki

Re: こんばんは Hamさん bbさん
お師匠さん、コメントをありがとうございます！
播磨の山はいいですよ。
地元の方に愛されている山が多く、歩かせてもらうと心がほっこりします
狼岩はね、でっかすぎました・笑
ガリバーの上に乗っかった小人の気分でした。
狼岩の上にいるんだけど、狼のどの部分に立っているのか、全然わからなかったです
さるいし、気になります。
はげ落ちたリス君看板にリス君を見ることができる、リス君クラブ部員さんなら、心の眼でさるが見えるのかな？

Ham⭐

Re: こんばんは Hamさん bbさん
olddreamerさん、こんばんは
takatukimakiさんが仰るように播磨地方には個性的でいい山がいっぱいです。
各地に△△アルプスがあります！（個性的でないですね）
狼岩、狼らしいアングルがないか下山後に探したのですが見つかりませんでした。
今度行くなら、麓をぐるっと回って見ようかと思っています。
ただ新聞記事には、「昔、狼がそこにおったからかもしれん」との地元の古老の話があるので、最後の逃げにとっておきます