北奥千丈岳〜国師ケ岳〜朝日岳(極上の眺め)
- GPS
- 04:15
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 490m
- 下り
- 489m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日本で一番高所を通る一般林道だという川上牧丘林道、その最高点の大弛峠はどんな場所なのか。さらにそこから奥秩父最高点の北奥千丈岳に登る道もあったので、行ってみることにした。
国道140号(秩父往還)を北上し、窪平から杣口林道経由で柳平、ここから本格的な林道となり高度を上げていく。紅葉の季節で、車で通過してしまうのがもったいないぐらいだった。広葉樹林帯が終わると、金峰山へ続く山々のごつごつした稜線が見えてきた。
大弛峠に着いて車外に出ると、まったく空気が違った。標高2,365m、すでに雲取山より高いのだ。ハイマツの林が広がっている。
まずは「夢の庭園」まで登る。夢の庭園とはよく名づけたものだ。快晴だったので、ここからでも朝日岳・金峰山、南アルプス、そして富士山がよく望めた。期待に違わず絶景だった。
そこからわずか20分で、北奥千丈岳に到着。川上牧丘林道がない頃は、この辺りが奥秩父の中でも最もアクセスの不便なところだったと聞いたが、あっという間にこんな別天地へ到着できたのが不思議な気がする。
ここからの富士山の眺めは素晴らしい。高度を上げた分、八ヶ岳、さらに浅間山までもはっきり見渡せた。
すぐ隣の国師ヶ岳からの富士山の眺めもまた素晴らしいものだった。
頂上にいた人の話では、よくここに登るが、ここまではっきり富士山が見通せる日はそれほどないとのことだった。非常に幸運だった。
しばし絶景に見とれていたが、大弛峠に引き返し、朝日岳へと足を伸ばす。登り始めは少しきついが、じきに平坦な尾根になる。朝日岳に到着すると午後4時半で、夕方が近かった。日が落ちてきた分だけ、風景も変わって見えた。夕日を受けた山々と富士山は日中とは全く異なる表情を見せていて、それもまた趣が深かった。
大弛峠に戻ったらちょうど日没だった。南西の空、林の上に三日月が上っていた。
(2012年6月 記)
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