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Yamareco

記録ID: 1932331
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ハイキング
奥多摩・高尾

5歳児とゆくはじめての登山・陣馬山

2019年01月14日(月) [日帰り]
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子連れ登山 シューP その他1人
GPS
06:20
距離
9.7km
登り
711m
下り
828m

コースタイム

日帰り
山行
5:11
休憩
1:09
合計
6:20
11:09
32
陣馬高原下バス停
11:41
11:44
101
新ハイキングコース入口
13:25
14:23
74
陣馬山
15:37
15:44
14
明王峠
15:58
15:59
90
矢の音
17:29
相模湖駅
天候 気持ちよい冬晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き: JR &京王線高尾駅から西東京バスで陣馬高原下バス停
帰り: JR相模湖駅
コース状況/
危険箇所等
ほぼ全域完璧な整備
ただし孫山付近から相模湖駅に降りてゆくルートは落ち葉と倒木に埋もれた状態で、かなり放置されている模様。たぶん与瀬神社まで行くほうが無難
その他周辺情報 今となってはやまなみ温泉などに行けたらよいと思うけれど
陣馬高原下から新ハイキングコースで登ります
おりしも変顔ブーム真っ只中の息子さん
2019年01月14日 11:41撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 11:41
陣馬高原下から新ハイキングコースで登ります
おりしも変顔ブーム真っ只中の息子さん
なんとかバス酔いがさめてくれてご機嫌に
2019年01月14日 11:50撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 11:50
なんとかバス酔いがさめてくれてご機嫌に
尾根を直登していくハードなコース
2019年01月14日 12:06撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 12:06
尾根を直登していくハードなコース
陣馬山に眠る宝物、それは霜柱
2019年01月14日 12:57撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 12:57
陣馬山に眠る宝物、それは霜柱
さあ! 初めての大きな山、その山頂へ!
2019年01月14日 13:25撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 13:25
さあ! 初めての大きな山、その山頂へ!
美しすぎる!
抜けるような青い空も、本格登山をイッパツでキメた君も
2019年01月14日 13:26撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 13:26
美しすぎる!
抜けるような青い空も、本格登山をイッパツでキメた君も
山菜そばとでんがくをいただきます
山菜をパパにくれました
2019年01月14日 13:49撮影 by  iPhone SE, Apple
1/14 13:49
山菜そばとでんがくをいただきます
山菜をパパにくれました
撮影機器:

感想

高尾駅から40分近く山道をうねうね行くバスで、陣馬高原下に着くころにはすっかり車酔いの息子。登山口まで肩車で行く。

それでも得意の変顔をキメまくってテンションを上げ、なんとか歩き始めてくれた。登り始めすぐに彼お気に入りのフユイチゴがあり、ひとつ食べてさらに気分がよくなるというラッキーに恵まれた。

陣馬の新ハイキングコースは、距離こそ短いながら直登に近い急勾配が続く。ネットで見ると「きつい」というコメントが多い。ここを余裕のペースでひょいひょい登る息子、俺子供のころこんなんじゃなかったよ、とかなり驚いた。みかんを食べながら登り続ける。

1月の山奥、彼が楽しめる植物も昆虫もあまりなくて申し訳なかったけれど、低い気温のおかげで大きな霜柱がそこかしこに。

見つけては掘り出し、「じんばのほうせきだよ!」とニコニコする息子。勢い余って父のシャツの中に放り込む息子。こらー、と言われて自分のシャツの中にも放り込んでみる息子。登りをこなして暑かったらしく、気持ちいいーと言いながらどんどん放り込んでいく息子。腹痛くなるからやめれ、その前にシャツべちゃべちゃやんけ、泥だらけやんけ、などと言われてもやめない息子。もう知らん。

他からのルートと合流するあたりで一気に勾配はゆるくなる。下ってきた大学生とおぼしき男子ふたりが「あと少しだぞ!あと鼻でてるぞ!」と声をかけてくれる。さあ頂上へ!と思いきや、霜柱掘り&泥掘りに夢中になっておられる息子。むしろ急坂でないとやる気をなくすのか。

なんとかなだめすかして頂上へ。真っ青な空の中に入っていくような登頂の瞬間は格別だった。

陣馬の山頂は広い平地のようになっていて、草原もある。360度の眺望、青い空、馬の像。これは素敵な場所だ。追い越していったファミリーが「白い馬いるよ」「ほんと?楽しみ!」「作り物だけど」「ママふざけないで」なんて会話していたその馬の像、青空によく映える。

頂上についた息子は「手を洗いたい」と水道を探し回るも得られず、すると茶屋のおばちゃんが「ここは水ないんだよ。でもボクには特別に水出してあげる、こっち来な」と言って洗わせてくれた。

陣馬の山頂には、陣馬そば(山菜そば)やなめこ汁を出す茶屋が3軒。息子はそばと田楽、味噌汁を所望、だが父は週末であることを失念しており持ち合わせがほぼない。

残念だけど味噌汁はあきらめてもらう。自家製みそのなめこ汁、食べたかったが帰宅できなくなるのは困る。というか君は普段とうちゃんの作る味噌汁、あまり喜んで食べてはくれないじゃないか。

陣馬そばひとつ、田楽ひとつ。父は上に載ってる山菜(「いらないよ」)とゆず皮(「たべないよ」)を食べました。

おなかいっぱいの息子、草原で転がりまくって遊ぶ。青く霞む遠くの山々より芝生である。

眺望はあまり興味がないのか、と思ったが、「山が見えるということはこのあたりの夕方5時のチャイムは『遠き山に日は落ちて』なのではないか」という推理をしてくる。町単位ではそうかもしれないが山の上にはチャイムは鳴らないと思う。

水洗でないトイレをくさいと猛烈に拒否る息子だが、してもらわないと困るので叩き込む。そして下山へ。なめこ汁を食べたかった。

行きにヘビーなバス酔いをしたので、帰りはJRの駅まで歩くことに。相模湖駅を目指すが、これが微妙なルート選択ミスだったことは息子には内緒にしてある。

奈良子峠、明王峠とゆるやかに下っていく道。あたたかい陽が射す尾根道、とても心地がよい。息子は再び霜柱を掘り始めている。父は杖になる木を得て、皮をはいでつるつるに仕上げている。

奈良子峠のまさに分岐のところで、スピードをあげて下っていた息子が大クラッシュする。いちめんに土と落ち葉が舞うほどの、勢いのついたクラッシュだった。痛いのを涙目で必死に我慢する息子の要求としては「痛いのがひくまでだっこしろ、なお肩車ではない」。山道で、抱っこ。なんというハードタスク。

それより痛みを忘れるほど盛り上げよう、ということで下りながらチャンバラ開始。磨き上げたヒノキの杖はここで真っ二つに折れる。そうこうしていたら明王峠に着いた。茶屋はやってない。そりゃそうだ、山頂からここまでの間ほとんど人と出会っていない。

明王峠からは、急な下り。「うしごやのにおいがするね、、、なぜ?」と言うので見回すと、簡易トイレが。トイレの臭いやんけ!と突っ込まれた息子、大爆笑。

スギやヒノキの中、尾根をひたすら下りていく道。左右に生えていて冬芽がきれいな灌木はよく見ると野ばら。注意して歩く。

素直に行けば与瀬神社に下りる道。でも途中に「相模湖駅へ」と書いた道しるべを発見。どうやら、えんどう坂というらしい。

えんどう坂はメンテナンスがまるでされておらず、落ち葉で滑るわ倒木が邪魔だわでなかなか大変な道。息子も「まだおわんないの?」と聞きまくり。きっとタヌキが出るね、でもタヌキが人を化かすようになったのはどうして、などと話しながら行く。

そうこうして、相模湖駅に到着。本日のゴールである!

ここで息子用オニオンスープと俺用コーンポタージュを買う。最初熱くて持てなかったけど軍手をはめれば大丈夫。本日のシメとして瞬時に飲みきったオニオンスープの空き缶を「めずらしいからにおいだけでもママにかがせたい」と持ち帰ろうとするのを全力で止める。その代償としてコーンポタージュを半分ほど飲まれる。

そして相模湖駅から、高尾ゆき普通列車で帰路に。全行程で10キロほど、本当によく歩いてくれたのでした。とうちゃんはずっと一日楽しかったけど、君はどうなんだろう。いつか忘れないうちに教えてほしい。

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