日光男体山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第一駐車場には朝5時15分頃に3台でしたが、6時前には満車になってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
3合目までは歩きやすい森の中の道 3合目から4合目は舗装道路 4合目から5合目まで大きな石が混じる土の道 5合目から8合目まで岩だらけの急登 8合目から雪あり。その後階段状の土の道 9合目?から赤茶色の砂と小石の道 二荒山神社の門は5時には開いてませんでしたが、5時45分くらいには開いたようです。 全体として登山道が荒れているためか、登山道のすぐ脇にいくつも踏み跡があり(特に6合目付近)、どちらを通るか少し迷った。 5合目から8合目くらいまでの登りはストックが邪魔な場面が多かった。 雪はアイスバーンではなかったですが、比較的朝早い時間だったからかそれほど融けてなくてアイゼンなしでもダブルストックだけで問題ありませんでした。 |
写真
感想
念願の男体山に登ることになりました。初めて日光に来た時から見事な山体に登ってみたいと思っていました。
2年前のお盆、夫婦で華厳の滝を訪れた時に二荒山神社で子授け石をいただき、翌年の1月に妻の妊娠がわかりました。無事に出産も終えてやっと落ち着いてきたので、子授け石を二荒山神社に返納することにしました。お礼の参拝という名目で妻の了解も得ることができました。
朝3時に家を出発、5時過ぎには登山者用駐車場に着いたのですが、門が開いていません。確かどこかで土日は5時開門と書いてあった気がしたのですが・・・仕方ないので車内で時間をつぶし5時45分ごろ再び門を覗いてみると開いていたので急いで準備して境内へ。最初はフリースを着ていたのですが、登拝手続をしている間に温まったので脱いでから登山開始。
3合目までは比較的傾斜もゆるく、歩きやすい道でした。ほとんど景色が変わらないので、どれくらい歩いたのかわからなくなりますが、そのころに3合目に到着します。久しぶりの標高差1000メートル越えだったので、ひたすらペースを抑えて歩きました。
ここから4合目まではひたすら舗装された林道歩き。これまた延々と続くのかと思い始めたころに4合目に到着します。鳥居をくぐるとさっそく段差の大きな階段、木の根とけっこう歩きにくくなります。でも、この辺りでもすでに中禅寺湖はかなり下に見え、木の間から見える景色から高度を上げている感が感じられるので非常に楽しいです。
この辺りでストックが邪魔な場面がちょこちょこ出てきたので、いつ片付けようかと考えながら歩くと5合目に到着。ここには避難小屋がありますが、あまり立派ではないですね。5合目も通り過ぎ、しばらく森の中を歩くと、次第に岩場が増えてきます。そしていつの間にか岩場の直登に変わります。ここまで来た時にやっとストックを片付ける決断ができましたのでザックに固定して先に進みます。
登り続けると7合目に到着です。そこで少し腹ごしらえして再び登ります。この頃には大きな岩の段差がかなり苦痛になってきました。でも中禅寺湖の景色に癒されながらひたすら登ります。
8合目の鳥居が見え、そこから少し上った所に神社がありました。そこも通り過ぎて少し上ると突然登山道の様子が変わります。斜面も緩くなり、岩から赤土になりました。そして道の脇には残雪があります。だんだんと残雪が増えてきますが、アイゼンを着けるほどではありません。黙々と歩き続けると、今度は階段状になってます。しかも雪解け水でぬかるんでます。上がらない膝をがんばって持ち上げて一歩一歩登っていましたが、とうとういつになったら頂上に着くのだろうと考え始めました。その時、すでに下山中の人と初めてすれ違いました。そこで「頂上はまだまだですか?」と聞くと、「もうすぐ頂上が見えますよ」とのこと。その一言で元気を取り戻し少し歩くと突然視界が開けました。そして頂上と、白根山、戦場ヶ原のすばらしい景色が目に飛び込んできて、疲れも吹き飛びました。そしてラストスパートで、無事に頂上に着きました。
頂上は意外と広くて、神社、避難小屋(?)、鐘、剣などいろんなものがあります。頂上からは尾瀬方面の山々もよく見えましたが、天気がそんなによくなかったので、富士山などの遠くの山は見えませんでした。写真を撮ったり、腹ごしらえしてる間にだんだんとガスが出てきて、すごく寒くなってきたので下山開始です。
頂上付近は飛ぶように下ることができましたが、ぬかるんだ赤土や岩場では登りとあまり変わらないくらい時間がかかりました。とは言ってもやっぱり登りよりは楽で、あっという間に4合目の林道まで下りてきました。その林道も抜けて、なんだかんだで登山口です。まあその頃には足が思うように動かなくなってましたので、今の体力ではギリギリだったんだと思います。怪我なく無事に下山できてよかったです。
さて、当初の主な目的だった子授け石の返納ですが、あやうく忘れるところでした。下山後、登山受付でその旨を伝えると、子授け石を受け取ってもらえて、さらに子供の育成祈祷お守りをいただきました。そのお礼と、無事下山できたことの感謝のためにもう一度神社でお参りしてから帰途に着きました。
二荒山神社のご神体である男体山はなかなか手ごわい山でしたが、久しぶりの充実した山行になりました。早い時間帯に下山できたので帰りも渋滞に遭うことなく思ったより早く家に着くことができました。本当にいい登山になりました。
ただ、一つ言うとすると、もう少し登山道の整備をしたほうがいいのではないかと思いました。昔からの登山道は人の足跡と雨水によってかなり浸食されてて、その脇に新たな登山道ができている場所がたくさんありました。急斜面では崩れそうになっているところもありました。非常に歩きにくかったのですが、修行と思えばその方がいいのかなぁ・・・。でも個人的には登拝料が1000円でもいいので、登山道の手入れをもっとした方がいいと思いました。なんせご神体ですからね。
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