木下道（行徳河岸→木下河岸）

2019年07月15日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 35.6km
• 登り: 26m
• 下り: 21m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 11:00

6:30 行徳河岸
17:30 ゴール地点

天候

雨のち曇り（23/20）

アクセス

利用交通機関：

電車

★行き
東京メトロ東西線行徳駅

★帰り
JR成田線木下駅

写真

7/15 6:27

行徳河岸（祭礼河岸）。こちらは貨物専門の河岸でした。

7/15 6:46

灯台代わりの立派な常夜灯が立つ行徳新河岸。日本橋の行徳河岸を出た行徳船が到着するところ。かつてはここで上陸して陸路を歩みました。

7/15 6:50

行徳新河岸のすぐ近くにある笹屋うどん。江戸時代には名物でした。

7/15 7:02

ここを右折すると、船橋宿の手前で成田街道と合流する行徳道。木下道は直進します。

7/15 7:57

やがて木下道も八幡宿で成田街道と合流。ここから鬼越村まで成田街道と重なります。

7/15 8:02

右手に見ゆるは八幡の藪知らず。

7/15 8:19

重厚な中村家住宅の前で木下道は左折。成田街道は直進します。

7/15 10:19

鎌ケ谷宿。明治時代に建てられた旧旅籠丸屋。

7/15 10:31

鎌ケ谷大仏。大仏と言ってもこの通りの大きさですが、木下道随一の見ものです。

7/15 11:37

お昼は地元の人で賑わう蕎麦屋で。つまみにとった冷やしトマトが美味しかった！

7/15 13:25

休憩を兼ねて、そろばん博物館を見学。いろいろとお話を聞き、勉強になりました。

7/15 14:09

白井宿。

7/15 14:21

藪の中に立ち並ぶ庚申塔たち。赤く塗るのは印西地方の風習なのだそうです。

7/15 15:11

やがて街道は千葉ニュータウンによって消滅。しばらくニュータウンを歩きます。

7/15 15:55

ニュータウンを抜けると街道復活！

7/15 16:17

しかし、すぐになんとかビジネスパークによって再び街道消滅……。

7/15 16:26

再び街道に復帰すると、そこは石造物がたくさんの魅惑の旧道でした！

7/15 16:45

大森宿。小さな宿場だったようですが、ここには転封によって飛び地となった領地を支配するための、淀藩の大森陣屋がありました。

7/15 16:51

急坂を上って陣屋跡を訪ねたら畑でした。標柱すら無い……。

7/15 17:23

ほどなく木下着。江戸末期創業の蕎麦屋さんや旅館兼川魚料理屋さん、川問屋の蔵など。

7/15 17:27

かつて香取、鹿島詣でや銚子に行く木下茶船の発着所として賑わった木下河岸に到着。坂東太郎（利根川）の雄大な流れ。

7/15 17:21

川魚料理の銚子屋さんで、ちょいと奢って鰻を食べようと思っていたのですが、残念ながら定休日。そこで、慶応年間創業の蕎麦屋「柏屋」さんへ。昼に続いてお蕎麦を堪能。

撮影機器：

PowerShot G9 X CANON

AQUOS R SHV39 au シャープ

感想

musashinokoyu

　3連休最終日。雨が降っていますが、江戸川河口の行徳河岸から、利根川べりの木下まで、木下道を歩くことにしました。
　江戸時代には、利根川を下って香取、鹿島への参詣や、銚子などに行く「木下茶船」に乗るために利用されたルートです。

　江戸から行徳までは、日本橋川の行徳河岸から小名木川などを経由して行徳に至る行徳船を利用するのが一般的でした。
　我々も日本橋の自宅から行徳河岸まで歩き、茅場町から地下鉄に乗って行徳に向かいました。

　道中については写真をごらんください。旧道っぽい箇所は少なく、ニュータウンに入るまではほぼ県道59号線と同じなのですが、ところどころに印西地方独特の石造物などがあり楽しい街道でした。
　江戸湾にほど近い行徳河岸から利根川べりの木下まで、1日で歩けるのが不思議な感じのする道です。水運と水運を繋ぐ道だったわけですね。

　今回は、8月に歩きに行く中山道（美濃の美江寺宿から三条大橋までの115キロを4日で歩く予定）に向けた足慣らしを兼ねていたのですが、平地とはいえ昼まで雨に降られる悪状況のもと、約36キロを予定通りのペースで歩くことができました。娘もよくついてきました。