ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 193163
全員に公開
ハイキング
赤目・倶留尊高原

圧倒的な迫力、春日山原始林へ(関西遠征)

2012年05月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.6km
登り
520m
下り
526m

コースタイム

8:00〜13:00でのんびり春日山を一周しました。
天候 曇り。
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
春日大社の駐車場に車を停めました。一日千円。
コース状況/
危険箇所等
登山道というより、舗装されていない林道を歩く感じです。
一般車は立ち入り禁止です。
春日大社の原生林へ。
照葉樹林の原生林を歩いてみたいと、ずっと思っていました。
2012年05月10日 17:55撮影 by  CX4 , RICOH
1
5/10 17:55
春日大社の原生林へ。
照葉樹林の原生林を歩いてみたいと、ずっと思っていました。
とにかく大木だらけ。
常緑の原生林でも、中は予想以上に明るかったです。
しっかり次の世代の子どもらが育っています。
2012年05月20日 15:29撮影 by  CX4 , RICOH
2
5/20 15:29
とにかく大木だらけ。
常緑の原生林でも、中は予想以上に明るかったです。
しっかり次の世代の子どもらが育っています。
30メートルはあるかと思われる大木がひしめきあってます。
圧倒的な迫力です。
2012年05月20日 15:30撮影 by  CX4 , RICOH
5/20 15:30
30メートルはあるかと思われる大木がひしめきあってます。
圧倒的な迫力です。
太すぎて、遠近感が狂い、目まいがしました。
比較の対象がないので分かりづらいかもしれませんが、幹周3メートル以上は確実にあります。
2012年05月20日 15:30撮影 by  CX4 , RICOH
3
5/20 15:30
太すぎて、遠近感が狂い、目まいがしました。
比較の対象がないので分かりづらいかもしれませんが、幹周3メートル以上は確実にあります。
鶯滝。
2012年05月20日 15:31撮影 by  CX4 , RICOH
3
5/20 15:31
鶯滝。
お化けのようなヤマザクラです。でかすぎ。
原生林とはいっても植林帯も一部あります。
しかっり管理された、整然とした立派な植林帯です。
2012年05月11日 11:24撮影 by  CX4 , RICOH
1
5/11 11:24
お化けのようなヤマザクラです。でかすぎ。
原生林とはいっても植林帯も一部あります。
しかっり管理された、整然とした立派な植林帯です。
若草山から春日原始林を望む。
シイノキの花が黄金色に輝き、山肌を賑やかにしてくれています。
あたり一面にシイノキの花の香りが漂います。
2012年05月11日 11:51撮影 by  CX4 , RICOH
2
5/11 11:51
若草山から春日原始林を望む。
シイノキの花が黄金色に輝き、山肌を賑やかにしてくれています。
あたり一面にシイノキの花の香りが漂います。
若草山は、展望はいいですが、シカの糞と子どもたちが賑やかなところです。
早々に静かな原生林へ逃げ帰ります。
2012年05月11日 11:52撮影 by  CX4 , RICOH
5/11 11:52
若草山は、展望はいいですが、シカの糞と子どもたちが賑やかなところです。
早々に静かな原生林へ逃げ帰ります。
とにかく大きい。
ただ大きいだけ、しかし、そのことにはとても大きな意味があるのです。
2012年05月20日 15:32撮影 by  CX4 , RICOH
5
5/20 15:32
とにかく大きい。
ただ大きいだけ、しかし、そのことにはとても大きな意味があるのです。
モリアオガエル(?)の鳴き声が響き渡る、深い森。
心がしんみりと落ち着きます。
2012年05月11日 12:17撮影 by  CX4 , RICOH
1
5/11 12:17
モリアオガエル(?)の鳴き声が響き渡る、深い森。
心がしんみりと落ち着きます。
撮影機器:

感想

関西遠征の第二弾は、春日大社の原始林へ。
かなり地味ですが、どうしても歩いてみたいところでした。
照葉樹林を歩いてみたい、常緑樹主体の森っていったいどんな空気が漂っているのだろう、長い間そう思っていました。


前日に八経ヶ岳から奈良市に入り、春日大社の原生林を車から眺めましたが、黒光りするモコモコの照葉樹林の中にシイノキの花の黄金色が点在するその森は、それは美しく、凄まじいオーラを放っていました。


翌日に朝一で歩き始めましたが、そこは今までの山歩きでは味わえない、なんとも言葉では言い表せられない空気で満ちていました。
神妙というか、重い、けど苦しくない、心地よく心がずっしりと沈み込んでいく感じでした。


大木がひしめき合う薄暗い森の中に、モリアオガエル(?)の鳴き声が響き渡り、なんとも不思議な空気に包まれます。
この感じはクセになります。
月一で訪ねたい。そんなことを思いました。


ここ春日山の原生林は、林床部に若木がたくさんあり、しっかりと次の世代が育っていました。
以前、常緑の原生林は真っ暗で若木が育たない、という話をある方から聞きましたが、その方は実際に常緑樹主体の原生林を歩いたことがないのでしょう。
高さ20〜30メートルはある大木でも、その巨大な樹冠部は所々で穴があき、その隙間から確かな陽光が林床部へと降り注いでいます。
その光で、しっかりと若木が育っているのです。
強いものだけが生き残る、そんな単純な世界ではないのかもしれません。
健全な森では、しっかりと世代交代が進んでいるんだな、と思うと、ほのかに薄暗い森の中に一人でいても、なんだか安心感が生まれてきます。


春日大社の原始林を歩くといっても、正確には、原始林の周りを一周する、というほうが正しいでしょう。
原生林を眺めながら歩く、といった感じです。
春日山へは立ち入り禁止なのです。バリケードなどはないですが。
ところどころでうっすら踏み跡がある尾根があったり、おそらく関係者が入山する時に必要と思われる赤テープもあったり、そのたびにあの魅力的な森の中へ入ってしまいたい衝動に襲われました。
すごく入りたい。どうしても入りたい。
眺めるのではなくて、体感したい。
ああ〜歩きたい〜と、悶々と思いながら、我慢して歩きました。


今回の関西遠征で、「渾然一体」という言葉が大好きになりました。
美しいものも、醜いものも、大きなものも、小さいものも、色んなものがひしめき合って、それぞれがそれぞれに主張し合って一つになっている、そんな状態が私は好きなようです。
また新たな自分を知れたことは大きな宝物になりました。
渾然一体、そんな人生がいいなあ。


*どういうわけか今月は写真の容量が一杯になってしまったため、写真の数が少ないです。
もう少し載せたかったのですが、でもこの森の魅力を写真で表現できるほどの写真でレベルではないので、このくらいで良かったような気もします。
文章レベルも低いのは、ご勘弁くださいm(__)m

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2669人

コメント

渾然一体
momomappuさんこんばんは。
八経ヶ岳の翌日にまたまた素敵なところに行かれていたんですね
 
奈良の古の杜ですね
レコを読ませていただいて、春日大社の原生林とmomomappuさんがまさに「渾然一体」溶け込んで1つになっているような錯覚を覚えましたよ。

関西遠征は実のある旅になったようですね。
行動力が素晴らしい

いや〜第三弾があるのかしら?とドキドキしちゃう
2012/5/26 23:50
地味レコ
konontanさんおはようございます
いつもコメントをくださってありがとうございます!

いやあ、ほんとに溶けてみたいものです
試しに三日間くらい体験したいですね。
最終的には即身仏として・・・なんて冗談ですが

しかし、いつものことですが、今回のレコはさらに地味だなと思いました
写真も少ないですし。
アップするか迷ったんですが、自分にとって忘れられない山行だったのでアップしちゃいました。
写真や言葉だけでは、この森の魅力をうまくお伝えできないのがもどかしい所です

これにて関西遠征はおしまいです。
6月半ばから忙しくなるので、その前に高い山に登りたいなあ、なんて思っていたりします。

こんな地味レコにかまっていただいて、ありがとうございました!
2012/5/27 9:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら