二ツ岳に登る

2012年05月05日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 3.2km
• 登り: 573m
• 下り: 580m

天候

晴れ時々曇り

コース状況／危険箇所等

二ツ岳に登る

2012年5月6日、大型連休の最終日。広島への帰途、高千穂町の二ツ岳(1257.1)に登る。

昨日、夏木山にも洞岳にも登らなかったので広島への帰途、短時間で登れる山として二ツ

岳を選ぶ。五葉岳からの帰途、日之影町の赤川から登れば時間を短縮することが出来るの

だが、食料がなかったので一旦、高千穂町に出て買い出しをしたため、反対側の高千穂町

からの登山となった。


二ツ岳の高千穂側の登山口（どんな所か全く不明であるが）で車中泊するつもりであ

ったが、上岩戸大橋を渡る手前に「あさぎり茶屋」と書かれた無人の休憩小屋があったの

でこれを利用させて貰うことにした。駐車場のみならずトイレの他、開放された屋根付き

の休憩所まであり、仮泊や一休みするにはもってこいの場所。



（登山口までのアプローチ）

高千穂町で国道218号と分かれ、県道7号に入り天岩戸神社をへて上岩戸大橋に向かう。

上岩戸大橋を渡るとじき県道207号にぶつかり左折する。するとほどなく県道と分かれ

（上岩戸大橋より車で5分足らず）、右手の山に向かう舗装路に入る。じき二分するが

直進する。そのうち舗装路は地道に変わり大きな右カーブを上り切ったところが登山口。

　車は堰堤手前の道路脇に駐めるがせいぜい7〜8台程度。周囲は明るいものの草木もな

く殺風景で、あるのは堰堤だけ。したがって車中泊しようと思えば上岩戸大橋のたもとに

ある「あさぎり茶屋」がベスト。


（登山コース）

　堰堤を右手に見下ろしながら荒れた作業道を5分足らず上ると山道に入る。はじめ明る

いクヌギ林を上る。そのうち杉林に変わると杉林の斜面をジグザグに上ったりトラバース

状に上ったりするが思いの外きつい。

　杉林の中の急斜のガラ場をトラバース（ロープ有り）し、さらにトラバース状に上って

いると登山口から約45分で林道に出た。この林道は高千穂町とは反対の見立（みたて）

側から上ってきているもので、山の頂に沿って走っているので高度感は抜群。

　車での走行は可能であるが、路面も良くなく時間もかなりかかるので歩いて上る方が

良いのではないかと車で来た人は言っていた。


　この林道を南へ300m足らず歩くと左手にコンクリートの階段が現れる。これが二ツ岳

への登山口となっていた。この短いながら急な階段を上りきるとヤセ尾根が現れるが、

これもあっという間に通過するが、転落しないよう慎重に歩くこと。

ヤセ尾根を終えると山の斜面に取っ付き、急斜をトラバース状に上る（ロープ2ヶ所有り）。

　すると稜線に出て、じき最初の小Pに達する。このピークの一角には小さな祠（二ツ岳

八幡宮）があり、賽銭が結構たまっていた。


　ここからわずか2分ばかり下ると鞍部に達し、その後は本峰に向かっての比較的長い

上りが続いた。上るに従い傾斜もきつくなり、トラロープも現れた。、急斜を終えると登

山道の左脇に小さな展望岩があり、はじめて東面の山々を見渡すことが出来、気分も晴れ

晴れとしてきた。

　
　この展望岩から少しばかり上ると登山口から二つ目のピーク（展望はきかない）でここ

から道は二分し、右へ1分ばかり進むと祖母・傾山などが望める二ツ岳の本峰である。

　

　本峰より3m高い南峰に向かうには分岐まで戻って南へ下る。わずか4分前後で鞍部（

右手は杉の人工林）に達し、ここから南峰に向かって最後の上りが始まるが、このあたり

からヒカゲツツジの群落が始まったが、残念ながら花は余り咲いていなかった(今年はど

うも不作らしい) 。上るにしたがい急斜で滑りやすくなったので長いトラロープがまたま

た現れ、これを上り切ると南峰であったが、山頂と言うよりも登山道の途中と言った感じ

で狭くて展望も余り良くなかったので早々に下山する。

　
　下山は往路をそのまま引き返すが、滑りやすい急な斜面が続くので足元には十分気をつ

けよう。なお下山中にもいくつかのグループと出会い、思いの外、人気のある山だと思っ

た。


（参考タイム）

（上り）

　堰堤下の登山口 （1.00)　煤市林道上の登山口　(0.27)　本峰　(0.15)　南峰


（下り）

南峰　（0.15位） 本峰　(0.18)　煤市林道上の登山口　(0.36) 堰堤下の登山口

ファイル

dc052501.jpg

（更新時刻：2012/05/26 01:21）

写真

5/6 6:03

上岩戸大橋のたもとにあるあさぎり茶屋。夜間無人で開放されていたので宿泊場所として使わせてもらった。ここで山の鉄人と出会った。

5/6 7:29

煤井林道上にある登山口。ここから上れば本峰までわずか30分足らず（さらに南峰までは往復35分）。

5/6 8:04

ヒカゲツツジの群生はあったものの花は今ひとつさっぱりだった。

5/6 9:28

高千穂町側の登山口。堰堤工事のため殺伐としている。下方に見える橋が上岩戸大橋。上岩戸大橋から登山口まで車で10分足らず。

撮影機器：

PowerShot G10 CANON