尾瀬沼


- GPS
- 09:40
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 723m
- 下り
- 721m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り+霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭です。 【大清水〜一ノ瀬休憩所】ジャリの林道です。 【一ノ瀬休憩所〜三平峠】沢沿いの山道です。結構急角度。 【三平峠〜三平下】木道・木段ですが、まだ残雪に覆われる箇所あり。アイゼンは必要なし。 【三平下〜大江湿原】木道です。ミズバショウがキレイです。 【大江湿原〜沼尻】木道です。 【沼尻〜三平下】木道+山道。アップダウンあり。残雪あり。 【トイレ】大清水、一ノ瀬休憩所、三平下、尾瀬ビジターセンター、沼尻にあります。利用料100円 【水場】 一ノ瀬休憩所〜三平下の途中に湧き水があります。 尾瀬沼ビジターセンターでも汲めます。 |
写真
感想
梅雨の晴れ間を狙って尾瀬沼へ行ってきました!
夜行高速バスツアーを利用しました。
夜行バスはけっこう小さな音が気になって眠れませんでした。
夜明け前に尾瀬戸倉につくと雲一つないすばらしい天気です!
来てよかった!と思いました。
このツアーバスはほぼ満員でしたが、ほとんどの客は尾瀬戸倉からシャトルバスに乗り換え、鳩待峠に向かうようでした。
大清水にむかう客は10名ほど。
私は支度が遅れてほぼビリでスタートしました。
大清水からのコースは尾瀬沼にたどり着くまでが長いです。
6km以上あります。
そのうち半分ほどが単調な砂利道です。
朝はテンションが高かったのですが、帰りはかなり参りました(T_T)
砂利道の脇にもラショウモンカズラやニョイスミレが生えています。
一ノ瀬休憩所でおなかがすいてきたのでおにぎりを1つ食べました。
ここは眺望がないので、さっさと先に進みます。
三平橋を過ぎると道が二股に分かれます。
細い山道にピンクテープが巻かれていたので、そちらに進みます。
最初は沢沿いの気持ちいい山道です。
やがてつづら折れしながらどんどん高度を上げて行きます。
登りながらフトさっきの二股のもう片方の道が気になります。
今回は尾瀬ツアーということで油断して、ちゃんとした地図を持っていませんでした。
「この道ちゃんと尾瀬沼につくのかしら…」
大清水から入ったハイカーは10名程度でもうバラけていて、前後に人影は見当たりません。
ツアーでもらった地図は非常にざっくりしたものなので、このつづら折れについては書いてありません。
しかもこの山道には一切道標がないのです…。
不安になりながらも進むと、かなり先にぼうっと立っている人がいます。
「エッ幽霊?」
と一瞬思いましたが、早々に下山するハイカーでした。
たぶん山小屋で宿泊した人なのでしょう。
結局、三平峠を過ぎるまで他のハイカーに会いませんでした。
三平峠について、案内板を確認すると、どうやら道はこの道一本のようです。
やっとすこし安心しました。
三平峠付近にはけっこう残雪がありました。
雪が木道を左右2本とも覆っている箇所もあって、滑らないように慎重に進みます。
アイゼンは着けたり外したりが面倒になるので使わない方がいいでしょう。
木道も痛みますし。
どんどん進むと、やっと雪で難渋するハイカーを見かけました。
その人たちに
「ストックあると滑らなくて便利ですか?」
と聴かれましたが、ストックあっても滑る時はすべりますので…お守りみたいなものです。
そして意外にすぐ尾瀬沼につきました!
三平下からだと木々がちょい邪魔で燧がよく見えないのですが、ここで朝ご飯にします。
ベンチはたくさんありますが、朝はほとんどぬれていました。
尾瀬でも敷物は必要です。
尾瀬沼ビジターセンター方面へ進むと、ひらけた場所から燧ヶ岳がキレイに見えました。
朝の尾瀬沼は風もなく鏡のようで、天気がいいこともあって、とても美しいです。
足下はミズバショウ、リュウキンカが生えています。
もう少し花の量が多いともっとステキなんですが…。
花の量があるところは木が生えてたり、なかなかベストな位置を見いだせません。
最初小さくて気がつかなかったのですが、タテヤマリンドウやショウジョウバカマも生えていました。
朝のうちに尾瀬沼の東岸を歩いてしまったのですが、午後もう一度訪れると、もっと花が咲いていました。
花には、ある程度日が高くならないと咲かないものもあります。
植物の生息地を通過する時間を考えてからコースを組み立てたほうがいいかもしれません。
大江湿原をすぎると、燧がぐっと迫ってきます。
下から眺めるだけでもずいぶん険しそうな印象です。
いつか登りたいです。
沼尻から尾瀬沼の西岸に続く道には「険しいので注意」の看板がありました。
たしかに東岸と比べるとアップダウン、残雪があって歩きにくかったです。
倒木もけっこうありました。
苦労(?)して歩きましたが、こちらのコースは眺望がないので、わざわざ回る必要はないかもしれません。
三平下に戻ると、まだ11時をちょいすぎたぐらいです。
帰りのバスは15時に大清水出発なので、まだまだ時間があります。
もう一度大江湿原に行ってみました。
すると朝より花の種類が多いです。
ハクサンイチゲやコミヤマカタバミは朝は咲いていませんでした。
けっこう疲れてきたので、そろそろ下山開始です。
時間があまっているから、と歩き通しだったので、下山は大変でした。
けっこうな団体さんとあたってしまい、一ノ瀬休憩所で休憩できませんでした。
残りは単調な林道ですが、3kmくらいの林道にベンチは一つもありません。
ヘロヘロになりながら大清水に着きました。
単独行だとあまりのんびり休憩できないのが難点です。
hanpenさん、こんばんわ
尾瀬沼でミズバショウなど、多くの花が見られて何よりでした。幽霊にもツキノワグマにも会わなくてよかったですね
沼尻〜三平下までの南岸コースは、残雪時や梅雨時期は泥んこなどで歩きにくいコースですね。
夏でも木道の破損個所が多く、歩きにくいコースです。
登山者が少なく静かな山歩きを楽しむ方には良いかもしれませんね。
ところで、一ノ瀬休憩所先の三平橋からの二股ですが、登山道は左を登りますが真っ直ぐは林道の続きです。正確には「だった」です。(国土地理院などの地図には記載がありますが、廃道になっており柵が置かれているかと思います)
尾瀬では過去に、大清水〜三平峠〜七入(福島県桧枝岐村)の自動車道の建設計画がありました。大清水〜一ノ瀬〜岩清水(三平峠に向かって十二曲りの手前に水場があります)間は昭和47年に完成したのですが、自然保護運動の高まりで全線の建設が中止になりました。現在大清水〜一ノ瀬は砂利道の林道として使用されていますが、一ノ瀬〜岩清水は廃道になり利用できなくなりました。
尾瀬沼の畔を自動車が...考えられないですよね。
尾瀬にも歴史があり、多くの人たちの尽力で自然が守られてきました。現在も多くの人により自然が守られています。
尾瀬沼南岸は秋の紅葉(10月初旬)が素晴らしいですよ~またお出かけください。
hanpenさん、はじめまして
山行記録を見ていたら代表の写真がおなじ場所からの撮影ですね
投稿の時間帯もほぼ同じですし
チョット驚きました
私もかなり気に入った場所です
それにしても同じ所を歩いていたのに見つけた花の数の違いはなんなんでしょうね
一生懸命目を見開き花を探したつもりでしたが
これからも楽しい山行お続けください
はじめまして。
あの二股の道の先は廃道だったのですか
謎がとけてスッキリしました
尾瀬には鳩待峠からしか入ったことがなく、その時とてもハイカーが多かったので、前後に人がいるのが当たり前だと思っていました。
朝の大清水は人が少なくてビックリです。
私は熊鈴もしていなかったので、運が悪かったらツキノワグマに遭遇していたかもしれません
秋の尾瀬沼もステキそうですね。
ぜひ訪れたいと思います〜
はじめまして。
代表の写真、同じ場所ですね!
今回の写真の中で一番尾瀬らしくてステキだったので代表にしました
でも実際のあの場所は、この写真よりずっとステキでした。
写真ってムズカシイですね。
燧の北斜面はけっこう雪があるんですね
いつか(まずは雪のない時期に…)登ってみたいと思います
hanpenさん、はじめまして。おじゃまします。
尾瀬行きを計画中ですが
やはり夜行バス利用、大清水IN/OUT
(前回は鳩待峠IN/OUT)
行ってはみたいものの、大丈夫かな〜?とちょっと心配だったところで
hanpenさんの記録に出会えて、大変参考になりました。
素敵な記録をアップして下さってありがとうございます。
はじめまして、コメントありがとうございます♪
夜行バスには女性ソロが何人かいたので
「心強い!」と思ったのですが、
みんな鳩待峠に向かってしまいました(T_T)
大清水スタートの中にはカップルもいたので
女子が全然いないわけでもなかったのですが
帰りはグループなどそこそこ登山者がいたので、
結構女性も見かけました。
下山の時間帯はわりとにぎやかでしたよ。
バスのスケジュールが心配だったのですが
時間には余裕があり、十分楽しめました
気をつけて楽しんできてください(^_^)/
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