宮之浦岳
コースタイム
25日 淀川小屋5:30→花之江河6:55→投石平7:25→安房岳・栗生岳鞍部の携帯トイレブース8:50→栗生岳9:10→9:30宮之浦岳9:55→平石10:35→第二展望台11:45→12:20新高塚小屋12:30→13:30高塚小屋→縄文杉
26日 高塚小屋5:10→縄文杉5:15→ウィルソン株6:25→大株新道入口6:45→楠川分れ7:45→辻峠8:35→白谷小屋9:15→10:10白谷雲水峡バス停
天候 | 曇→雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
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コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通して整備充分。ただし、木・岩が濡れている時は転倒注意。投石平〜栗生岳を中心に数ヶ所、ロープ設置箇所あるが危険はない。総じて、危険と感じられる箇所は無し。淀川小屋・新高塚小屋には水場あり。高塚小屋の水場は徒歩5分の縄文杉下。水場及びトイレ・携帯トイレブース各所にあり。確認した限り、淀川登山口と淀川小屋の中間・黒味岳分岐の方向標示板に「携帯利用可能」の標示あり。縄文杉でも一旦通じた。確認できた登山ポストは、屋久島空港・淀川登山口・白谷雲水峡。火器用ガス・ライターは空港で購入。宮之浦港入口の屋久島観光センターでも各器具購入可。荒川バス券は空港そばの観光協会で購入。空港食堂の、飛魚の唐揚げが旨かった。 |
写真
感想
誰が好んで残業なぞするものか。せざるを得ぬからしただけ。すると今度は、残業が多いので代休を、と。かくて代休を取るため、再々残業が増える。晴れて休みとて、初夏では北や南は雪の中。この折で行きたい山は、宮之浦しか思いつかない。
ボンバルディアで島に入る。小箱のような狭い空港にガイドが客を迎えに来ている。路線バス利用は少数派らしい。客が3人のバスを終点紀元杉で下りる。淀川登山口までは、川上杉以外に屋久島を強く感じぬ林道。淀川登山口からも、何を思う間もなく淀川小屋着。飯を作り、天気図を書いたら、もう5時。することもなく横になる。人のエサで宴会をするらしい小屋の鼠は、誰かのいびきで気配もない。
いくつか異なる夢を見終わって、4時に起きる。白み始めた5時半に発つ。花之江河に着いた途端に降ってくる。雨具をつけた途端に止む。投石平辺りから景色が開ける。いくつかのピークを巻きながら、稜線を北へ。雲は低いが、近くの峰がよく見える。灌木もなくなり、熊笹ではない、葉の小さい笹になる。また落ちてきた頃、頂に立つ。永田岳が大きい。風が冷たい。平石まで下りるとシャクナゲが多く咲く。ついでに一本とると、鹿と出くわす。そしてまた、森に入って行く。新高塚小屋は人の気配がない。デッキの上で毛づくろいをしている猿の一家のみ。ここで荷を下ろしたいが、あともう一歩。息が上がるのを鎮めながら、最後の一絞りで高塚小屋。4番着で小屋を使えそう。最終的には小屋が満員+テントが4〜5張り。食事を取りながら地元のガイドの方と話をする。することもなく、5分歩いて縄文杉。誰もいない。背に沢の音。風もなく霧が降る。
明らかに雨の音。3時では誰も起きてない。明かりも火器も使えず、闇の中、手さぐりで昼食のパンをかじり、荷を作る。同居の諸氏が朝食をとり始める中、雨の中へ突っ込んで行く。白谷雲水峡は増水すると通れないらしい。荒川登山口への下山も考慮して、濡れて滑りやすい道を急ぐ。下りる道には誰もいない。大王杉・ウィルソン株は、横目でちらと見て過ぎる。森林軌道に入り、ひたすら下りる7時過ぎに、登りの一番手とすれ違う。楠川分れで一呼吸置いてから思案するが、漏れ聞いたガイドの話をよりどころに白谷雲水峡へ道を変える。雨の音しか聞こえない。ゆっくりと苔を眺めながら、辻峠を過ぎる。渡渉も問題なし。観光客が多くなる間にバス停着。下山届を出す。宮之浦の街で首折れ鯖の刺身を食べてから空港へ。
乗り継ぎの鹿児島空港は降ってない。滑走路の向こうに霧島連峰の稜線。荒天で屋久島行きの便は遅れる、とアナウンスが流れる。
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