この夏は曙草(あけぼのそう)が楽しみな裏山散策

2019年06月25日(火) [日帰り]

• GPS: 05:29
• 距離: 19.4km
• 登り: 305m
• 下り: 315m

コースタイム

曙草は東京都多摩地区では絶滅危惧IA類(CR)に指定されているのでコースに生息地は含めていません

天候

晴れ

アクセス

自宅から徒歩での周遊の為公共交通機関などの利用はありません

写真

今日は諸用で遅い出発です　ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)は咲き立てのこの時期が一番綺麗かも知れません

今年の半夏生の日は7月2日　ハンゲショウは半夏生の頃に花が咲くからとする説と葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが「半夏生」となったと言う説があるそうです

クレソン　別名オランダガラシ(オランダ芥子)　長沼公園で蛍が生息する小川に自生しています

ミヤコワスレ(都忘れ)　クレソンの自生する小川の上流にひっそりと咲いていました

オオバコ(大葉子)の葉と良く似たアケボノソウ(曙草)の葉　今年は自宅近くでアケボノソウの花を見れそう！！！

こんな花が咲いてくれないかな... (2013年10月3日 御嶽渓谷で撮影)

アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)　長沼公園の殿ヶ谷の道に広がる草むらを黄色く染めていたこの花を目当てにしていましたが今年は殆どありません

アラゲハンゴンソウは北アメリカ原産の帰化植物でどうも嫌われ者の様です　自然保護団体の方々が駆除された様です

ナツトウダイ(夏灯台、夏燈台)　菜種油を入れた皿に芯を入れ明りとする灯明に花の形が似て花期が夏というのが名前の由来らしい

ナツツバキ(夏椿)　シャラノキより花が小さいのでヒメシャラ(姫沙羅)というのが正式名かも知れないがナツツバキの方が覚え易い

スイセンノウ(酔仙翁)　初めて見た時にナデシコの仲間とは分かったがフシグロセンノウ(節黒仙翁)の仲間で南ヨーロッパ原産だったとは...

アイノコセンダングサ(合いの子栴檀草) コセンダングサとシロノセンダングサの交雑種　今頃咲くとは驚きです

アスチルベでしょうか　アスチルベはユキノシタ科チダケサシ属の多年草植物　特にこのうちで園芸用に改良されたものを呼ぶことが多いらしい

[url=http://senderofview.com/amaryllis-lyrics/]アマリリスの謎の歌詞〜ラリラリラ調べは〜の意味[/url]なんとなく歌っていた謎が解けました

ハダザオキキョウ(旗竿桔梗)　旗竿のようなまっすぐな茎にびっしりと花を付けるキキョウの仲間

エナガ(柄長)　2か月位前には巣作りをして団子の撮影を狙っている方が多かったですがこれは幼鳥でしょうか

こちらももしかするとコゲラ(小啄木鳥)の幼鳥かも知れません　鳥の勉強が足らないものですから見分けられません

どの位成長すると木を突く様になるのでしょうか　今日はただ飛び回っているだけでした

アカシジミ(赤小灰蝶)　オレンジがかった赤色の翅を持つシジミチョウ

ウラナミアカシジミチョウ(裏波赤小灰蝶)　長池公園はこの蝶とアカシジミだらけです

シモツケ(下野)　咲き立てのシモツケはシモツケソウにも負けない位綺麗だったのだと再認識です　せせらぎ緑道にて

白花のカワラナデシコ(河原撫子)　

イヌホオズキ(犬酸漿)　ホオズキやナスに似ているが役に立たないことからバカナスとも呼ばれるらしい

ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)　ヒオウギ(檜扇)の名がつくアヤメ科の植物は葉が広いがこれは葉が細いのに何故檜扇の文字が含まれているのでしょう

東京薬科大学の学食で今日も昼食にします
マンゴーヨーグルト 86円 チキンガーリックプレート 453円
安くて美味しいので常連です

お次は薬用植物園　ケジギタリス(毛ジギタリス)　ジギタリスの近縁種で茎や花に綿毛が目立つことから付けられ丈はジギタリスより小さい

ジギタリス　ヨーロッパ原産で草丈50cm〜150cm　色が鮮やかでこちらの方がポピュラーかも知れません

イブキトラノオ(伊吹虎の尾)　ほんの少しピンクがっかって来たでしょうか花期が長い花です

ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)　やっと見頃を迎えています

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)　前回は蕾だったので開花を楽しみにしていました　レンゲショウマとは無縁の植物です

バイカアマチャ(梅花甘茶)　これも前回蕾でしたのでもうそろそろ開花かと期待していました

たった2輪だけの開花　しかも両方とも花は下向き　蕾が沢山あるのでこれからが楽しみです

クガイソウ(九蓋草)　東京薬科大学でこの花が観察出来るとはと昨年感激したものです

今年もどうも真っ直ぐ縦に咲いてくれないのですがクガイソウには違いないので嬉しい再会です

アカショウマ(赤升麻)でしょうか　自然観察路に飛び出て咲いていたので撮影してあげました

アーティチョーク　料理に使用する方は結構料理通かもしれません　これがその巨大な花です

サラセニア　葉が筒状になっている食虫植物らしいのですが肝心の葉は撮影せずにこれは花？でしょうか

レースラベンダー　レース模様が入った葉っぱを持つことから名付けられたらしい　そう言えば緑色のレースに見えるかな

チダケサシ(乳茸刺)　乳茸というキノコを採ったらこの茎に刺して持ち帰ったとか　(平山城址公園にて)

平山城址公園東園で毎年開花を楽しみにしている花です　やっと開花してくれました

ムラサキニガナ(紫苦菜)　高さ1mを越える大型の多年生草本なので地面近くに咲くニガナ(苦菜)と違って撮影が大変です　

キブシ(木五倍子)　チダケサシの近くには立派なキブシの木があります

ヤブカンゾウ(藪甘草)が一斉に咲き始めました　何故か良く似た一重のノカンゾウ(野甘草)の開花の方が遅いです

プリンスプロミス　鉄砲ユリとオリエンタルユリの交配種　ピンク系グラデーションがとても綺麗な百合　今日は何と言ってもアケボノソウの自生地を確認出来たのが最高の収穫でした

感想

ランツベルク

昨日は雨、今日は諸用でスタートが遅れたものの念願の曙草(あけぼのそう)自生地を裏山で見つけることが出来ました。

曙草は近い所でも自宅から2、3時間掛かる南高尾や御嶽渓谷でしか見ることの出来ない花なのでこれからは徒歩圏内で何度も様子を見に行けそう。今日はそれだけで満足の散策でしたが待ち望んでいた幾つかの花との出逢いもあり良い1日でした。

(注意)
平山城址公園では西園と東園を結ぶヤマツツジの小径の全面改修の為11月末まで通行止めです。期待していた相模蘭擬きはこの通行止めで確認しようがありません。

Landsberg