圧倒的な迫力、春日山原始林へ(関西遠征)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 520m
- 下り
- 526m
コースタイム
天候 | 曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道というより、舗装されていない林道を歩く感じです。 一般車は立ち入り禁止です。 |
写真
感想
関西遠征の第二弾は、春日大社の原始林へ。
かなり地味ですが、どうしても歩いてみたいところでした。
照葉樹林を歩いてみたい、常緑樹主体の森っていったいどんな空気が漂っているのだろう、長い間そう思っていました。
前日に八経ヶ岳から奈良市に入り、春日大社の原生林を車から眺めましたが、黒光りするモコモコの照葉樹林の中にシイノキの花の黄金色が点在するその森は、それは美しく、凄まじいオーラを放っていました。
翌日に朝一で歩き始めましたが、そこは今までの山歩きでは味わえない、なんとも言葉では言い表せられない空気で満ちていました。
神妙というか、重い、けど苦しくない、心地よく心がずっしりと沈み込んでいく感じでした。
大木がひしめき合う薄暗い森の中に、モリアオガエル(?)の鳴き声が響き渡り、なんとも不思議な空気に包まれます。
この感じはクセになります。
月一で訪ねたい。そんなことを思いました。
ここ春日山の原生林は、林床部に若木がたくさんあり、しっかりと次の世代が育っていました。
以前、常緑の原生林は真っ暗で若木が育たない、という話をある方から聞きましたが、その方は実際に常緑樹主体の原生林を歩いたことがないのでしょう。
高さ20〜30メートルはある大木でも、その巨大な樹冠部は所々で穴があき、その隙間から確かな陽光が林床部へと降り注いでいます。
その光で、しっかりと若木が育っているのです。
強いものだけが生き残る、そんな単純な世界ではないのかもしれません。
健全な森では、しっかりと世代交代が進んでいるんだな、と思うと、ほのかに薄暗い森の中に一人でいても、なんだか安心感が生まれてきます。
春日大社の原始林を歩くといっても、正確には、原始林の周りを一周する、というほうが正しいでしょう。
原生林を眺めながら歩く、といった感じです。
春日山へは立ち入り禁止なのです。バリケードなどはないですが。
ところどころでうっすら踏み跡がある尾根があったり、おそらく関係者が入山する時に必要と思われる赤テープもあったり、そのたびにあの魅力的な森の中へ入ってしまいたい衝動に襲われました。
すごく入りたい。どうしても入りたい。
眺めるのではなくて、体感したい。
ああ〜歩きたい〜と、悶々と思いながら、我慢して歩きました。
今回の関西遠征で、「渾然一体」という言葉が大好きになりました。
美しいものも、醜いものも、大きなものも、小さいものも、色んなものがひしめき合って、それぞれがそれぞれに主張し合って一つになっている、そんな状態が私は好きなようです。
また新たな自分を知れたことは大きな宝物になりました。
渾然一体、そんな人生がいいなあ。
*どういうわけか今月は写真の容量が一杯になってしまったため、写真の数が少ないです。
もう少し載せたかったのですが、でもこの森の魅力を写真で表現できるほどの写真でレベルではないので、このくらいで良かったような気もします。
文章レベルも低いのは、ご勘弁くださいm(__)m
コメント
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momomappuさんこんばんは。
八経ヶ岳の翌日にまたまた素敵なところに行かれていたんですね
奈良の古の杜ですね
レコを読ませていただいて、春日大社の原生林とmomomappuさんがまさに「渾然一体」溶け込んで1つになっているような錯覚を覚えましたよ。
関西遠征は実のある旅になったようですね。
行動力が素晴らしい
いや〜第三弾があるのかしら?とドキドキしちゃう
konontanさんおはようございます
いつもコメントをくださってありがとうございます!
いやあ、ほんとに溶けてみたいものです
試しに三日間くらい体験したいですね。
最終的には即身仏として・・・なんて冗談ですが
しかし、いつものことですが、今回のレコはさらに地味だなと思いました
写真も少ないですし。
アップするか迷ったんですが、自分にとって忘れられない山行だったのでアップしちゃいました。
写真や言葉だけでは、この森の魅力をうまくお伝えできないのがもどかしい所です
これにて関西遠征はおしまいです。
6月半ばから忙しくなるので、その前に高い山に登りたいなあ、なんて思っていたりします。
こんな地味レコにかまっていただいて、ありがとうございました!
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