中川川水系 マスキ嵐沢
コースタイム
23:00新松田駅集合=買出し後、丹沢湖北面道路沿い「千代の園地駐車場」(幕)
9/18(土)
7:00起床 FIXロープ通過技術の確認後車移動
9:00大滝橋−9:45マスキ嵐沢入渓点10:00−(3班行動)−
(以下1班の行動)
14:00稜線(沢行動中の待機時間合計約1時間以上あり)
14:30下山開始−一軒屋避難小屋北尾根−15:30登山道−
16:00マスキ嵐沢入渓点−16:45大滝橋
(最終3班下山は20:30西丹沢自然教室 ※途中遅れ気味のため一般道にルート
変更をさせた。)
以下2班・3班のコースタイムです。
9:00 大滝キャンプ場出発
9:50〜10:00 班毎に5分間隔を空けてマスキ嵐沢入渓点を出発
(以下、おもに2・3班のタイム)
10:00 最初の3m滝→水流を登るナメが続く
4m滝→まとやんリード
10:30 F1・2段7m→フリーで通過
F2・2段6m→釜で泳ぐ崇高な人々・ここで雨が降り出す
F3・2段15m→マスキ嵐の核心?(市販の遡行図では)
下段はフリー
上段はザイルを出すが皆なんなく通過
11:15 F5・5m→左岸を巻く(この辺りから寒く感じて来た)
12:30 チョックストーンのあたりで一本(まだ雨)
13:00 二股→水が涸れる
13:45〜14:30 最後のF7(本核心と思われる)をリードまたは
フィックスなどでそれぞれ登る(雨〜!凄く寒い!)
14:50 尾根に出る・沢靴のみ解除
15:10 読図講習開始
(ここからは3班のみの記録)
16:30 1079mピーク
一般道を見つけて西丹沢自然教室に向かって
歩き始める
(17:15 2班が大滝キャンプ場に到着)
17:30 ヘッドライト点灯
19:00 一本
19:10 一本終了し出発
20:30 自然教室に到着〜♪みんなとの感動の再会
&シッポナとの出会い♪
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年09月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<成果> ●沢登りというものは、パーティメンバーの遡行技術、リーダーのルート開拓力 により大きく遡行時間がずれ込むことを、参加したメンバーは肌で感じたの ではないか。 −→今後も参加メンバーの力量を考慮し、計画は最悪の時間で行う −→沢登りは楽に感じる人とそうでない人がいる。これは生来のバランス力による。 とにかく山をまずは歩きなれることが大事。そしてクライミング能力。 ●思わぬ夜間歩行の実体験ができた。経験した4名には今後の糧になると思う。 ●危うく餓死するかもしれない子猫の人生を救った。 本来なら見捨てて帰ってしまうところだが、やはりしつこいくらいに 「僕を見捨てないで」と媚びることは大事だ。 ●何といっても無線は必要不可欠だ。とても役に立った。 遡行グレード:1級 |
ファイル |
非公開
190.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
感想
イッシーです。
大変遅れましたが、9月18日の初沢の感想です。
今回行かれなかった方へ、少しでも参考になれば幸いです。
9/18 9:50頃 モミゾ嵐沢入渓
期待半分、怖さ半分の気持ちで歩き始める。
きれいないナメを歩き、F1(2段7m)につく。いきなり失敗をやらかす。
自分がインドアCはやっているが、
自然壁初めて、という事を事前にnohzakiさん、tunaさんに伝えていなかった。
岩トレ2回とも、台風で中止になったため。
F1からザイルをだしてもらう。
F3(2段15m) 11時前から雨が降り出す。下部は水流の中を通った。頭上に
シャワーを浴び、入渓して始めて寒さを感じた。左足のフリクションが確実にかから
ず、梶さんにかかとを
支えてもらう。上部は水流の右を通りクリアする。
F4(2段9m)のスラブ上滝。全体が滑りやすい。真ん中ルートか、右ルートを通
るか迷っていた。フリクションが甘く、スリップ。ザイル確保があったので事なきを
得た。
冷静に周囲を見ると、右斜め上にスタンスがあり、どうにか登れた。
F7 10mの涸れ滝。ほぼ垂直壁で、ホールド、スタンスは多数。
ただ最後、突き出た大岩が難関。僕(161cm)の胸近くで突き出ている。
指を掛けられるホールドが見つけられない。左足もフリクションが上手くかからな
かった。
結局、cateさんのスリング+tunaさんのザイルで、引き上げてもらう。
ううっ、cateさん、tunaさん、有難うございます!
15時近くで権現山入り口の尾根に到達。登山靴に履き替える。
読図をしながら、6月読図講習で登った避難小屋北尾根を下り、大滝キャンプ場へ戻
る
予定だったが、思いもよらない事態が待っていた・・
プチ・カモシカ山行の始まりです!
読図講習のため、一緒に行動していた2班・3班が別れる。2班が先に出て、
5分遅れで僕ら3班が出発。
3班は、正規ルートから外れてしまう。
結果から話すと、山林管理道(エアリアには記載されている)
に迷い込んでしまいました。
6月読図講習の際、聞いたことはあったが、分岐点がはっきりしていなかった。
非常にもろいザレ場が続き、気づいた時は、元に戻るのも危険と判断し
先に進むことになりました。
今度は、北尾根の稜線を通りすぎてしまったもよう。
CL nohzakiさんが稜線を登り、北尾根の稜線を発見。
稜線を詰めていく。1079ピークと権現山方面の分岐点を見落とし、1079ピー
クまで
登ってしまった!
6月に通ったのに、またやってしまった!
(注:ルート経験者は、僕だけです・・・)
16:30を過ぎ、周囲が暗くなり始める。
KAMOGさんの指示により、西丹沢自然教室に下る決定になる。
西沢・権現山分岐点の少し手前に、山林管理道の分岐点を発見。
1079ピーク側から歩いてくると、管理道の入り口は小さな丘の裏にあり、気つか
ずに通り過ぎる可能性が高い。6月講習で気づかなかったのも納得できた。
逆に、権現山方面から歩いてくると、1079Pに向かう道は、木の裏に隠れて気づ
きにくい。
パッと見明らかな道は、管理道への道であった。
17:30 ヘッデン点灯
足元を照らしながら、慎重に下り始める。
nohzakiさんから、「ヘッデンを手に持ち、足元を照らすように」と指示をうける。
なーるほど、確かに見やすい。もちろん危険箇所では、頭に装着。
西沢への道は、前半は傾斜は緩いが、後半がきつい。
十分注意しながら降りていく。川の音が大きくなり、
見覚えのある河原にでた。テーブルで小休止。
cateさんのドUP写真激写!
PM7:10出発
nohzakiさんいわく、ルート探しが難しいと言う。実際その通りだった。
周囲は月明かり無しの真っ暗、ダダッ広いため、
直進するか、徒渉すべきかの判断で、苦労されていました。
にしても、nohzakiさん右足捻挫してて、あのスピードで歩けるんだ・・
とても追いつけん・・
4箇所、橋をわたりましたが、
3箇所目で、僕が丸太を踏み抜き、右足沈!
前回といい、足を突っ込む運命なのか・・
cateさん、片側壊して、ごめんなさい!
ヘドロ池の堰堤を越えた辺りで、KAMOGさんに迎えてもらい、
「無事に帰ってこれたなー」とやっと一安心。
初沢&初夜間歩行と、緊張しっぱなしの一日が終わった。
・反省点
・歩行中、クライミング中のバランスが不安定 ->山行経験を増やして、一般登
山道をがしがし歩けるようになる
・読図・コンパス使用法があやふや −>日頃からコンパスに触れ、慣れる。
・沢の水でうがいしかけた −>僕ではないが犠牲者1名。3日間寝込む。
最後に、下山遅れで迷惑掛けた1・2班の方々・面倒を掛けた3班の方
有難うございました。
自分の弱点を認識でき、予定外の夜間歩行ができ、
とても有意義な山行なりました。
P・S 時期も時期ですし、今年はもう沢に行く気は無いので、ご安心を(^^
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